AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ええやん

2008年06月09日 | ♪音楽総合♪
ブックオフの500円コーナーでAUDIOSLAVEの1stを見っけたので今更ながら購入。
RAGE AGAINST THE MACHINEの演奏隊と、元SOUNDGARDENのヴォーカル、クリス・コーネルが2002年に結成したビッグコラボバンド。
まぁザックLOVEだった了見の狭い私としては、当時このバンドにはひとかけらの期待もしておりませんでした。
それにグランジ最盛期にSOUNDGARDENのアルバムを聴いて全く私の感性には響いてこなかったので、期待できないのも無理なかったわけでございます。
しかし彼らの初PV“COCHISE”を視聴してまんざらでもなかったので、いつかレンタルでもしようかなとは思っとったんです。それから月日は流れゆき、6年経った今ようやく・・・てな感じ。

で、感想は良質のヘヴィ・ロック・アルバムといった感じでしょうか。
レイジを聴いてた時になんとなく感じていたレッド・ツェッペリンのようなダイナミズムが、クリスがヴォーカルをとることによりそれがよりいっそう強調された感じですかね。やっぱこのトム、ティム、ブラッドの演奏力は、とてつもないサウンドエナジーを内包しているんだと。
レイジの時はザックのシリアスなラップVS演奏陣という、激しい個性のぶつかり合いみたいな混沌としたケミストリーが特徴でしたが、オーディオスレイヴの場合、クリスのそこそこ幅のある歌が演奏陣のヘヴィなサウンドに上手く調和した感がありますね。この辺は名プロデューサー、リック・ルービンの手腕によるところでしょうか?
だからザックのラップに抵抗を禁じ得なかったハード・ロックファンの方にも普通に聴けるかと思われます。
クリスの声はちょい暑苦しすぎるきらいがあるんですが、歌唱力、技術ともに備わった良質のヴォーカリストだと思いますね。メロウなパートなんかは今のアンソニー・キーディスよりも断然上手いと思いますし、哀愁深い“LIKE A STONE”のようなバラード調の歌メロなんかは時折デビカバっぽくも聴こえます。
でもやっぱ私はトムのトリッキーなギターワークを聞くと胸躍らされるんですよね。#9“EXPLODER”のグルーヴ感(演奏スタイルはほとんどレイジ)なんかまさにツボ!
ただ、長続きせんやろうな~という雰囲気は、この頃からなんとなく窺えますね。




今日の1曲:『Cochise』/ AUDIOSLAVE
コメント
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