AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

虎舞竜 VS TROUBLE

2009年12月19日 | やっぱりメタル!!
ちょうど17年前に、本国でThe虎舞竜の「ロード」とかいう曲が大流行した。
歌われてその日カラオケに来たことを激しく後悔する曲NO.1のあのヒットソングだ(個人の感想です)。
そのロードシリーズを第三章までシングルリリースするという信じられない商法で何億円と荒稼ぎしたらしいんだけど、出す方も出す方だが買う方も買う方?

しかもこのシリーズ、実は第十三章まであったってことが判明しました。
詳しくレポートしてくれてるヒマなブログを発見したんでご参考まで。
http://blog.livedoor.jp/textsite/archives/18300770.html


しかし、この中学生のヤンキーが思いつきそうな当て字バンド名には唖然としたけど、デビュー当時は普通に「トラブル」と名乗っていたそうだ。
ちょうど17年前に、私がハマっていたバンドも確か「トラブル」というバンドだったんですが、これはアメリカはシカゴ出身のメタルバンド。




まぁその重厚なリフ構成からモロブラック・サバス直系のバンドで、それにロバート・プラントをハスキーにしたようなヴォーカルが乗っかる感じ。
私が最初に聴いた5th『MANIC FRUSTRATION』は、垢抜けたサウンドで非常に多様性に富んだキャッチーな内容だったが、デビュー当時はドゥームメタルの先駆者としてかなりヘヴィでドロドロしたサウンドを追求していたとてもアメリカンバンドとは思えないウェット感を纏うスタイルで、カテドラルのリー・ドリアンも崇拝していたほどである。

私がよく愛聴しているのは、Def Americanに移籍してリック・ルービンをプロデューサーに迎えた4thアルバム『TROUBLE』(同タイトルの1stと区別するために邦題は『トラブル4』となっている)。




このアルバムから繰り出されるギターリフはもうヘタなスラッシュメタルバンドよりも断然カッチョよい!!
まぁ古色蒼然たるアルバムジャケを見てもわかるとおり、70年代ブリティッシュハードロックを強く意識したグルーヴ感とオーガニックなヘヴィ・ロックが見事に融合した、いわゆるストーナーロックの一大傑作に仕上がっている。
ちなみにこの時のドラマーは、元ZOETROPEのバリー・スターン。



見事にツボを突いてくるクール且つストレートなリフ展開のゾクゾクとくる絶妙さ加減。
間髪入れずにグイグイ進行していくアルバム全体の流れもとてもよい。

名エンジニアの起用で音作りの面においても彼らの最高傑作とされる5thもいいが、ドロっとした湿った感をまだまだ引きずっているこのアルバムのサウンドプロダクションの方が私にとっては遥かに好みなんだなー



今日の1曲:『R.I.P.』/ TROUBLE
コメント (2)
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