AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

角割れ・袖付き・4枚羽根。

2012年10月25日 | ミノフスキー粒子
私は一応ガンダムファンであることを自負してはいるが、まともに見てたのはファーストガンダムくらいで、Zガンダムもレンタルで一通り見ただけで、『0083』は劇場版のみ、あとは『逆襲のシャア』くらい。
『ZZ』も『ポケットの中の戦争』も『第08MS小隊』もまだ通ってない。

で、いつの間にか劇場上映が始まっていた『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』だが、レンタルでようやくエピソード4まで漕ぎ着けた。
このシリーズは、『逆襲のシャア』から3年後の話。ラプラス戦争と呼ばれるらしいが、第3次ネオ・ジオン戦争と捉えていいのかな?
今回のガンダム機には「ニュータイプ・デストロイヤー」とかいう、なにやらおっとろしいシステムが組み込まれてるとかいないとか。
一巻ごとのトータルタイムが1時間弱と、とても短いゆえ、エピソード1を見終わった時は「はぁ?」ってなったけど、エピソード2、3と進むごとに面白くなっていき、早く続きが見たくて仕方がない今日この頃なのであるが、現在レンタル棚に置かれているのはエピソード4まで。

しかし、今回のシリーズは話がけっこう込み合ったものとなっていて、次のエピソードを見るのに半年ぐらいブランクが空くのでキーワードや内容をけっこう忘れてて、過去のをまた見返してやっと理解できるという。
あと、登場人物の名前が全然覚えられん。スッと出てくるのはバナージ・リンクス(これがまたクワトロ・バジーナとこんがらがってややこしい)とミネバ・ザビ(普段はオードリー・バーンという偽名を使っている)くらい。
シャアの再来と言われる(というか多分シャア)フル・フロンタルなんて、歯ミガキ粉の商品名かと思ったもん。

ガンダムシリーズの基本パターンといえば、民間人だった少年少女たちが戦争に巻き込まれていくといった青臭いセンチメンタル展開が多いが、今シリーズもその例外に漏れない。
ただ、今回はミネバ・ラオ・ザビが大々的にフューチャーされ、これが中々の役どころを担っており、クェス・パラヤみたいなチャラチャラしたキャラではなく、ザビ家の血筋を持つ唯一の継承者たる凛とした佇まいは、物語に絶大な緊張感をもたらしている。
さすがはドズルの忘れ形見である。

1年戦争時、ドズルは妻ゼナと娘ミネバをソロモンからカプセルで脱出させ、戦死する。
「私は軍人だ。ザビ家の伝統を創る軍人だ。死にはせん。行け、ゼナ、ミネバと共に!」(涙)


しかし今回のスタッフはかなり気合が入っておまんなぁ。
アニメーションの精度の高さもさることながら、なんつってもモビルスーツ(以下MS)のメカニックデザインが秀逸である。
ジオンのMSなどは、ファーストMSの面影を残したものが殆どで、“4枚羽根”と呼ばれるサイコミュタイプのMSクシャトリヤのルックスなんてほとんどゲルググだ。
それにしてもだ。あまりといえばファーストファンに媚を売りすぎでないかい?
フル・フロンタルの仮面からしてかなり胡散臭いものを感じていたが、シャアの使い古しのフレーズが飛び出したときは思わず吹いてもーた。いや、視聴者をナメとるのかと。
こりゃブライトさんの「なにやってんの!」も後に出てくるな。

いや、でもエピソード4の冒頭でのMS地上戦には非常に興奮させられた!
ザク・スナイパーとか、ゾゴッグとか、プラモでしか見たことのないヴァリエーションタイプのMSが惜しげもなく投入されておるのだ!
ザク・キャノンなんて、ドリームキャストのソフト『機動戦士ガンダム外伝』で動いてる姿を見て以来だ。

    

今回なんといっても嬉しかったのが、ジュアッグが大活躍していたこと。
ジュアッグは私が小学生の時作った最初の1/144サイズのMSであったと思う(当時は色を塗るのが面倒くさかったので1/100派だった)。多分。


やっぱあの指先の穴からロケットランチャーが出るんだ。しかも胸からもメガ粒子砲が飛び出すなんて、すんごい火力だね。最後ビーム・ジャベリンみたいなんでやられちゃったけど。
これ多分、スタッフたち自身がアニメーションで動かしてみたかっただけとちゃうやろか。
自分たちで自分たちの夢叶えたんだよ、きっと。

いや、でも、今後もワクワクするね。

今日の1曲:『大迷惑』/ ユニコーン
コメント
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