AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

コレクター

2015年09月26日 | 名所ガイド、巡礼記
石仏巡りで汗かいてまともに昼食も食っておらず疲れたので、「cafe瑠璃」というオサレな店に寄ってみた。
http://cafe-ruri.net/

外から様子を窺っていると、すぐに朴訥な好々爺風のマスターが出てきて、「どうぞどうぞ」と我々を招き入れてくれた。
おそるおそる中入ってみて、筋金入りのレコードコレクターの経営者の店だとわかった。




昨年新築オープンしたばかりらしく、中はほんまピッカピカ。防音壁も完備。



膨大なSPレコードのコレクション。そして様々な種類の蓄音機。
ほとんど個人の娯楽部屋といった感じ。



マスターが実際にゼンマイを巻いて蓄音機でSPレコードをかけてくれた。



再生中。この針の摩擦音といい、当時の録音空間そのままの生々しい音色。ウッ、ノスタルジック!

実際の音色♪

オーダーしたマスター手作りピザも美味であった(値段も程良い)。



帰り際に店の壁際に並べられている数々のレトロコレクションを物色してると、マスターが寄ってきてうれしそうに話しかけてきた。
年代物のオルガンがあって感心してたら、「それはヤマハに社名が変わる前に製造されたもんでねぇ・・・・」と、実際フタを空けて「ファ~~~」と鍵盤をおさえて音も出してくれた。



まぁ定年退職後、貯めたお金でコレクション自慢がてら始めた店という感じなのかな。
(あるいは閉店時間が日没というこの百姓生活習慣的あいまいな営業時間からして、多分この辺の農家の土地持ちの方だと予想される)
隠居して、片田舎で自分の好きなコレクションに囲まれたオシャレな喫茶を営んで、クトゥルー本に耽ったり、旧友たちを呼んだりして音楽や会話を楽しむ・・・・
男のあこがれである。

店内では常に上品なクラシック音楽。高価なコーヒーカップ。
ここ最近入ったカフェの中で一番の極上贅沢空間だった。
そして私はその日エンジェル・ウィッチのTシャツを着ていた事を激しく後悔した。


今日の1曲:『ANGEL OF DEATH』/ ANGEL WITCH

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