CARCASSの悪名高き2nd『真・疫魔交響曲』をオークションで落札してしまった・・・
最初は500円~600円くらいで競り落とすつもりが、どこかの変態野郎がかなりの高額設定で入札してたようで、1000円を上回ってもまだ入札できなかった。
クソーと思い、できるだけ高い値段にしといてやろうと調子にのって入札額を上げているうちに不覚にも私が最高変態入札額者になってしまった・・・
実はこの『真・疫魔交響曲』、アナログで持っていたりします。
昔、バイト先のビートルズ好きのギター兄ちゃんが、中古屋で100円で安かったからと何も知らずにシャレでこのカーカスの2ndレコードを買ってしまったらしく、とんでもなくゲロ吐きそうな音楽だったので、メタル好きの私にタダで譲ってくれたのでした。
しかし家に帰って見開きジャケットを開いてみて、そこに展開している内蔵やら肉片やらの超悪趣味なグログロコラージュを見てさすがの私も意気消沈。
私はこのレコードに針を落とすことは一度もありませんでした。
今回落札したのは、初回プレス盤が1stとのカップリングで『疫魔交響曲』だったのが、再発時に2ndが独立してリリースされた『真・疫魔交響曲』と題されたやつで、全曲に渡って冗談のような邦題がついています。
なんと“はらわた”が3つも出てきます。
“×××”とは一体何なのでしょうか?いや、想像したくありませんが・・・
しかし“屍体大好き”って、なにを無邪気な邦題つけとんねん!
まぁ“HEARTWORK”聴いて「カーカス大好き!」って言ってる人も端から見たら「屍体大好き」って言ってるのと一緒なんですけどね。
結成当時のCARCASSは3人編成で、清潔感溢れる大学生風ショートヘアーだったりドレッドヘアーだったりで、ヴィジュアル的に女性人気もありそうな雰囲気。
いやぁ~しかし想像通りの劣悪ゴアサウンド。
滴る臓物をグッチャグチャにすりつぶすかのようなビル・スティアーのジョリジョリのリフ。
ゴボゴボしたジェフ・ウォーカーのゲロわめきヴォーカルに、低音のビルのデスゲボ声とが織り成す汚物的ハーモニーも極上ですな。
演奏リズムを徹底的にかき乱すケン・オーエンのもたり気味のドラム。
しかしもたつこうがテンポずれようが、お構い無しにグシャグシャブラストで爆走してます。
とにかく一聴目はあまりのゴアさに脳味噌をグッチャグチャに掻き回されたような気分になりました。
でも案外このにぶりにこもった残虐サウンドを嫌いじゃない自分がいることにも薄々気づいておりました。
そして何回も聴いてるうちにやはり、カーカスの真髄とは、この暴虐ゴア・グラインドサウンドにあるんじゃないかと。“リヴァプールの残虐王”という悪名はダテじゃないんだと!
ああ、下劣な道に堕ちて行く私を誰か止めてくれ!!
私のお気に入りは#3“腐ったはらわた”。
下品極まりないアップテンポのリフで腐乱屍体の上をスキップで跳ねてくようなご機嫌なジェフのゲロ歌がいい。そこに耐え切れず血に飢えたケンのドラムがフライング気味にウヂャーーとブラストへと雪崩れ込む。ソロ名は“熱水浣腸の挿入による地獄責めにあう直腸”。
ちなみにこの曲の歌詞中に登場する拷問器具“BRILLO PADS”の注釈に「洗剤つき金属タワシ。これじゃあ、痛えよなあ。」と、翻訳者の個人的な感想までもが記されているのがおもしろい。
いや~聴けば聴くほどクセになってくるねぇ、この血糊で塗りたくられたような残忍なドロドロ感は。曲構成もけっこう練られた作りなので、メロディック派カーカスファンの方でも案外いけるんじゃないかと。
本作をあと50回も聴けば、歌詞カード内のあの肉塊コラージュを虚ろな瞳で眺めながら「屍体大好き!」って叫んでいるかもしれません。
今日の1曲:『腐ったはらわた』/ CARCASS
最初は500円~600円くらいで競り落とすつもりが、どこかの変態野郎がかなりの高額設定で入札してたようで、1000円を上回ってもまだ入札できなかった。
クソーと思い、できるだけ高い値段にしといてやろうと調子にのって入札額を上げているうちに不覚にも私が最高変態入札額者になってしまった・・・
実はこの『真・疫魔交響曲』、アナログで持っていたりします。
昔、バイト先のビートルズ好きのギター兄ちゃんが、中古屋で100円で安かったからと何も知らずにシャレでこのカーカスの2ndレコードを買ってしまったらしく、とんでもなくゲロ吐きそうな音楽だったので、メタル好きの私にタダで譲ってくれたのでした。
しかし家に帰って見開きジャケットを開いてみて、そこに展開している内蔵やら肉片やらの超悪趣味なグログロコラージュを見てさすがの私も意気消沈。
私はこのレコードに針を落とすことは一度もありませんでした。
今回落札したのは、初回プレス盤が1stとのカップリングで『疫魔交響曲』だったのが、再発時に2ndが独立してリリースされた『真・疫魔交響曲』と題されたやつで、全曲に渡って冗談のような邦題がついています。
なんと“はらわた”が3つも出てきます。
“×××”とは一体何なのでしょうか?いや、想像したくありませんが・・・
しかし“屍体大好き”って、なにを無邪気な邦題つけとんねん!
まぁ“HEARTWORK”聴いて「カーカス大好き!」って言ってる人も端から見たら「屍体大好き」って言ってるのと一緒なんですけどね。
結成当時のCARCASSは3人編成で、清潔感溢れる大学生風ショートヘアーだったりドレッドヘアーだったりで、ヴィジュアル的に女性人気もありそうな雰囲気。
いやぁ~しかし想像通りの劣悪ゴアサウンド。
滴る臓物をグッチャグチャにすりつぶすかのようなビル・スティアーのジョリジョリのリフ。
ゴボゴボしたジェフ・ウォーカーのゲロわめきヴォーカルに、低音のビルのデスゲボ声とが織り成す汚物的ハーモニーも極上ですな。
演奏リズムを徹底的にかき乱すケン・オーエンのもたり気味のドラム。
しかしもたつこうがテンポずれようが、お構い無しにグシャグシャブラストで爆走してます。
とにかく一聴目はあまりのゴアさに脳味噌をグッチャグチャに掻き回されたような気分になりました。
でも案外このにぶりにこもった残虐サウンドを嫌いじゃない自分がいることにも薄々気づいておりました。
そして何回も聴いてるうちにやはり、カーカスの真髄とは、この暴虐ゴア・グラインドサウンドにあるんじゃないかと。“リヴァプールの残虐王”という悪名はダテじゃないんだと!
ああ、下劣な道に堕ちて行く私を誰か止めてくれ!!
私のお気に入りは#3“腐ったはらわた”。
下品極まりないアップテンポのリフで腐乱屍体の上をスキップで跳ねてくようなご機嫌なジェフのゲロ歌がいい。そこに耐え切れず血に飢えたケンのドラムがフライング気味にウヂャーーとブラストへと雪崩れ込む。ソロ名は“熱水浣腸の挿入による地獄責めにあう直腸”。
ちなみにこの曲の歌詞中に登場する拷問器具“BRILLO PADS”の注釈に「洗剤つき金属タワシ。これじゃあ、痛えよなあ。」と、翻訳者の個人的な感想までもが記されているのがおもしろい。
いや~聴けば聴くほどクセになってくるねぇ、この血糊で塗りたくられたような残忍なドロドロ感は。曲構成もけっこう練られた作りなので、メロディック派カーカスファンの方でも案外いけるんじゃないかと。
本作をあと50回も聴けば、歌詞カード内のあの肉塊コラージュを虚ろな瞳で眺めながら「屍体大好き!」って叫んでいるかもしれません。
今日の1曲:『腐ったはらわた』/ CARCASS
だったんですが、やっぱり今も聴けません。
あましんさんの解説でますます、、、
ムリムリ(笑)
と思う今日この頃です。
夢に見そうです(^^;;
僕自身、痛々しいものって実は苦手なんですよ~。
でもCARCASSの場合、絶対ありえないことをおもしろおかしく捲くし立ててるとわかってるので、殆どギャクとしか思えなくて逆に楽しめちゃうんですよ~。
小学生がおもしろがってオゲレツな言葉を吐くじゃないですか?あの感覚に似ています。
いやでもあの超有名作「HEARTWORK」はもう全然グロさが取り除かれて、CARCASSとは名ばかりのスタイリッシュなテクニカル・メロディアス・デスにガラリと変貌したんすよ!
デスメタ界の「マスター・オブ・パペッツ」的賞賛を得ていますので、是非一度ご賞味下さい。