先週金曜から全国ロードショーされた待望の機動戦士ガンダム最新作『閃光のハサウェイ』。
ガンダムは好きだけど、ガンダム作品を毎回劇場鑑賞するほど熱心なファンではない私なんですが、今回の『ハサウェイ』は映画化が決定された時分からなかなか盛り上がっており気になってしゃーなかったんで、2週目の週末に観に行った。
当日ははりきってマッドアングラー隊のミリタリーTシャツに身を包み、劇場へと乗り込んだ。
へへへ・・・これを着ると、思わずジオン訛りになっちゃうね。
発券するとき、1000円上乗せ料金の4DXで鑑賞するか、ノーマルで鑑賞するか迷ったが、まぁ最近イベント事も全然ないし4DXをガンダム作品で初体験しておくのも悪くないんじゃないかと、4DXの方を選択したのは私の今回の大失策であった。
もう最初のデモンストレーション映像でこの4DXシステムが作動した時点で、「これはいらん」と思った。
本編が始まり、シャトル内のシーンでべつに画面ではたいして揺れてないのにシートが不必要に振動する。これで臨場感を感じれるわけでもなく、逆に画面に集中できない。
とくに私は予告編も視聴してなかったし、小説版も読んでないので、前情報がほとんどないまま今回の作品に臨んでおり、いきなり主要となる3人の人物がシャトル内で一同に会していて、その会話を注意深く聞いてないとなかなか話の内容に付いていけそうもない。ガンダムってのは本当にややこしい話だから。
今回の主人公ハサウェイ・ノアは、言わずもがな元ホワイトベース隊のブライト・ノア艦長の息子。
1988年に劇場公開された『逆襲のシャア』で本格的に登場し、その時はクエス・パラヤというガキの尻を追いかけ回していただけという印象だったが、あれから12年、ハサウェイはシャアの意思を受け継いでか、反地球連邦政府組織マフティーのリーダー格にまで上り詰めた大物になっていた。
それにしても、シャアの反乱の時は勝手にモビルスーツ乗りまわしてクエスが殺されたことに逆上し、無防備のチェーンのMSを撃墜しただけの子供が(それは連邦側にはバレてない?)、そこまでの人物になったその12年間の経緯が非常に気になるところではある(小説版にあるのかな?)。
冒頭からのハイジャックシーンはなかなか残酷ショッキングな趣で、今までのガンダム作品にはないハリウッド映画的な演出にちょっとビックラこいた。
スリップノットみたいなキャラクターとか出てきて、「『ダークナイト』やん!」って思ってしまった。
ここでも血しぶきが飛び散るシーンで、座席後頭部らへんからプシャーっとミストを顔にぶっかけられるという屈辱的な4DXが作動。
返り血浴びる疑似体験なんかしとーないわ!!
映像はもうCGを駆使しまくりという感じで、海とか植物なんかほとんど実写。ちょっと力入り過ぎとちゃう?とは思った。
MS同士の市街戦での臨場感はなかなかのもので、戦っている下で市民たちが逃げ惑い、瓦礫や流れ弾の犠牲となる。
まぁそれはファーストガンダムの頃から描かれてはいたが、今回の作品はその恐ろしさがよりリアルに迫ってくる。
悲しいけど、これが戦争なのよね。
ただ、雨の降ってるシーンで、わざわざ劇場の天井から水滴が数滴降ってくるというギミックは心底いらんと思った。
終盤でのガンダムVSガンダムの空中戦は、正直よくわからんかった。
まず、どっちがどっちのガンダムなのか、ほとんど区別がつかなかった。
だって、4DXシステムが待ってましたとばかりにますます激しく作動しだすんやもん。ほんま集中できひんしイヤになった。
ジェットコースターがジグザグのレールの上を走行してる時のガクンガクンするあの感じを、ずーーーと体験させられる。
シートベルトもないので、席からずり落ちそうになるわでずっと肘掛をつかんで踏んばってなければならず、こんなんで画面に集中できるはずもない。
だいたいこの振動が別に画面のシーンとうまくリンクしているようには思えんのよ。ホンマにいらんでこのシステム。技術力の無駄使いもええとこですわ。
まぁミノフスキー粒子が散布されるシーンとかで、テキトーにスモークが焚かれてスクリーン画面が歪んでくるみたいな演習があったら面白いとは思うが。
でラスト、マフティーの連中が勝利の歓声を上げていたのでどうやらハサウェイ機が勝ったみたいだけど、これは一体どういう作戦でどう勝ったの?て感じだった。
それと、この作品って1作品完結じゃなかったのね。
ハサウェイがクエスとの姿をダブらせた謎の女ギギ・アンダルシアは、結局謎すぎる存在のままだったし、終わってみれば今回は導入も導入の内容だったな。
今後どのような展開をみせるのか、全く予想がつかないが、ハサウェイは幸せな結末を迎えられそうもないなぁ。
次回作からもずっと劇場で鑑賞するかどうかはわからないが、確実に言えることは、どんなアクション映画であれ、4DXで映画を鑑賞することだけは二度とないだろう。
2週目来場者特典。これはハサウェイの母ちゃんと妹やな。
ガンダムは好きだけど、ガンダム作品を毎回劇場鑑賞するほど熱心なファンではない私なんですが、今回の『ハサウェイ』は映画化が決定された時分からなかなか盛り上がっており気になってしゃーなかったんで、2週目の週末に観に行った。
当日ははりきってマッドアングラー隊のミリタリーTシャツに身を包み、劇場へと乗り込んだ。
へへへ・・・これを着ると、思わずジオン訛りになっちゃうね。
発券するとき、1000円上乗せ料金の4DXで鑑賞するか、ノーマルで鑑賞するか迷ったが、まぁ最近イベント事も全然ないし4DXをガンダム作品で初体験しておくのも悪くないんじゃないかと、4DXの方を選択したのは私の今回の大失策であった。
もう最初のデモンストレーション映像でこの4DXシステムが作動した時点で、「これはいらん」と思った。
本編が始まり、シャトル内のシーンでべつに画面ではたいして揺れてないのにシートが不必要に振動する。これで臨場感を感じれるわけでもなく、逆に画面に集中できない。
とくに私は予告編も視聴してなかったし、小説版も読んでないので、前情報がほとんどないまま今回の作品に臨んでおり、いきなり主要となる3人の人物がシャトル内で一同に会していて、その会話を注意深く聞いてないとなかなか話の内容に付いていけそうもない。ガンダムってのは本当にややこしい話だから。
今回の主人公ハサウェイ・ノアは、言わずもがな元ホワイトベース隊のブライト・ノア艦長の息子。
1988年に劇場公開された『逆襲のシャア』で本格的に登場し、その時はクエス・パラヤというガキの尻を追いかけ回していただけという印象だったが、あれから12年、ハサウェイはシャアの意思を受け継いでか、反地球連邦政府組織マフティーのリーダー格にまで上り詰めた大物になっていた。
それにしても、シャアの反乱の時は勝手にモビルスーツ乗りまわしてクエスが殺されたことに逆上し、無防備のチェーンのMSを撃墜しただけの子供が(それは連邦側にはバレてない?)、そこまでの人物になったその12年間の経緯が非常に気になるところではある(小説版にあるのかな?)。
冒頭からのハイジャックシーンはなかなか残酷ショッキングな趣で、今までのガンダム作品にはないハリウッド映画的な演出にちょっとビックラこいた。
スリップノットみたいなキャラクターとか出てきて、「『ダークナイト』やん!」って思ってしまった。
ここでも血しぶきが飛び散るシーンで、座席後頭部らへんからプシャーっとミストを顔にぶっかけられるという屈辱的な4DXが作動。
返り血浴びる疑似体験なんかしとーないわ!!
映像はもうCGを駆使しまくりという感じで、海とか植物なんかほとんど実写。ちょっと力入り過ぎとちゃう?とは思った。
MS同士の市街戦での臨場感はなかなかのもので、戦っている下で市民たちが逃げ惑い、瓦礫や流れ弾の犠牲となる。
まぁそれはファーストガンダムの頃から描かれてはいたが、今回の作品はその恐ろしさがよりリアルに迫ってくる。
悲しいけど、これが戦争なのよね。
ただ、雨の降ってるシーンで、わざわざ劇場の天井から水滴が数滴降ってくるというギミックは心底いらんと思った。
終盤でのガンダムVSガンダムの空中戦は、正直よくわからんかった。
まず、どっちがどっちのガンダムなのか、ほとんど区別がつかなかった。
だって、4DXシステムが待ってましたとばかりにますます激しく作動しだすんやもん。ほんま集中できひんしイヤになった。
ジェットコースターがジグザグのレールの上を走行してる時のガクンガクンするあの感じを、ずーーーと体験させられる。
シートベルトもないので、席からずり落ちそうになるわでずっと肘掛をつかんで踏んばってなければならず、こんなんで画面に集中できるはずもない。
だいたいこの振動が別に画面のシーンとうまくリンクしているようには思えんのよ。ホンマにいらんでこのシステム。技術力の無駄使いもええとこですわ。
まぁミノフスキー粒子が散布されるシーンとかで、テキトーにスモークが焚かれてスクリーン画面が歪んでくるみたいな演習があったら面白いとは思うが。
でラスト、マフティーの連中が勝利の歓声を上げていたのでどうやらハサウェイ機が勝ったみたいだけど、これは一体どういう作戦でどう勝ったの?て感じだった。
それと、この作品って1作品完結じゃなかったのね。
ハサウェイがクエスとの姿をダブらせた謎の女ギギ・アンダルシアは、結局謎すぎる存在のままだったし、終わってみれば今回は導入も導入の内容だったな。
今後どのような展開をみせるのか、全く予想がつかないが、ハサウェイは幸せな結末を迎えられそうもないなぁ。
次回作からもずっと劇場で鑑賞するかどうかはわからないが、確実に言えることは、どんなアクション映画であれ、4DXで映画を鑑賞することだけは二度とないだろう。
2週目来場者特典。これはハサウェイの母ちゃんと妹やな。
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