AMASHINと戦慄

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ラブソングができるまで

2007年12月15日 | しねしねシネマ
友人2人があまりに絶賛するもので、柄にもなく『ラブソングができるまで』という恋愛映画を80円レンタルでかりてみました。

確かに冒頭の80年代洋楽ポップス全開のPVには笑いました。あれは完全ワム!のスタイルを参考にしておりますな。曲そのものはリック・アストリーテイストが漂っておりましたが。
まぁでもジャーニーの“SEPARATE WAYS”のPVには遥か及びませんが。

内容は展開まるわかりの典型的なラブストーリー。私もこういうわかりやすくて気楽に楽しめるラブコメは大好きです。
洋楽ポップを聴いていた小学生時代によく耳にしたアーティスト名とかも出てきたりして(REOスピードワゴンとか)笑えます。
ただ、この映画でヒュー・グラントはアンドリュー・リッジリーみたいな役だったのか知りませんが、『アバウト・ア・ボーイ』の時のキャラとモロ被り。ラストの展開なんかも『アバウト・ア・ボーイ』となんとなく似てるし。ひょっとして同じ脚本家?
しかし、なぜ私の友人らが興奮して会話の中で「バリュー・ドリモア」と言い間違えたり、本作を3回も観てしまうほどオススメなのかはちょっとわかりません。
彼らは趣味で作曲とかしてる連中なので、おそらく映画のテーマそのものに感銘を受けたのだと思います。

ドリュー演じる作詞家ソフィーが「メロディーは外見で歌詞は中身」と言っていましたが、私の場合はアレックスの言っていた「歌詞は二の次」という言葉の方に共感を覚えてしまった。
名曲というのは必ずしも歌詞とメロディー両方兼ね備えているとは限らないと思います。
Coccoみたいに歌詞とメロディーが同時に絶妙な形で自然と思い浮かぶ天才シンガーソングライターなどはごく稀におりますが、楽曲が良いからといってその歌詞内容が優れている曲には中々お目にかかれないです。
最近ハマった木村カエラの“TREE CLIMBERS”は最高にイカした楽曲ではありますが、歌詞を読んであまりの詩的センス皆無な内容にスカし屁をもらしてしまいました。このショボい歌詞であのようなカッコいい曲を作ってしまった作曲者がスゴい!!

私の場合は楽曲がよければ全てよしなんです。
逆にメロディーはいいのに歌詞のショボさに聴いてられなくなる時があります。特にJヒップホップやJレゲエのリリックは聴くに耐えない。
だから昔は歌詞内容がわかってしまう邦楽なんかは殆ど聴いてませんでした。
ソフィーの論説からいくと、JEFF BECKの“SCATTERBRAIN”や、METALLICAの“ORION”のようなインストナンバーは「外見だけかい!」ということになります。
まぁ極論ですが。


この映画で外見がよかったのはブリトニー(というよりホリー・バランス)をイメージしたエロカワ歌姫コーラ役のヘイリー・ベネット。
友人たちはひょっとしたらラストの彼女のエロエロステージシーンに興奮していたのかもしれません。
それなら3回も見てしまったのにも納得がいきます。
まぁでもおもしろかった。

オススメ度:★★★★



今日の1曲:『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』/ WHAM!

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