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そういやモービッド・エンジェルの新譜『ILLUD DIVINUM INSANUS~狂える神々~』の感想がまだでしたね。
ってか別に誰も待ち望んでないと思うけど。
今回バンドに復帰したオリジナルヴォーカリストであるデヴィッド・ヴィンセント(なぜか“ミスター・ヴィンセント”と改名
)の16年ぶりのスタジオ咆哮が聴けるということで、初期からのモービッドファンとしては今作に期待するなと言う方が無理なわけでありまして。
そしてバルザイの偃月刀を用意し、ズカウバの薫香を焚いて万全の心構えでこのデスメタル界の帝王の約8年ぶりの新作に臨んだわけでありますが。
まぁ、B!誌では90点なんて高得点をつけられつつも、オープニングを挟んでいきなりインダストリアルなナンバーで肩透かしを食らうというようなレビューを読んでたのでそれなりの心構えはできてはいましたが、まさかそういうのが3、4曲もあることは想定外でした。
これまでも宇宙的ブラスフェミーな雰囲気作りの演出として、プログラミング的な楽曲は存在していたが、これはなんかデヴィッドが奥さんとやってたSMインダストリアルバンドGENITORTURESの趣味が出てしまったのか?正直つまらない。てゆーかしつこい。
もちろんモービッド従来のブルータルなキラーチューンも存在してますよ。
演奏力も帝王の名に恥じない殺傷性と激烈さを備えておりますし。
やっぱりヴィンセントの威厳に満ちたヴォーカリゼーションは存在感あるし、ピンチヒッタードラマーのティム・ヤング(HATE ETERNAL)のドラミングも申し分ない。
今回の個人的フェイバリットナンバーはこれですかな。
Blades of Baal
でもなんかデヴィッドの声、以前より邪悪さが減退したような気がしません?アカ抜けたというか。
ライブでのオーディエンスとの一体感をあからさまに狙ったキャッチーなM5「I AM MORBID」なんか、「俺は不健全!」と歌いながらもちっとも不健全でない。むしろデヴィッドのコールは健康優良児そのもの。
トレイ・アザトースのギタープレイはより磨きがかかったように見受けられるが、なんか整合感ありすぎというか、まともすぎ。
以前の猛り狂うような、まさに“盲目にして錯乱の主”ともいうべきあの混沌としたプレイが聴けなくてちとさみしい。
後半はさらにつっこみどころ満載のナンバーが続く。
M7「DESTRUCTOS VS THE EARTH/ATTACK」(「破壊怪獣デストラクトス 対 地球/強襲!」?)はタイトルからしてダサいが、本作中最もつまらない打ち込みナンバー。
「マリリン・マンソンか!」とつっこまずにはおれないM10「RADIKULT」のブギウギ感・・・これはもう聴いててこっちが恥ずかしくなる。
ラストの「MEA CULPA」なんか、一歩間違えれば陳腐なシンフォニックデスになりかねん。トレイの日本アニメ好きがモービッドの音楽性にとうとう悪影響を及ぼし始めたか?!(デヴィッドの「オーワッ!」つーコーラスがまたダサい)
今回最も昔気質のモービッドらしいナンバー。
しかしデヴィッドの「オオ~オ」っていうメロコアまがいのコーラスなんとかならんのか?
まぁこういうのもモービッドの進化した形のひとつなのかもしれません。
ただ残念なのは、こういった打ち込み系の曲を除いても、聴き応えのあるナンバーが2、3曲くらいしかないこと。
9月のライブには期待してます。
こんなんも出てます。
ちょっとした邪神なら召喚できるんじゃないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/69/e23367746bdbf9a121ed3eac07d44ed9.jpg)
今日の1曲:『NEVERMORE』/ MORBID ANGEL
ってか別に誰も待ち望んでないと思うけど。
今回バンドに復帰したオリジナルヴォーカリストであるデヴィッド・ヴィンセント(なぜか“ミスター・ヴィンセント”と改名
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そしてバルザイの偃月刀を用意し、ズカウバの薫香を焚いて万全の心構えでこのデスメタル界の帝王の約8年ぶりの新作に臨んだわけでありますが。
まぁ、B!誌では90点なんて高得点をつけられつつも、オープニングを挟んでいきなりインダストリアルなナンバーで肩透かしを食らうというようなレビューを読んでたのでそれなりの心構えはできてはいましたが、まさかそういうのが3、4曲もあることは想定外でした。
これまでも宇宙的ブラスフェミーな雰囲気作りの演出として、プログラミング的な楽曲は存在していたが、これはなんかデヴィッドが奥さんとやってたSMインダストリアルバンドGENITORTURESの趣味が出てしまったのか?正直つまらない。てゆーかしつこい。
もちろんモービッド従来のブルータルなキラーチューンも存在してますよ。
演奏力も帝王の名に恥じない殺傷性と激烈さを備えておりますし。
やっぱりヴィンセントの威厳に満ちたヴォーカリゼーションは存在感あるし、ピンチヒッタードラマーのティム・ヤング(HATE ETERNAL)のドラミングも申し分ない。
今回の個人的フェイバリットナンバーはこれですかな。
Blades of Baal
でもなんかデヴィッドの声、以前より邪悪さが減退したような気がしません?アカ抜けたというか。
ライブでのオーディエンスとの一体感をあからさまに狙ったキャッチーなM5「I AM MORBID」なんか、「俺は不健全!」と歌いながらもちっとも不健全でない。むしろデヴィッドのコールは健康優良児そのもの。
トレイ・アザトースのギタープレイはより磨きがかかったように見受けられるが、なんか整合感ありすぎというか、まともすぎ。
以前の猛り狂うような、まさに“盲目にして錯乱の主”ともいうべきあの混沌としたプレイが聴けなくてちとさみしい。
後半はさらにつっこみどころ満載のナンバーが続く。
M7「DESTRUCTOS VS THE EARTH/ATTACK」(「破壊怪獣デストラクトス 対 地球/強襲!」?)はタイトルからしてダサいが、本作中最もつまらない打ち込みナンバー。
「マリリン・マンソンか!」とつっこまずにはおれないM10「RADIKULT」のブギウギ感・・・これはもう聴いててこっちが恥ずかしくなる。
ラストの「MEA CULPA」なんか、一歩間違えれば陳腐なシンフォニックデスになりかねん。トレイの日本アニメ好きがモービッドの音楽性にとうとう悪影響を及ぼし始めたか?!(デヴィッドの「オーワッ!」つーコーラスがまたダサい)
今回最も昔気質のモービッドらしいナンバー。
しかしデヴィッドの「オオ~オ」っていうメロコアまがいのコーラスなんとかならんのか?
まぁこういうのもモービッドの進化した形のひとつなのかもしれません。
ただ残念なのは、こういった打ち込み系の曲を除いても、聴き応えのあるナンバーが2、3曲くらいしかないこと。
9月のライブには期待してます。
こんなんも出てます。
ちょっとした邪神なら召喚できるんじゃないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/69/e23367746bdbf9a121ed3eac07d44ed9.jpg)
今日の1曲:『NEVERMORE』/ MORBID ANGEL
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