AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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特集チベタン・フリーダム SHAMBALA

2008年04月06日 | ♪音楽総合♪
先月のラサでのチベット人デモに対しての中国共産党による武力弾圧(虐殺)に対して世界各国で北京五輪ボイコットの気運が高まりつつありますね。
フランスのサルコジ大統領が開会式欠席を示唆、サッカーのインド代表チームの主将選手は既に聖火ランナーを辞退しております。
映画界ではスティーヴン・スピルバーグ監督が五輪での芸術顧問を辞退し、俳優のリチャード・ギア氏は北京五輪をボイコットすべきだと呼びかけ、それが原因で中国市場に配慮した日産がCM起用をドタキャン。
日産 苦渋の選択“リチャード・ギアよりも中国が大事”』(ゲンダイネットより)

音楽界ではビョークがラサ騒動前に上海コンサートで「チベット、チベット」と叫んだのは先日ブログでお伝えした通りだが、10年以上前、すでに海外音楽界ではこういった「チベタン・フリーダム・ムーブメント」が活発化し出していたことをご存知だろうか?

1996年、アメリカのヒップ・ホップ・グループBEASTIE BOYS主催のもと、サンフランシスコで『チベタン・フリーダム・コンサート』開催された。
このフェスティバルに参加したアーティストには、BEASTIE BOYSの他、SMASHING PUMPUKINS、FOO FIGHTERS、CIBO MATTO、RED HOT CHILI PEPPERS、RAGE AGAINST THE MACHINE、SONIC YOUTH、BECK、BJORK、DE LA SOUL、FUGEES、SKATALITES、YOKO ONOなど、そうそうたるアーティストが参加。
10万人以上の音楽ファンがコンサートにつめかけその収益金80万ドルが、1994年にビースティーズのメンバーアダム・ヤウチが自らチベット民族のサポート、チベット問題の広報活動のために非営利団体として立ち上げた“ミラレパ基金(The Milarepa Fund)” に寄付された。

私自身、ビースティ・ボーイズの音楽は大好きで、特にスノーボードにハマっていた20代前半にヤウチのライフスタイルに少なからず影響された時期がございました。彼自身筋金入りのスノーボーダーで、音楽活動よりも年がら年中雪山にこもる事の多い彼は、ネパール旅行の際、そこのチベット人の難民に出会い、中国政府のチベット人に対する惨たらしい弾圧の実態を知ることになったのだそうだ。

私が昔中古屋で購入したビースティのVHSで『SABOTAGE』というのがある。
最近久々に鑑賞したのだが、本作には彼らが一番脂に乗っていた3rd、4thリリース時のレア映像が収められており、様々なミュージシャンとのコラボレコーディング風景、サイプレス・ヒル等とのジョイントライヴシーンや、名曲“SABOTAGE”のPV撮影シーンのおふざけコント、さらにはハードコア・ナンバーでのスケーターPVなども収められており、特に“MULLETHEAD”のインストゥルメンタルがバックで流れる中、(ヤウチ本人が?)雪山をスノボーで滑走するPVはマジかっこ良過ぎる!

beastie boys - mullethead (instr.version) MCA gets wild!


テープの巻末には、チベット僧侶たちの伝統舞踊シーン、『ダライ・ラマと中国共産党チベット侵略の歴史』が紹介されている。
エンディングでは、チベット仏教の読経のサンプリングを駆使したナンバー“SHAMBALA”が流れるのだが、輸入盤だったので、このときテロップにチベットの悲惨な現状や、チベット救済支援をビースティが呼びかけていたということを、当時私は全く気づいてなかった。
彼らが当時いかに真剣にチベット問題に取り組んでいたかが窺い知れる。



今日の1曲:『BODHISATTVA VOW』 / BEASTIE BOYS

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