先月ライヴ会場でも先行発売されていた筋少初のヒストリー本『筋肉少女帯自伝』を読み終えた。
内容は現正式メンバー4人が、各々自分たちの歴史を振り返るというインタビュー集。
そして未発表音源のCD付!これを買わない手はないだろう。
本書は、充実した筋少の裏話満載の筋少好きなら退屈しない内容となっている。
大槻ケンヂの話は60%ウソみたいだが(本人談)、ナゴム時代のケラの数々の武勇伝(ハードコアバンドの連中によく絡まれてて、電グルーヴのマリンがその盾となったりしたとか。ケラは凄い人だったみたいだ)は大変興味深く読ませて頂いた。
あとは初期筋少時代に全国の客の女の子の胸をライヴ中揉みまくってたとか(その合図で“モーレツア太郎”が始まるらしい)、20代の頃はグルーピーの子とHしまくったとか女がらみの自慢話が多くてかなりゲンナリさせられた。
橘高の話が一番ドラマ性があっておもしろく、関西出身で両親の血液型はA型なのに自分はO型だったとか、かなり複雑な家庭環境で育ったらしく、彼は本当に波乱に満ちた人生を歩んできたんだなぁ~と。
彼のギターそのものはそれほど好きじゃないんだが、オーケンと違って器がでかくてとにかく生き様がカッコいい!幼い頃久保田早紀の「異邦人」のメロディーラインに惹かれたというのが私と一緒だったので親しみを覚えました。
筋少オーディションの話はかなり笑えた。「YAMAHA中高生バンド合戦」で最優秀ギタリスト賞を獲ってた彼は、最初「なんで俺が筋少なんかに入らなきゃならねーんだ!?」とかなり見下していたらしいが、エディのピアノを聴いて「彼となら面白い音楽が作れるかもしれない」と思い加入を決意したのだとか。そして筋少加入後「三柴君は脱退しました」と後で電話で聞かされて、めっちゃショックを受けたとか。
実は筋少の歴代メンバーって、みんなこの「YAMAHA中高生バンド合戦」の連中なんだね。狭!
橘高はアルージュの全身バンド、スリージー・ラスターのギタリストで、本城はケラ率いる有頂天のギタリスト。太田もY.T.Jという常連バンドのドラマーで当時からかなり上手かったとか。そして三柴氏は“新東京正義乃士”というアヴァンギャルドなバンドに在籍していたそうな。この音源はぜひ聴きたい!
第一期筋肉少女帯メンバー
本城さんの章は少々退屈。彼は筋少出戻りメンバーやったんですな。当時有頂天とか3つぐらいバンドを掛け持ちしてたらしく、ド派手なパフォーマンスでしょっちゅうステージで気を失ったり怪我をしていたらしい。
文章からしても彼の人柄の良さが滲み出ており、ギターに対する姿勢なんかもすごくマジメ。
そしてラストは内田雄一郎の章。もうこの人は筋少の歩く歴史教科書でんな。
中学生の時に結成した筋少の前身バンド「ドテチンズ」のことや、空バカ結成秘話、三柴理氏との出会い、初期作品のレコーディング風景など、大変興味深い話が目白押しであった。
残念に思ったのが、“夜歩く”のあの歪んだベースラインを弾いてるは実は内田氏ではなく、三柴氏が指名した別のフレットレスベース奏者だったということ。
そして「未発表音源CD」だが、まぁ昔録ったライヴ音源集で、クリムゾンの「アースバウンド」ばりに音質が悪いが、筋少ファンにはたまらないディープな内容となっている。
1.これでいいのだ(89年ライヴ 芝浦インクスティック)
『猫のテブクロ』収録前の第三期筋少の貴重な初ライヴ音源。録音状態がかなり悪辣だが、凄い熱気が伝わってくる。オーケンの中間の語りがレコーディングとはかなり異なっており、こっちの話の方がディープでおもしろい。
2.パヤパヤ(85年ライヴ 渋谷La.mama)
インディーズ時代の本城、三柴が同居していた頃の貴重な音源。オーケンの受験失敗宣言がおもしろい。パヤパヤは空手バカボンヴァージョンしか聴いたことなかったけど、このアレンジはゆらゆら帝国っぽいな。
3.家族の肖像
4.日本の米(82年ライヴ 渋谷DO IN')
「サザサザサザサザサザエサ~~ン!!」
YAMAHA中高生バンド合戦での模様。演奏はかなりヒドイものがある。
MCのお姉さんと客とのやり取りが最高である。
MCのお姉さん:「ある時は有頂天、ある時は筋肉少女帯・・・」
客:「トシーーー!!(本城の名前)」
MCのお姉さん:「何がトシよ。アホかっちゅーの!」
この時は皆高校生でみおという女性キーボードが在籍してたみたいだ。
今日の1曲:『パヤパヤ』/ 筋肉少女隊
内容は現正式メンバー4人が、各々自分たちの歴史を振り返るというインタビュー集。
そして未発表音源のCD付!これを買わない手はないだろう。
本書は、充実した筋少の裏話満載の筋少好きなら退屈しない内容となっている。
大槻ケンヂの話は60%ウソみたいだが(本人談)、ナゴム時代のケラの数々の武勇伝(ハードコアバンドの連中によく絡まれてて、電グルーヴのマリンがその盾となったりしたとか。ケラは凄い人だったみたいだ)は大変興味深く読ませて頂いた。
あとは初期筋少時代に全国の客の女の子の胸をライヴ中揉みまくってたとか(その合図で“モーレツア太郎”が始まるらしい)、20代の頃はグルーピーの子とHしまくったとか女がらみの自慢話が多くてかなりゲンナリさせられた。
橘高の話が一番ドラマ性があっておもしろく、関西出身で両親の血液型はA型なのに自分はO型だったとか、かなり複雑な家庭環境で育ったらしく、彼は本当に波乱に満ちた人生を歩んできたんだなぁ~と。
彼のギターそのものはそれほど好きじゃないんだが、オーケンと違って器がでかくてとにかく生き様がカッコいい!幼い頃久保田早紀の「異邦人」のメロディーラインに惹かれたというのが私と一緒だったので親しみを覚えました。
筋少オーディションの話はかなり笑えた。「YAMAHA中高生バンド合戦」で最優秀ギタリスト賞を獲ってた彼は、最初「なんで俺が筋少なんかに入らなきゃならねーんだ!?」とかなり見下していたらしいが、エディのピアノを聴いて「彼となら面白い音楽が作れるかもしれない」と思い加入を決意したのだとか。そして筋少加入後「三柴君は脱退しました」と後で電話で聞かされて、めっちゃショックを受けたとか。
実は筋少の歴代メンバーって、みんなこの「YAMAHA中高生バンド合戦」の連中なんだね。狭!
橘高はアルージュの全身バンド、スリージー・ラスターのギタリストで、本城はケラ率いる有頂天のギタリスト。太田もY.T.Jという常連バンドのドラマーで当時からかなり上手かったとか。そして三柴氏は“新東京正義乃士”というアヴァンギャルドなバンドに在籍していたそうな。この音源はぜひ聴きたい!
第一期筋肉少女帯メンバー
本城さんの章は少々退屈。彼は筋少出戻りメンバーやったんですな。当時有頂天とか3つぐらいバンドを掛け持ちしてたらしく、ド派手なパフォーマンスでしょっちゅうステージで気を失ったり怪我をしていたらしい。
文章からしても彼の人柄の良さが滲み出ており、ギターに対する姿勢なんかもすごくマジメ。
そしてラストは内田雄一郎の章。もうこの人は筋少の歩く歴史教科書でんな。
中学生の時に結成した筋少の前身バンド「ドテチンズ」のことや、空バカ結成秘話、三柴理氏との出会い、初期作品のレコーディング風景など、大変興味深い話が目白押しであった。
残念に思ったのが、“夜歩く”のあの歪んだベースラインを弾いてるは実は内田氏ではなく、三柴氏が指名した別のフレットレスベース奏者だったということ。
そして「未発表音源CD」だが、まぁ昔録ったライヴ音源集で、クリムゾンの「アースバウンド」ばりに音質が悪いが、筋少ファンにはたまらないディープな内容となっている。
1.これでいいのだ(89年ライヴ 芝浦インクスティック)
『猫のテブクロ』収録前の第三期筋少の貴重な初ライヴ音源。録音状態がかなり悪辣だが、凄い熱気が伝わってくる。オーケンの中間の語りがレコーディングとはかなり異なっており、こっちの話の方がディープでおもしろい。
2.パヤパヤ(85年ライヴ 渋谷La.mama)
インディーズ時代の本城、三柴が同居していた頃の貴重な音源。オーケンの受験失敗宣言がおもしろい。パヤパヤは空手バカボンヴァージョンしか聴いたことなかったけど、このアレンジはゆらゆら帝国っぽいな。
3.家族の肖像
4.日本の米(82年ライヴ 渋谷DO IN')
「サザサザサザサザサザエサ~~ン!!」
YAMAHA中高生バンド合戦での模様。演奏はかなりヒドイものがある。
MCのお姉さんと客とのやり取りが最高である。
MCのお姉さん:「ある時は有頂天、ある時は筋肉少女帯・・・」
客:「トシーーー!!(本城の名前)」
MCのお姉さん:「何がトシよ。アホかっちゅーの!」
この時は皆高校生でみおという女性キーボードが在籍してたみたいだ。
今日の1曲:『パヤパヤ』/ 筋肉少女隊
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