AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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屍体でバカを沸かせましょう

2014年05月07日 | コンサート
今年のGWは、いきなしCARCASSのライブで幕を開けた(厳密にいうと、この日は出勤日で仕方なく有給をとった)。

奇跡の復活を遂げた5年前のライブで感無量だったんだが、やっぱ近くにCARCASSが来るとなるとどうしても心の奥底に潜む屍体愛好癖みたいなもんがモラホラと疼きだしてきやがる。
てなことを、5年前のレポにも書いたような・・・グッズも気になるところではあった。

前回会場はBIGCATだったのに対し、今回は大きくキャパが縮小され梅田クラブクアトロ。
正直このハコは音響面では梅田に移転してからあまりいい印象はないし、CARCASSのライブやるにしてもフロアの構造上狭すぎると思った。

物販は、CARCASSのロゴの大きさが微妙に異なるっつーだけの2タイプのタオルと、4種類の柄のTシャツとパーカーがあった。
その中には5th『SWANSONG』のジャケをあしらった誰が買うねんみたいな比較的爽やかなものもあったが、普段人前で着れそうなのは皆無に近かった。
で、内蔵とかグロテスクな写真を苦手としているこの私が、何を血迷ったか一番ドロドロしてる柄を一枚選んでしまった!

いや、どう見てもこれがデザイン的に一番カッコよかったから。



この注意書きもカーカスのライブならでは。



ライブは、新作「1985」のイントロが流れ出し、「夢の埋葬」で幕を開けたのには意表を突かれた。「CARCASSやるじゃない」って思た。
続いてあの不穏なSEが流れ早くも「硫酸どろどろ」を披露。古参ファンを大いに沸かせた。

てな感じで、今回も新旧織り交ぜての申し分ないセットリストだったと思う。ジェフも日本語を一生懸命しゃべったりと、前回以上にファンサービス旺盛だ。普段大人しいビルも前回よりアクション多めで、旧いナンバーではあの下水道ヴォイスも何回か披露してくれていた。
ただ、会場が狭い上に客もけっこう入っていたため、やはり前回みたいな運動会ばりのキレイなモッシュサークルが形成されることはなく、エクストリーム系によくあるヤンチャな者だけがヤミクモにぶつかりあうという、デタラメで小規模なモッシュが起こるのみだった。
あと、モッシュ地帯の側にいた私が見たかぎりでは、やっぱ旧い曲になるとオーディエンスの反応が微妙になってたこと。ここはツーステップでっていうわかってる兄ちゃんもいたけど、他は曲知らんけどとりあえずブラストきたら反応してるだけっていうフシの者が多かったように思う。



このセットリスト表は、広島公演からの使いまわしのをコピらせてもらったものだが、今回演った曲でクレジットされてない曲がある。
そう、前回は不発に終わった3rdナンバー「肉体不協和音」からの「リゼルジン酸による嘔吐、吐瀉物による洗浄」が再現されたのである。はっきりいって今回のハイライトはここだろう。しかしこの時のオーディエンスの反応もヒドかったな。
それでも、3rd好きのファンのためにおかまいなしでセットリストに盛り込んでくれたCARCASSのメンバーに感謝である。
しかし、ライブ本編の〆に「若き臨床科医の肖像」のアウトロをはさみ、演目ラストでも再び「リゼルジン酸」のアウトロで〆るっつーのは、やっぱメンバーも3rdが好きなのか?
でもこういう演出は欲求不満が溜まるだけなので、正直やめてほしい。

ラスト「はらわたの膿(ドラムモタつかないVer.)」からの「HEARTWORK」は前回と一緒だったかな?この蛇の生殺し感は、さすがリヴァプールの残虐王といったところか。
てなことを、5年前のレポにも書いたような・・・




追記

中盤の「監禁ネジネジ銃」の演奏が途中でストップし、メンバーがハケてミラーボールが回り出しディスコソングが流れて、しばらくしてメンバーが戻ってきて曲の続きを演奏するという謎の演出については、今回のCARCASSジャパンツアーを全国ハシゴされてる掟ポルシェ氏がツイッターで詳しく分析されてたので、そちらをご参照されたい。

今日の1曲:『腐敗-ドロドロシテル』/ CARCASS

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