せっかく月3回も映画を1000円で観られる日があるというのに、近所のマイカルではろくな映画がやってない。
邦画のしょーもなそうなアイドル映画か、3Dを施しただけの続編モノばっか。
だからといってゲオの100円レンタルで子供向け特撮ヒーローものをかりとるオレもどうかしてるぜ!
今回かりたのは1996~1997年にかけて放映された平成ウルトラマンシリーズの第一弾「ウルトラマンティガ 13巻」。
実はこのティガ最終巻にはなんと!超古代尖兵怪獣ゾイガー、そして邪神ガタノゾーアが登場するのだ!!
フフフ・・・ここまで書いたら暗黒神話を読んでいる者ならピンとくるかと思います。
そう!何を隠そう、ティガの監督小中千昭先生は大のクトゥルー神話好きで有名なのだ。
まぁクトゥルー神話研究の一環とはいえ、ええオッサンになってからこのような特撮ヒーローもんを鑑賞するのはかなりキツいものがあった。
ただ、クトゥルー眷属邪神群(CCD)などという、邪神モンスターが続々と登場するラムレイ作品などを読んでると、怪獣退治的な幼稚さが否めないところもあるんよね~、クトゥルー作品って。
南太平洋に突如浮上した「超古代都市ルルイエ」から、とうとうそのおぞましき姿を現した「闇の支配者」にして「世界を暗黒に塗りつぶす者」ガタノゾーア。
無数の触腕、鉤爪、邪悪な眼光・・・
これはクトゥルーの落とし仔であるガタノトーアそのものであると言っていいかもしれない。
フォン・ユンツトの不埒な著書『黒の書』によると、ガタノトーアはルルイエではなく、古代ムー大陸の聖地クナアの中心部に聳えるヤディス=ゴー山の頂きに巨石造りの巨大な要塞の地下墓所に棲息しており、地球の生命が誕生する前に地球を植民地にしていた暗黒星ユゴスの落とし子どもによって外宇宙より連れてこられたのだという。
『黒の書』によると、ガタノトーアを目にした者は、甚だ慄然たる類の麻痺と石化が起こり、犠牲者は肌が石や革に変じるとともに、脳がその内部で半永久的に生き続けるということがほのめかされている。
ガタノゾーアの魔力で石化してしまったウルトラマンティガ。
かつてシュブ=ニグラスの大神官、トゥヨグはこの邪神に立ち向かうべく、ラグ金属で作られた円筒容器の中に収めた、石化を免れるナアカル文字の不思議な呪文の書かれたプタゴン皮紙の巻物を携えヤディス=ゴー山に向かったが、ガタノトーアを崇拝する大神官イマシュ=モの謀略で、彼は邪神による石化魔力の餌食となった。
マサチューセッツ州にあるキャバット博物館には、その石化したトゥヨグのミイラが未知の金属から作られた円筒容器と共に展示されてあるという。
(この博物館には、噂のミイラを見るために、かのチャンドラプトラ師も来館したらしい。)
その石化したミイラの左目を覗くと、トゥヨグの網膜に焼き付けられた邪神ガタノトーアの恐るべき姿が映し出されるという。
そして、その姿を見たものもやはり・・・・・
聞くところによると、ガタノトーアの似姿を目にしただけでも石化すると言われているのだが、幸い小中千昭監督がプロデュースしたガタノゾーアの姿で私の身体が石化することはなかった。
ただ、同時出没した超古代尖兵怪獣ゾイガーを画面上で目撃した時は、その姿のあまりのショボさ加減に思わず石化してしまったことを告白しておく。
ゾイガー。
言うまでもなく、ビルマのスン高原にあるとされている伝説の廃都アラオザルの地下深くに封印された、星間宇宙を歩む双子の神格ロイガーをもじった怪獣名である。
ロイガーは緑の目と奇怪な触手を持つ巨大で邪悪な肉塊で、かなりグロテスクであるとされるが、このゾイガーはどう見ても単なるトンビ怪獣。
サンドウィン氏が、「わしはクトゥルーも恐れはせんし、イタカとて恐れはせん。しかし、チベットの高原でツァールに仕えるトチョ=トチョ人を従えるロイガーだけは別じゃけん」と言わしめたほどの脅威的な存在だとは思えないし、こいつはほとんど別物だと言ってよい。
ただ、負傷した自分の翼を自らもぎり取ってしまうだけの根性はあるようだ。
今日の1曲:『SHOES』/ TIGA
邦画のしょーもなそうなアイドル映画か、3Dを施しただけの続編モノばっか。
だからといってゲオの100円レンタルで子供向け特撮ヒーローものをかりとるオレもどうかしてるぜ!
今回かりたのは1996~1997年にかけて放映された平成ウルトラマンシリーズの第一弾「ウルトラマンティガ 13巻」。
実はこのティガ最終巻にはなんと!超古代尖兵怪獣ゾイガー、そして邪神ガタノゾーアが登場するのだ!!
フフフ・・・ここまで書いたら暗黒神話を読んでいる者ならピンとくるかと思います。
そう!何を隠そう、ティガの監督小中千昭先生は大のクトゥルー神話好きで有名なのだ。
まぁクトゥルー神話研究の一環とはいえ、ええオッサンになってからこのような特撮ヒーローもんを鑑賞するのはかなりキツいものがあった。
ただ、クトゥルー眷属邪神群(CCD)などという、邪神モンスターが続々と登場するラムレイ作品などを読んでると、怪獣退治的な幼稚さが否めないところもあるんよね~、クトゥルー作品って。
南太平洋に突如浮上した「超古代都市ルルイエ」から、とうとうそのおぞましき姿を現した「闇の支配者」にして「世界を暗黒に塗りつぶす者」ガタノゾーア。
無数の触腕、鉤爪、邪悪な眼光・・・
これはクトゥルーの落とし仔であるガタノトーアそのものであると言っていいかもしれない。
フォン・ユンツトの不埒な著書『黒の書』によると、ガタノトーアはルルイエではなく、古代ムー大陸の聖地クナアの中心部に聳えるヤディス=ゴー山の頂きに巨石造りの巨大な要塞の地下墓所に棲息しており、地球の生命が誕生する前に地球を植民地にしていた暗黒星ユゴスの落とし子どもによって外宇宙より連れてこられたのだという。
『黒の書』によると、ガタノトーアを目にした者は、甚だ慄然たる類の麻痺と石化が起こり、犠牲者は肌が石や革に変じるとともに、脳がその内部で半永久的に生き続けるということがほのめかされている。
ガタノゾーアの魔力で石化してしまったウルトラマンティガ。
かつてシュブ=ニグラスの大神官、トゥヨグはこの邪神に立ち向かうべく、ラグ金属で作られた円筒容器の中に収めた、石化を免れるナアカル文字の不思議な呪文の書かれたプタゴン皮紙の巻物を携えヤディス=ゴー山に向かったが、ガタノトーアを崇拝する大神官イマシュ=モの謀略で、彼は邪神による石化魔力の餌食となった。
マサチューセッツ州にあるキャバット博物館には、その石化したトゥヨグのミイラが未知の金属から作られた円筒容器と共に展示されてあるという。
(この博物館には、噂のミイラを見るために、かのチャンドラプトラ師も来館したらしい。)
その石化したミイラの左目を覗くと、トゥヨグの網膜に焼き付けられた邪神ガタノトーアの恐るべき姿が映し出されるという。
そして、その姿を見たものもやはり・・・・・
聞くところによると、ガタノトーアの似姿を目にしただけでも石化すると言われているのだが、幸い小中千昭監督がプロデュースしたガタノゾーアの姿で私の身体が石化することはなかった。
ただ、同時出没した超古代尖兵怪獣ゾイガーを画面上で目撃した時は、その姿のあまりのショボさ加減に思わず石化してしまったことを告白しておく。
ゾイガー。
言うまでもなく、ビルマのスン高原にあるとされている伝説の廃都アラオザルの地下深くに封印された、星間宇宙を歩む双子の神格ロイガーをもじった怪獣名である。
ロイガーは緑の目と奇怪な触手を持つ巨大で邪悪な肉塊で、かなりグロテスクであるとされるが、このゾイガーはどう見ても単なるトンビ怪獣。
サンドウィン氏が、「わしはクトゥルーも恐れはせんし、イタカとて恐れはせん。しかし、チベットの高原でツァールに仕えるトチョ=トチョ人を従えるロイガーだけは別じゃけん」と言わしめたほどの脅威的な存在だとは思えないし、こいつはほとんど別物だと言ってよい。
ただ、負傷した自分の翼を自らもぎり取ってしまうだけの根性はあるようだ。
今日の1曲:『SHOES』/ TIGA