新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

熱田文化小劇場にて「栗コーダーのクリスマス WITH ビューティフルハミングバード2017」

2017-12-26 06:05:58 | ライブ
私…小学生の頃…リコーダー少年でした!!


小学3年生の時
リコーダーのテストで「素晴らしい!」と担任の先生に褒められたことがきっかけで…
舞い上がって
リコーダーを常に携えているような少年でして…



今でも憶えてるのは
学校からの帰り道…



田んぼの畦道をリコーダーを吹きながら帰ることは…いつものこと…

そんなある日のこと…
リコーダーに夢中になりすぎて
石に蹴躓き…バランスを崩して…身体ごと泥だらけの田んぼに落っこちて


ランドセルも泥だらけ
教科書も泥が滲みついていたのに


そんなことは
お構いなし…


田んぼの中を無我夢中になって
どこかに飛んで行ったソプラノレコーダーを必死になって探していたことを思い出す…



みつかったときは嬉しくて…

少年の私は…泥だらけの姿で…にやっ!と笑ったそうな…




そんなリコーダー少年だったので



今でも、この歳になっても
音楽の授業では…子供たちと一緒にリコーダーを吹く…



高音パートと低音パートとに分かれて…
…さあ…と声を掛けて




今となっては
リコーダー少年ではなく…リコーダー中年!!



…となってしまいましたが




そんなリコーダー中年が憧れる



リコーダーの音色で…素晴らしい重なりを…
リコーダーの音のハーモニーで魅了してくれる


栗コーダーカルテットが…
ビューティフルハミングバードと一緒に…行うコンサート



熱田文化小劇場
にて







「栗コーダーのクリスマス WITH ビューティフルハミングバード2017」








でね…


今回…座席は指定で…1列目


1列目ですよ!1列目!!!




さすが…リコーダー少年(中年)だからこその
この…チケット購入時の力の入れよう…笑




WEBに情報が載っていたのを確認したら…すぐに購入!!



…したら1列目




やっぱ…1列目!!って
テンションあがるよね!!




だって
栗コーダーカルテットのみなさんは
リコーダーに限らず
さまざまな楽器をとっかえひっかえ…使って演奏するのよ!!!



1列目だとその手元が…しっかりと見えちゃうじゃない!!
もちろん、指の動きもはっきりと見えちゃうし…



テンションがあがらない訳がない!!




そんな


栗コーダーのクリスマス WITH ビューティフルハミングバードのライブレポ


をば…


この夜の進行は
関島岳郎さん…


まずはご挨拶


「名古屋のみなさん、こんばんは、この栗コーダーカルテットとビューティフルハミングバードの顔合わせで、この熱田文化小劇場にお世話になるのは、今年で3回目、今年もこうして、この時期に皆さんとお会いできてうれしく思ってます…今年は、少し新しいレパートリーも練習してきたので、お楽しみに!最初は、4人(栗原正己さん、川口義之さん、タバティさん、関島岳郎さん)でリコーダーの四重奏を楽しんでもらおうと思います…」




まずは

「主エマニュエルは生ま給う」


古いルネサンス時代のクリスマスの曲


リコーダーの重なり合う音色は澄んでいて
どこまでも…音色は清らかで…汚れた心が洗われるよう…



ここで…自己紹介風のメンバー紹介


「このメンバーで3回目、新しい曲もやります」と栗原さん


「名古屋だとくつろいでしまう感じが多いんだけど、今夜はクリスマスの内容なので、しゃべりすぎないように…」と川口さん


「あっという間ですよね…楽屋で矢場とんのみそかつをいただいて、そういえば、去年も矢場とんだったなと…笑…楽屋で名古屋を楽しめてとてもいい!」とタバティさん


…で関島さんは

「はい、関島です」とあっさり…笑




「Adeste,fideles」




賛美歌の中でも
有名なクリスマスの曲


これまたリコーダー4本での演奏
やっぱり澱んでいる心が洗われるような気がする!!


仕事帰りの疲れた身体が心底、癒されるー!



関島さん
「最初に言うのを忘れてたけど、今夜はクリスマスの曲をお届けします…ただちょっとだけ、クリスマスじゃない曲も…普段やっている曲を…」


栗原さん
「名刺代わりのものは、最低限やろうということで…これもリコーダー4本で…」



「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」



子供たちならだれでも知っている
栗原さんのリコーダーの指の動きが…恐ろしいほど速い…
あっという間に終わる…密度の濃い名曲



演奏終わって
関島さん

「TVと同じ、30秒でした…」…笑



ここで小池光子さんを呼び込む…




ビューティフルハミングバードと
栗コーダーカルテット…それぞれを紹介して

ここからは…リコーダーに限らず…
さまざまな楽器を持ち替えながら
ライブが進む…


小池光子さん
「Eテレ絡みの「おかあさんといっしょ」の番組のために作った…みんなは、みたことはないけど、みんなが食べてみたいと思える歌…」


「リンゴントウ」



軽快な爽やかなメロディライン…
そして…どこかに郷愁感も感じられる…
そんな気分が明るくなれる曲…




演奏終わって
小池光子さん…


「次は、ビューティフルハミングバードの曲で、クリスマスっぽくない歌…NHK「みんなのうた」で流れていた曲、「ウメボシ」が赤いからクリスマスっぽいかな??年末っぽくもあるよね?ウメボシは、とっても有名だけど、テーブルの上に乗った時、カレーライス、ハンバーグ、オムライスなどと並べられたら、ウメボシは人気がないかもしれない…でも、ウメボシは、おにぎりに入って、弁当箱に入って、私たちに、一生懸命についてきます…そんなささやかな人生を一生懸命に生きる…そんな歌…」




どこか懐かしいメロディー
日本の田舎の風景が…心象風景に浮かび上がる
季節が巡る中での
梅干しとの関わりを歌っていて
なんだか…童話のような…世界が広がる…
そんな優しい唄



歌い終えて小池光子さん

「みなさん、この1年を振り返るような気持ちになったかもしれませんね…」




次からは
クリスマスの曲
賛美歌

「あら野の果てに」


聴いたことのあるメロディー
小池光子さんの澄んだ高音の歌声が優しくホールに響き渡る
それは…どこまでも優しく…心に染み入る感じで…
その小池光子さんの唄声に溶け込むように支える栗コーダー&タバティの演奏も…なんとも素敵な世界を醸し出してくれる…


「ベツレヘムの小さな街」


この曲は…しっとりと…
素敵な栗コーダー&タバティの演奏と小池光子さんの唄声が、…やはり心に沁みてくる…もう最高の心地よさ…心底癒される…

栗原さんのソプラノリコーダーが…思い切りフューチャーされてて
「リコーダー少年(中年)だった私にはタマンナイ!


カーペンターズのクリスマスソングで

「It's Christmas Time」



一転して明るく
年に1回の待ちに待った
クリスマス独特のウキウキ感が…楽しげな感じが
息の合った演奏から…グングン伝わってくる…



小池光子さん

「キリストが生まれた時にまつわる話があって、次の曲は、その中の一つを童話にしたときの曲に日本語の歌詞をつけて…」




「Friendly Beasts」


伝統的なイギリスのクリスマスソング
ミディアムテンポの曲で
キリストの誕生を助けた動物たちのエピソード…
小池光子さんが…日本語で歌ってくれたから…わっかりやすい!!


支える栗原さん、川口さんが奏でる楽器の音色が…動物の鳴き声っぽく
実にユーモラスで楽しげなサウンド



小池光子さん
「インマヌエル」というのは、キリストの子供の時の呼び名」と「Friendly Beasts」
の曲の歌詞のちょっとした解説を添えて…


次は賛美歌

ラテン語で歌う


「いざうたえ」


壮大さを感じる行進曲のよーな感じで
これまたクリスマスがやってきた喜びを謳歌するようなクリスマスっぽい1曲




続いての曲の前に
小池光子さんから曲の紹介

「フランスのクリスマスソング、フランスでは、とても有名な曲、でも日本では、あまり有名じゃない曲、1946年に、映画の中で、歌われた曲で、フランスの中で、一番有名なクリスマスソング」


「プチ・パパ・ノエル」

サンタのおじさん、という意


リコーダーの響きが心地よい
それを包み込むような温かい小池光子さん、日本語で歌う!!



歌い終わって
小池光子さん
「次は、イギリスで、童謡として歌われている歌…私に聞こえてるものがあなたにも聞こえてる?っていう歌…これも、日本語の歌詞をつけてみました…キリストが生まれて、嬉しい気持ちをみんなに伝言ゲームのように…伝えていく歌…」



「Do You Hear What I Hear?」



明るくて…歌声は優しくて
さらに包み込むような温かさを感じる歌
寄り添うような栗コーダー&タバティの演奏が…醸し出す世界観に彩りを与えてくれる…



歌い終わって
小池光子さん

「キリストだけじゃなくて、そこにいるみなさんが生まれた時も、特別な赤ちゃんだった…そういった意で、日本語の歌詞をつけてみました…次からは、ちょっと愉快なクリスマスソングのコーナー、アメリカの古いコミックソング、ビューティフルハミングバードのクリスマスアルバムに英語で歌ったものが収録してあるんですけど、日本語にしてみました…男の子は、カバが欲しいんです…笑」



「サンタさんカバちょうだい」



明るくて…明るくて…
そうだな…NHK「みんなのうた」に流れていそうなメロディー、そして楽しげな歌詞
聴いてて、間違いなく楽しい気分になれる!!


私、カバが欲しいなんて思ったことは一度もないけど、そこは、アメリカ、土地だけじゃなくて考えることも広いなあ…笑



さらに曲間のMCは小池光子さん

「世界中の子供たちが、クリスマスを楽しみにしている…そんなことを思い描いて書かれた曲…スペイン語の歌で、サンタクロースはどこですか??っていう歌…サンタクロースがくるかどうか心配で眠れない…そんな歌」



「Donde Esta Santa Claus?」



スペイン語で歌う
なんとも楽しいサウンド
もう…気持ちは…気持ちだけは…サンタを信じてた…でも、両親っぽいな…と疑ってた
幼少の頃の気持ちになって…




関島さん:ここまで数えたら、5か国語で歌ってたよ!!スペイン語、フランス語、英語、ラテン語…

小池さん:凄い~、私は何の人??なんでしょう??




栗原さんは個人的に小池光子さんに…あれ(ある単語)は何語ですか??と尋ねたり…笑





小池さん:ここまで走ってきましたね!


川口さん:ほぼ全曲ここまで、楽器を持ち替えて演奏してきた…笑

関島さん:静かな穏やかな曲をやりながら、内面では全力疾走…笑


川口さん:(ビューティフルハミングバードのお二人に)「サンタさんカバちょうだい」
って、CD出してるよね??


小池さん:あの曲はビューティフルハミングバードのクリスマスアルバムに英語で収録されてます…日本語バージョンはコンサートのときだけ聴けます…クリスマスアルバムは会場限定で…



関島さん:ライブ会場に来た人だけが、日本語バージョンをコンサートで聴けて、英語バージョンをCDで聴けるんだ!!お得ですね!!…笑



川口さん:栗コーダーカルテットもクリスマスアルバムを2枚出してる…「赤」と「緑」、2枚目のアルバムが「赤」、4枚目のアルバムが「緑」…赤い方のアルバムは、もうプレスされてなくて、廃盤のような感じ…緑の方は、手に入ります…




…などなど
その他、物販の紹介をモロモロ挟んで




関島さん
「ここからは、栗コーダーのインストの曲を、おなじみのクリスマスの曲を、ふだんより1オクターブ高い笛を使って…」





「チビ笛メドレー~We Wish You A Merry Chiristmas~そりすべり~ひいらぎかざろう」


みなさんの持ってる笛が…普段のと1オクターブあがることで、小鳥が元気いっぱいにさえずってる感じで…おなじみの曲のメドレーを

これくらい…速い指づかいで吹けるといいのにな…

…と「リコーダー少年??」を唸らせる指の動き…



栗原さん:これは、みなさんもとりいれやすい…(栗原さんのもってる1オクターブ高い、小さな笛をみせて)樹脂製のものもあるので

…と小池さん

「そのサイズを買わないとメロディーが吹けないので…笑…小学校でならった、これしかないと、メロディーがないカウントしかないので、最初あれを買った方がいいと思います…」

小池光子さん、改めて自分のパートを吹いて

「…ちょっと寂しいでしょう…笑…あれ、買ってくださいね!家で吹いてると、何の歌かw、わかんなくなってきますよ!隣の家の人に、あの家は、おかしいなーって思われているかも…笑」


栗原さん:なんで1オクターブあげたんでしょう??
小池さん:こっちが訊きたい??…笑…でも、かわいくっていいですよ!
栗原さん:いろんな曲に飽きたら、オクターブあげちゃえばいい…笑




ここで川口義之さん
話を本題に戻して



「次の曲は栗コーダーカルテットのクリスマスアルバムに入れた唯一のオリジナル曲…全然、クリスマスっぽくないけど…笑…毎年、クリスマスの時期に演奏するので、自分たちの中では、クリスマスの気持ちになれる曲…ニューオリンズの街のクリスマスを想定してまして…アメリカの南部では、トナカイの代わりにワニがそりをひいてくるとか…」



栗原さん、ポツンと一言

「時間がかかりそうね…笑」



「三日月町のクリスマス」


軽快で楽しげで
まさに…これぞ…栗コーダー!!と感じる王道の??サウンド



ここからはMCは関島さん


「次は、ちょっと変わった楽器、おもちゃですね…それを使って…」


「Winter Wonderland」



そのおもちゃ…
音程をとるのが難しそう…
栗原さんと川口さん…二人で吹いてるんだけど…
相当高度そうなテクニック
それは、もうお見事の一言



関島さん
「ここからは、パーティーっぽい感じで、栗コーダーカルテットのクリスマスアルバムにインストとして入れてた曲に、みっちゃん(小池光子さん)のボーカルを入れて…3曲続けて…」




「三艘の船を見た」


明るくて…まさにクリスマス!!
ウキウキ気分!!


「三人の博士」

なんだか「コンドルが飛んでいく」…あの曲が浮かび上がるほどの
壮大さを感じるメロディーライン
リコーダーの響きが気持ちいい!!
そのサウンドにのって、小池光子さんの歌は実に伸びやかに!!



そして

「リトルドラマーボーイ」



躍動感あふれるサウンドで
まさにクリスマスムード一色

小池光子さんの唄に
栗コーダー&タバティの演奏に…心底癒される…



本編ラストは
谷川俊太郎さんの詞に…林光さんが、曲をつけた
「神様って本当にいるのかわからないけど、もしそういう人がいてくれたら、私を忘れないでいてほしいなという、子供の素直な気持ちを歌った歌」


「クリスマス」

♪ねぇ神様 私を嫌いにならないで~



小池光子さんの…澄んだ歌声で、歌われたこのフレーズが、心にいつまでも残る…



とことん
気持ちがピュアになったような…



UNの前には
この5人で、3月に得三でやる…その時には、この5人に加えて、知久寿焼さん、リコーダーの吉澤実さん、さらには、ミャンマー、ベトナムのミュージシャンと一緒に、二度と見られない貴重なライブをするといった告知、そして、ビューティフルハミングバードのお二人は、翌日、Kokoti Cafeで、クルスマスコンサートを…さらにはNHK-FMで大晦日に「栗屋敷~」という特番をするといった告知を挟んで


定番の
「ジングルベル」


そして
ご機嫌のリズムの


「クリスマスソング」



で楽しく2時間ほどのコンサートは終了…



















もう…とことん…
リコーダーの澄んだ音色に癒されて


心が…少年のように…ピュアな気持ちになれたように感じた夜…





少年のように…ピュアな気持ちに
少年のように…ピュアな気持ちに
少年のように…ピュアな気持ちに


あのリコーダーに熱中していた少年の頃のように…








翌日…の休日…




暇だったので…つい…










「…(直線コースで)差せー!!差せー!!」
「…(直線コースで)そのまま…そのまま…!!!」




せっかく…少年のよーなピュアな心を取り戻せたと思ったのに…
もう…おじさんそのもので…



帰り道…
私には…サンタさんは…やってはきませんでした!!


「鼻差って、なんやねん!!!」