新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

岐阜市街地にある二つの「織田塚」と織田信長公縁の…楽市楽座発祥のお寺…円徳寺を参拝する…

2020-10-13 06:29:00 | 歴史史跡
岐阜と言えば
イメージするのは
なんといっても織田信長

稲葉山城の戦いで…
斎藤氏の居城・稲葉山城を、織田信長が攻め取っており
これにより、信長はおよそ7年がかりで美濃国を平定
稲葉山城へと拠点を移すと
井ノ口を「岐阜」と改称する…

この辺りから信長は「天下布武」の印を使い始めたと言われており

天下統一に向けて大きく踏み出していくような…
織田信長…およびその織田軍は
英雄的なイメージなのに…



岐阜市街地の一角といいましょうか…
マンションとマンションの間にひっそりとある…
気が付かずに通りすぎてしまいそうなところに
柵がかかっている…これが


「織田塚」






「天下布武」の織田軍ですから
もっと、立派なお寺で供養されているかと思いきや…
こんなマンションに挟まれた一角に…


ひっそりと…ひっそりと…
ここら辺にあるんだなと思って探してみないと…
ふらっと通り過ぎてしまう
そんな
見逃してしまうような場所に…実にひっそりと…



なんで…???…と…

頭の中には?????マークがいっぱい…

勝利した織田軍なのに
こんな街の片隅に
お寺の境内でもないのに…


実に不思議だなと…
解説板をよくよく覗き込んでみれば…


まあ、よくよく思えば…
なるほど…と頷けることなんですが…


織田軍は
織田信長が稲葉山城の戦いで攻め落とすまでに
何度も…何度も…

攻め落とせたとき以前から
美濃斎藤軍を攻めていた
戦いの歴史があったんですね…


これは
織田信秀(織田信長の父)が
美濃に攻め込んだとき
斎藤道三の奇襲に合い、5000名の兵士が討死する大惨敗を喫した戦いの後に
その死者を地元の農民が埋葬し塚を作って供養したもの
だそうで…






その戦死者の中には、犬山城主・織田信康も含まれていたそうな…

その戦死者の屍を集め葬り弔ったのが、この織田塚





こんな静かな住宅街で
400から500年前には織田軍と斎藤軍の戦いがあって
奇襲を受けて織田軍の5000人の屍が転がっていたなんて…


妄想マニアの私でも
妄想しづらい歴史的事実…










みたことも顔も知らない
織田軍の方々に合掌…


さてさて
ここの案内看板によると

「織田塚」はもう一つ…
あるらしい…???





どうやら
もう一つは
ちゃんとしたお寺の境内に…あるようです…


そこは
浄土真宗本願寺派の寺院
「円徳寺」





長良橋通り
名鉄岐阜駅から歩くと
柳ケ瀬の手前の辺りくらいの場所にありまして





「織田信長公ゆかりの寺」
「楽市楽座発祥の寺」との案内看板
もあります…













まずは…
本堂にて合掌…










境内には
岐阜市円徳寺と刻まれた
棟方志功の作品の石碑が
その本堂の前に…









本堂の右側の梵鐘は

「織田信長公寄進の梵鐘」









きっと
織田信長も一度くらいは
この「梵鐘」
衝いてみたに違いない…



さてさて
ここに参拝しにきた主目的の


「織田塚」


境内の片隅…
長良橋通りの方にありました…








もともとは

先ほど紹介した「織田塚」と同様

斎藤道三の奇襲に合い、5000名の兵士が討死した
その戦死者を集めて当時の浄泉坊(現円徳寺)に葬ったのが改葬前の「織田塚」
浄泉坊の移転に伴い
この「織田塚」がしだいに荒れていくこととなり
その後、その「織田塚」を
この寺院の敷地内に転葬したそうな…



いやあ…
織田軍…そして織田信長…ゆかりの地なのに…
柳ケ瀬に近いというのに…
強いていえば「麒麟がくる」でも
取り上げられそうな場所なのに…


実にひっそりと…していまして

でも
歴史を感じるには
こんなシチュエーションの方がいいよね!!



円徳寺の手前の
長良橋通りの歩道には
こんなモニュメントが




手に持つものは「柿(カキ)


織田塚を
円徳寺を参拝したのは
クソ暑い「夏季(カキ)」の頃
汗を掻き掻き(カキカキ)
参拝した思い出を
こうして
書き(カキ)綴ってみました…

それにしても
このカキ…もとい…このガキの表情最高ですよね!!


カキを差し出す前にパンツを履けよ!!
とつい、ツッコみたくなる…



ここで、ふと思った…
ここは円徳寺、案内看板にもあったように
「楽市楽座発祥の寺」


これは…
「楽市楽座」???なのだろうか…



最後に…
このブログのオチを…と捻ってみるも
これと言ったオチがみつからず…
蚊に喰われた足首をカキながら…
ガキ苦しんでいる…苦笑…私なのです…