新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

愛知県美術館で「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」

2020-10-18 07:16:13 | 博物館・美術館
愛知県美術館で開催されている

「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」



…に行く…




私、実は…エジプト好きで…
なので…エジプト展には
興味津々…







ズバリ言うなら
みても
間違いなく
気持ちがいいとは…絶対に思えない…
みたら
気持ち悪いと思うのに決まっているのに
それ以上に
好奇心が勝って
みたい???
みておきたい???ものがあって


それは…ミイラ!!

ミイラが展示されてるとなれば
もう見ておきたい衝動に駆られる…のよ!!


謳い文句が

「CTスキャンでミイラを科学する新感覚の「エジプト展」」


いやあ楽しみ!楽しみ!!


みて気持ちいいものではないのに
みたい…みておきたい「ミイラ」


でも今
そのミイラよりも気持ち悪いのが…
目に見えない…新型コロナウイルス…

なんとなく…混雑する日には行きたくない…
要は…土日はちょっと…

そもそも、土日は新型コロナウイルス感染予防対策として
入場者制限
事前予約をしなくちゃ入れないみたいで…


なので、金曜日に…
普段は夜6時までなのに
金曜日は、夜8時までやっているのよ…
定時帰り、即向かえば
ありがたいことに…
2時間くらいは滞在できちゃう!!間に合う!間に合う!!!


想像してた通り

平日夕方ということで
空いていて

さらには
おそらくコロナ禍で、こういった展覧会を敬遠している人もきっと多いのでしょう…


今まで出かけたエジプト展で
一番、余裕をもって見て廻ることができました…



そーいえば
ナゴヤで開催の「エジプト展」
前回は…名古屋市博物館だったのに…



今回は有名画家、有名彫刻家の
価値ある絵画、彫刻作品が並ぶでもないのに
開催場所は
なぜか「愛知県美術館」でした!!


「博物館」と「美術館」の線引きってどこにあるんだろう…


…なんていった
実にどうでもいい疑問を抱きつつ…


館内へと…


もちろん
検温…そして消毒
さらには、連絡先の記入も退館時には忘れずに…





さてさて
エジプト展があれば足を運んでますが…
ただ、ミイラという気持ち悪さに惹かれて
出向いている感があるので…汗



エジプトそのものについて
詳しいことは
知らない私

そこで

森川智之さんの語る音声ガイド!
600円するけど
借りてよかったです…

意外と展示品の解説が少なかったりするので…
音声ガイドで解説される展示品は丁寧に立ち止まってみるしね!!





さて
ライデン国立古代博物館は
エジプトではなく
オランダにあるようで

古代エジプトのコレクションを約2万5千点も所蔵しており
世界5大エジプト・コレクションに数えられる世界有数の量と質を誇る博物館とのこと
今回の特別展では、同館所蔵の古代エジプト・コレクションの中から
ミイラや棺を含む約250点ほどが展示されてるようで…

では、各展示室ごとに
思ったことをだらだらと…

第1章「エジプトを探検する」




シャンポリオンの「ロゼッタストーン」


あ、これ
レプリカを
三重県にある「ルーブル美術館」でみたなといったことを思い出した…

ここ、愛知県美術館の「ロゼッタストーン」もレプリカでしたね!!


その時のブログ
貼っておこうっと
この美術館
胡散臭さと言い…


「エジプト展」好きなら…笑
きっと行きたくなるはず???


教科書で観た美術品の「寄せ鍋状態」…ルーブル彫刻美術館に行く(前篇)


https://blog.goo.ne.jp/amigo-yumedream/e/553ac5c2f756446a9ffaef9f75b8083e


読んで興味の湧いた方は後篇もぜひ…笑


さてさて
このコーナーでは

ライデン国立古代博物館が現在行っている
サッカラ遺跡での最先端の研究や調査発掘調査の様子を、
出土品や調査の記録、映像などを用いて展示されていました…


背面に象形文字が書かれている
ツタンカーメン王の倚像
頭部はなくなっていました…

頭がなくなったのは人の仕業か
自然によるものか…
もし…盗賊が…頭部を持ち出していたなら
呪いはあったんだろうか…と

もう妄想することが小学生レベル…笑


第2章「エジプトを発見する」




ここでは、「エジプト文明」が
紀元前3750年から、初期王朝時代、古王国時代、中王国時代、新王国時代、後期王朝時代、グレコローマン時代と続いていたことを示し、
代表的な様式の石碑や遺物を通じて当時の世界観や技術の発展
エジプト文明のさまざまな時代がどのようにして発見、認識されていったのかを発掘品とともに紹介されていました…


ここで
私が興味津々だったのが

「死者の書」


古代エジプトで死者とともに埋葬されたパピルスの巻き物


古代エジプトでは死後に冥界の旅をへて来世で復活すると考えられていたようで

「死者の書」とは様々な試練が待つ旅路で死者に守護の力を与える呪文集
まあ、言うならば「死後のガイドブック」???


死後は冥界の王、オシリス神を礼拝した後
ミイラとなって運ばれ…

そうそうミイラになるとき
臓器はすべて取り出しても
心臓だけは残していたそうな
心臓がすべてを知っている…といった思想のもとに…

最後にオシリスの審判があり
このパピルスの所有者である死者は、冥界を支配するオシリス神の前で
裁判にかけられるんだとか…
天秤には真実の羽根と死者の心臓がそれぞれ乗っており
魂が罪で重いと、秤が傾くようで…
天秤の目盛りを見つめるのはアヌビス神!
死者が真実を語れば、ホルスによってオシリスの治める死後の国へと導かれ
もし、心臓の発言??に嘘、偽りがあれば
その場でアメミットという魂を食らうワニに似た怪物に食べられるそうで…

なんでも、自分自身の心臓が嘘をつかないように…
余分なことを言わないための呪文も
この「死者の書」に記載されていたとか…


第3章「エジプトを解読する」




古代エジプト人は永遠の生を信じていたものの
死後に来世へと赴く旅は危険であると考えられていて
エジプト人たちは来世へ安全に旅ができるよう
多くの予防策を講じたとか…
死者には呪文や護符が与えられ

永遠の生を獲得すると
墓の副葬品や供物が死者を養うために必要とされたとのことで

そのグッズ…呪術的な意味を込めて作られた宝飾品や
身代わりの人形「シャブティ」などが多く展示されていました…

その後の展示フロアで


あっ(圧)だったのが
並ぶ!並ぶ!!!
ミイラの

照明具合も雰囲気を醸し出して
動…???…もとい…動モノ


初期王朝時代、古王国時代、中王国時代、新王国時代、後期王朝時代などなど
時代によって
のデザインが異なっているのですね!



約5000年前に始まった古代エジプトのミイラ作りは



ここまで記してきた通り
古代エジプトの人々にとってミイラは
「死者と来世を繋ぐ必要不可欠な存在」



すなわち、死後の世界で生き続けるには死者の肉体が保存されてなくてはならないと
考えられていたそうな…

そんなミイラの製造方法を記したパネルが展示…

ミイラを作る専門業者??
…が…いたようで…驚!!


ミイラ??…もとい…オイラ

その仕事だけは
私は…パス…したいかな…


意思が宿るとされた心臓以外の内臓を死体から抽出し
腐敗せぬよう保管のために使ったのが

「カノポス壺」

そういった装飾品??(実用品)も
展示されていました…



第4章「エジプトをスキャンする 」


卵型に包まれた中身が
CTスキャンによって
蛇のミイラだったと…
さらにそれが「コブラ」だったらしいことや


最新の装置を用いてCTスキャンを行った
人のミイラ3体が…CTスキャンのコンピュータ映像とともに展示

なんでも
CTスキャンの結果
ミイラ3体には当初の予想を超えた興味深い発見があったと
それは…性別や死亡時の推定年齢といったことに加えて
ミイラに巻かれていた護符や
体内に正体不明の土製と思われる物体の存在が明らかになったとのこと…でした…

そんな

ミイラ魅入ら(ミイラ)れて
ミイラ魅入ら(ミイラ)れて
ミイラ魅入ら(ミイラ)れて



それにしても
ミイラのCTスキャンで

さらに精度が向上して
ミイラの頭部が癌だったことがわかったとか…
砂の入ってるパンを食べすぎたことで
歯が削られていたとか…

ホンマかいな…と思える解説まで…

CTスキャンで
ミライミイラは…もっといろんなことが
新たに発見されるのかも知れないと…


ミイラミライ魅入ら(ミイラ)れて


また、こういったエジプト展のような特別展があると出掛けちゃうんだろうな…


普段の生活で、ミイラのことについて
あれこれ思うことなんて一切ないのに…ね!






ちなみに…
私は「死後のガイドブック」
いらないです!!


とっとこ、この命尽きたときは
火葬してくださいな…
「ミイラ」になって
みんなに「みぃら」れるのはちょっと…汗