久しぶりに…阿佐ヶ谷「ハーネス」国王の鎌田ひろゆきさんが、一人でソロで歌いに来てくれました…
予定時間よりも、ウンとウンと早くやってきた鎌田さん
まるで遠足を待つ小学生のように、ウキウキ気分で、家でじっとしていられなかったのでしょう…
さてさて鎌田さん
一度、鈴木純也さんと来たことはあったけど、もちろん「割礼」では、コロナ禍になっても、きてくれたことがあったけど…ソロはコロナ禍になってお初!!
今回もツアー…といった感じではなく
名古屋で歌って…呑んで…呑んで…呑んで…呑んで……呑んで…呑んで…呑んで…呑んで……呑んで…呑んで…呑んで…呑んで……呑んで…呑んで…呑んで…呑んで…
翌日帰るといった行程…
もう、ずっと…鎌田ひろゆきさんが名古屋にくれば…これはルーティン…コメダ珈琲へ…
はい、私、ファンらしく??鎌田ひろゆきさん参加の…オムニバスアルバムにサインをいただいているところ
さて…鎌田さんといえば…このところ、ずーと…ずーと…今池にあった「りとるびれっじ」で歌うのがルーティンとなっていたのですが…
コロナ禍に巻き込まれて、残念ながら今池にあった「りとるびれっじ」は「閉店」
さてさて、どこにブッキングしようかなと思っていた時に
ふと高橋研さんが歌っている「ナイトカフェ弾き語り」が脳裏に浮かびまして
さらに、高橋研さんのこの言葉
「このお店のフォークっぽい感じは、鎌田くんにぴったりじゃない…」と言っていたので…
はい、「ナイトカフェ弾き語り」…お初の鎌田さんです…
さらに、1980年代の雰囲気をより醸し出してくれる雄さんもやってきてくれる…
雄さんとは、お店で集合…との予定でしたが
その前に、お店のそばの駐車場であって、なんやらサンドウィッチふうのものを車の中で食べていました…笑
もう…鎌田さんや雄さんと会えば…肉体はウン十代でも、気持ちは20代、30代…もう、お店の中では昭和や平成初期にタイムスリップしたみたいな感じで…
でも、話題は、20代、30代のときには、語ったこともなかった…膝が痛いとか…
でも、気持ちは20代、30代…笑
鎌田さん、まるで旧友にあうかのように旅の楽しみを感じながら、「ナイトカフェ弾き語り」のマスター、らうむ木村さんとは初対面なのに…これまた旧友のように溶け込んで…
そんな中、行われた2022夏…
<鎌田ひろゆきソロライブ2022 with 石浦雄二>のライブレポをば
早速
久しぶりのソロツアー、かつ、初めてのハコということで、ギターにシールドがささっていないのに気付かない鎌田さん…
始めようとして、指摘され慌てて…笑
「2年ぶりの名古屋、今池の「りとるびれっじ」じゃなくなりましたけど、なくなる直前に鈴木純也くんと「ペンギンツアー」できて、それから「割礼」ではきてたけど、こうしてアコースティックギターを持ってくるのは2年ぶり…今日は、きてくれてありがとう!まあ、第一部は、一人でやって、第二部は雄さん、生存確認できてよかったです…第二部は1980年代の僕たち…第一部は2000年代の曲をやりたいと思う…最後までよろしく」といった挨拶のMCの後には
まずは
「ハーネス」
しっとりとスローなテンポで
歌い上げる!!
スローなテンポであることで
より言葉から広がる情景が鮮やかに心に浮かび上がる…
曲の中盤から蠢くような躍動感…リズムを速め、ハスキーな圧巻の唄声が響く…
阿佐ヶ谷の店名になった歌
この歌がなかったら「ハーネス」の店名はなかったと断言できる…(当たり前っ!)
「街角の天使」とか「少年」とか「僕は君をさがしてるんだ」といった店名になっていたことでしょう…
「七つの星の下」
♪流れ星が落ちる
願いは花火のように
消えてゆくけど
君がつないだ手 そっと祈った手
涙を拭った手
その手からこぼれ落ちた
悲しみも 夢のかけらも
強く抱きしめた
七つの星の下で~
しっとりと、圧巻の唄声がハコに染み入るように
声の伸びがやや不安定になるところが、かえって哀愁が漂う感じになって聴こえ、めちゃイイ感じで…
唄い終えてのMCは、阿佐ヶ谷にある「ハーネス」のこと
「みんな、「ハーネス」に来たことある?来たことのない人は??」と確認しながら「自分がやっているお店、弾き語り中心で、10周年…」と語れば
客席から、拍手が沸き起こる
「ありがとうございます…9月1日で10周年、まあ俺にしてはよくやったな…ここは、何年目?12年目…先輩がおったわー…笑…椅子の傷み具合とかみて、10年以上やってると思ってた…笑…コロナ禍で、この2年くらい、みんな飲食の人大変で…「ハーネス」も大変だったんですけど、昨日、そして今日が感染者数10万人を超えたって…今日は品川駅から新幹線に乗ったけど、品川駅も凄い人で、全然コロナ禍じゃない感じ…名古屋駅に土性くんが迎えにきてくれたんですけど、凄く道もこんでいた…まあ、新型コロナウイルスと共存する感じで…俺も知らんうちに3回くらいなってたかもしれない…笑…雄さんは2回くらいなってるでしょう??まあ、共存する感じで、換気はもちろん、俺からの飛沫に気をつけて」となんかおかしなMCを挟んで
「ペンギンに会いに行く」
広がり浮かび上がるのは
四日市の街の風景…
そして…そこで生きてきた…これからも生きていく主人公の想い…
…ストーリー性のある
映像として浮かび上がる…
あたかも短編映画のように…
過去の回想シーンと「今」が交差し…
スローから始まり
後半は…たたみ掛けるような
盛り上がる曲調の変化に
ドラマティックなこの唄の展開に拍車を掛ける!!
切なくも明日への希望が感じられ
曲のラストは、ギターを弾くのをやめ、アカペラでしっとりと唄ってしめる!
拍手喝采!!
ホント!ドラマをみるかのような
素敵な曲で…
唄い終えてのMC
コロナ禍で全然ツアーとかに行けずに、在庫がいっぱい残っているけど、2019年に出したアルバム「あれから僕らは…」…今、歌った歌は、その中の歌と紹介して
「まあ、行商みたいなこと、ライブをやって、その場でアルバムやTシャツを買ってもらって、Tシャツ、今日は半値で…笑…帰りの荷物を軽くしたいんで、物販の土性君に言ってくれれば…ハーネス8周年、9周年のTシャツ、在庫数枚…それだけなので、今日はきっとなくなる…笑…サイズの「S」…それをぱっつんぱっつんで着るのもいいかなと…10周年のTシャツは、また9月に作ります」と、物販の話題をして
「レインソング」
この歌聴いて
心象風景に降る雨は
優しい雨…
情景が鮮やかに目に浮かぶ…サビはメロディアスで、どこまでも優しい…
唄い終えてのMC
「コロナもあって、地方、名古屋も来れず…ほとんど東京「ハーネス」でしかライブをやっていないけど、今日は2時頃名古屋に着いちゃった…逆算して、家を出たつもりだったけど、1時間くらい早く着いて、旅慣れていない俺…笑…みたいな…名古屋に着いて、土性くんと二人でコメダ珈琲…喋る話題もなくて…早く行こうぜーってなって、この辺で車を停めた3時半ごろ、そこで、雄さんが車の中でパンを喰ってるのがみえて、雄さんも早く着き過ぎたのかなと思った…」
なんじゃ、それ??と思えるMCを挟んで…笑
「ソングライン」
歌詞の言葉一つ一つを
丁寧に…しっとりと歌い上げる!!
「そっとそっと」
「もっともっと」
「ずっとずっと」
「きっときっと」
鎌田さんのお得意の表現方法
韻を踏みながら…優しさが漂う…しっとりとした歌から
等身大の想いがひしひしと伝わってくる…
しっとりと
しっとりと…
歌に込められた思いがじわじわっと心の中で
満たされる…
唄声が優しいメロディーに溶け込むように…
「去年、還暦になって、60歳からキャンプをするようになって、まだソロキャンプは行ったことはない…焚火のやり方も教わったけど、一人で実践するのは嫌だなと思って、一緒に行ってくれる人を募集してるんですけど、誰も来てくれなくて…笑…で、そのキャンプで焚火の向こうをみながら、もうこの2022年の9月で61歳…もうそんなに長くは生きられないだろうし、後、20年くらいかなあ…自分が25歳くらいの時、60歳になったら、どんなふうになってるのかなと思ってて、音楽をやっているのかな…凄く金持ちになってるのかなとか…もう音楽をやめてどこかで働いているとか…25歳くらいの時イロイロ思っていたけど…一番思ってなかったことは、ライブバーをやってて、高速バスに乗ってきて唄うみたいなこと…笑…でも、そんな現実も、そう悪くはないかなと思ってて、そんな自分の未来や過去が焚火の向こうで揺れてる…そんな歌を…わかる?これ?わからんかな?まあ死ぬ前の歌…笑…60歳になって、いろいろ死生観というものが出てきたのかもしれない」と
「遠くでゆれてた」
♪消えていく前の自分をみてる~
確かに…死生観…
還暦後の不安や、等身大の今、鎌田さんが感じていることが赤裸々に綴られる…懐かしい思い出と一緒に…
まさに過去の走馬灯を眺めているような…そんな感じで
でも、歌詞がいいのよ!!まるで詩人なのよ…
♪描いてたみらいより少し離れた場所で ひなたの道
懐かしいメロディ― 音楽は続いていく 色褪せない 僕らを照らしてる~
さすが、高橋研さんが言っていた通り、日本の「ボブ・ディラン!」
「スロウ」
曲名どおり「スロー」から始まって
中盤以降は 実に躍動的に
自然発生する手拍子
暗い世界観なんだけど浮かぶ情景描写に
色彩感が感じられるのは
まさに…鎌田ワールド真骨頂!!といってもいいような…
第一部ラストの曲は
「その空の真下」
激しい躍動的なサウンド
唄声がサウンドにのって…響く!響きわたる!!
これにて第一部終了…
歓喜(かんき)を換気(かんき)にかえて
休憩挟んで、第二部へと
第二部は雄さんと一緒に…
1980年代の世界にタイムスリップだー
(続く…)