「書家 矢野きよ実 霄花「いい日になりますように」
…の書展をみに
丸善名古屋本店へ行ってきました…
栄にある大きな本屋さんで
そこの6Fギャラリーで開催されていたこの「書展」
私はフェイスブックで情報を知りまして、この「書展」をみに行くことを目的に、久々に栄まで出かけた訳
久しぶりに歩く「栄」
もう人で、いっぱいですが、私が知っている、若い頃、女の子とデートで待ち合わせしたクリスタル広場は様替わり…
なんか、心に刻まれている思い出も一緒になって、薄くなっていくようなそんな寂しさを感じながら
丸善名古屋本店へと…
もう、この丸善名古屋本店も、私の知っている昭和の佇まいのビルではありませんでした…
私が、丸善名古屋本店へ行ったのは、おそらく…30年以上前が最後…私の知っている「丸善名古屋本店」は隣に明治屋さんがあって…
そこに当時、ちょいとお付き合いしてた子がバイトをしてて…よくバイトが終わるのを、昭和の佇まいだった、この本屋で時間を潰していたんだよね…
そうか…しょうか…しょか…(書家)
あれれ、話が逸れてるー!!
今回の話題は
しょか…である矢野きよ実さんの
「書家 矢野きよ実 霄花「いい日になりますように」
のレポでした…
会場には矢野きよ実さんがいて…目が合うなり、私に声を掛けてくださる矢野きよ実さん!ありがたや!ありがたや!
以前、タコボーさん(本多taco-bow正典さん)と中村耕一さんとのイベントライブの際はお世話になりました…
(写真は、数年前の、その時の「味仙」での打ち上げ!)…なんとも楽しい夜でした…
さてさて私…
「書」の技法とか…細かいことはさっぱりわからない…国語の授業で行う「書道(習字)」の時間で教えるときがたまにあるけど、授業中、墨をするなんてことは、時間短縮のために、全く行わず…「とめ」とか「はね」とか通り一遍の技法を教えて、朱の墨汁を使って、手本を書いて…子供たちに「はい、どうぞ…」みたいな…そんな授業を繰り返している私にとって、矢野きよ実さんの「書」を眺める機会があるごとに…なんか私が行っている「習字」の授業が恥ずかしくなるんだよね…
でも、そんな私でも…
矢野きよ実さんの「書」に感動しちゃったことはしばしば…
矢野きよ実さんの「書」は心に語りかけてくる…「書」と「習字」の違いは一目瞭然…「書」って心が揺さぶられるんだなって…心からそう思う…
闘病生活でも頑張ってみえる秋野暢子さんへのエールなども含めた、温かい気持ち、前向きな気持ちになれた作品の数々…
この「書」からも、ホント「笑顔」が一つの良薬なんだろうなってシミジミと思う…と同時に、眺めているだけで胸が熱くなる
「笑って良くなる」ホントそう思う…
私、入院している小児がんの子供たちに授業をしにいくことがあるけど、不思議と同じ病気なのに、笑顔でいる子どもの方が、より早く治って退院していくケースが多いように思うのよ…
矢野きよ実さんは、東日本大震災後、東北の被災地にて肉親を亡くした子供たちと「書」の活動を通した交流を定期的に行っていて…
その「書」を拝見させていただいたことが、過去にも展示会で何度かあったけど、まさに、その子供たちがかいた「書」が、その子供たちの元気をもたらす要因になっていたといいましょうか…
「書」をかくことで子供たちが元気さを取り戻す…みたいな…
まるで「書」って魔法だな…なんて感じた時が多々ありまして
その東日本大震災後の矢野きよ実さんの活動の温かさが伝わってくる…ダイナミックでありながら、とことん温かみが墨から滲み出ているような気がする作品
「つながる」
世の中で一番怖いことは 自分がいなくなることではなくて君が いなくなることなんだ…
優しさ溢れるこの言葉…ふと我に返って反省したくなるような想い…いつまでも、こういったピュアな想いを持ち続けて、家内に感謝して生きて行かなくちゃね!
「声をあげて泣いていいですか」
今のこの不安定なご時世だからこそ、余計に言葉が滲みる…
矢野きよ実さんは、詩人だなと心から思うと同時に、この「書」の濃淡、行間、全体の字のバランスが絶妙で、まさに矢野きよ実さんの等身大の思いが心に突き刺さる…
「無敵」
矢野きよ実さんの「書」は自分の内面にあるものを吐き出す言葉で表現されるのですが…
あるとき、何も出てこなくて、“無”だったそうな…
そんな想いの時に書いた「無敵」という作品
この「無敵」という言葉の意味は、ロシアのプーチン大統領のお考えとは真逆で「敵は、そこにはいなくてすべてが味方」という意
仮に病気になったとしても、病原菌さえも敵ではなく、自分の仲間にすることで健康になっていく…そんな想いが込められた言葉
私は単純に大好きだったロックンローラー遠藤賢司さんのことを思い出しちゃうんですけど…
「一番星」
「トラック野郎」を即、連想してしまうのは、昭和生まれの悲しいところ…思い浮かぶのが「菅原文太」さんなのよ…
矢野きよ実さんの思いと違ってて、スミマセン!!
そして、最後に紹介するのは
この書展のタイトルにもなっている
「いい日になりますように」
FM AICHIの番組「矢野きよ実の上出来ラジオ」でも必ず最後にリスナ―に向けて、この言葉を言い続けてきたこの言葉
三宅伸治さんの「何にもなかった日」での♪いいことがあるといいね~の歌とも被って感じられる言葉
さらには、小山卓治さんの「最終電車」のサビ♪明日こそは幸せな朝を迎えたい 明日こそは幸せな朝を迎えたい~とも被る元気づけられる言葉
矢野さんの「書」から発せられる等身大の飾らない言葉の数々に…温かい気持ち、前向きな気持ちになれた書展で
ホント、この休日に、出向いてよかったなと
帰り際、また矢野きよ実さんに会える…話が聴ける某イベントの招待券も矢野きよ実さんから…いただいたりして
ありがたや!ありがたや!!
心から…ホント「いい日になりました」…
はい、最後に一言…
これからも読者のみなさんともども…毎日が
「いい日になりますように」
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