江戸時代から人々の間で
「遠くとも一度は参れ善光寺」
と語り継がれ
一生に1度お参りするだけで極楽往生が叶うといわれている「善光寺」が、わざわざ長野県に行かなくても…今いるこの関市にあるという…
極楽往生が叶う善光寺…
これが
せっかく関市にいて…そこにあるならば…これは参拝せずにはいられない…
関善光寺は正式名称
「妙祐山宗休寺」
天台宗安楽律法流の寺院…
武田信玄公が没し甲府城が落ちるに及ぶと、その家臣であった広瀬利広は逃げ延び、その後、関村に移り住む…
その後、五世に当たる広瀬新太郎利忠は、先祖の遺言により、代々の霊を葬るための一寺建立を発願し、1745年に日吉ヶ丘の地に小庵を建立したのが始まりだとか
1818年上野東叡山寛永寺住職の(輪王寺門跡)の公澄法親王から拝領した善光寺如来を安置、善光寺を模した本堂、戒壇が建てられたとのこと…
まあ、一言で言っちゃえば
長野県の善光寺を模倣して作られたお寺だけど
それはそれは、善光寺のモノマネをしちゃうくらいだから立派で…きっと、あの世にいっても、もし仮に…本当の極楽浄土じゃなくても、極楽浄土にいるような気分???にさせてくれるに違いない…
石垣があって、その上に御覧のように…まるでお城のようにも思えちゃう…関善光寺…
駐車場近くには句碑もいくつか…
関善光寺は安桜山の麓に建立されてまして…石垣の上に建つ関善光寺はまるで城塞のよう…
これが境内全体図…
まずは…手水舎で…手を清めまして…
ひょっとしたら、手にへばりついているかも知れない新型コロナウイルスも洗い流して…と思ったけど…竹からの水量がさほどないので…
そこは、持参の手指消毒液でシュッシュと…新型コロナウイルス???退治をしまして…(笑)
宝冠大日如来堂の
宝冠大日如来坐像に合掌!!
この宝冠大日如来堂に安置される宝冠大日如来像がラグビー日本代表だった五郎丸歩選手に似てると話題になってるとか…
おお、五郎丸選手!!おお、五郎丸選手!!
丸みのあるお顔に惹きこまれますなあ…
まあ、休日は、私も家でゴロゴロまる??ですが…汗
続いては、本堂である「善光寺如来堂」
善光寺の如来像は7年に一度しか御開帳しないようで…
ここでは、なんと戒壇巡りができるのよ!!
「日本で唯一つ」の言葉に心躍らされます…
普通の戒壇巡りはコの字型の経路を進んでいくんだけど…ここ「関善光寺」の戒壇巡りは、珍しい「卍型」の経路…卍字型戒壇巡りとしては日本で唯一のもので、長さは49メートルもあるとか…
300円払うと、左手の甲にシールを貼って…このシールは「関善光寺」の紋である立葵の家紋が描かれており、暗闇で光るんだな…
真っ暗な中で、これだけが微妙に光ってるのよ!!
「関善光寺」の戒壇巡りの目的は、錠前を探し触れること…綱が切れた30センチ先にあるんだな…その錠前はご本尊と繋がっており、触れることによって幸運に恵まれるとか…
振り返れば、新型コロナウイルス蔓延から始まって、クソみたいな2020年だったし…2021年こそ、幸運に恵まれたいぞ…触れるぞ!錠前!!
さあ、このお堂の下を…突入…
あっという間に真っ暗…
カイダン(戒壇)巡りが…カイダン(怪談)巡りのように思えちゃう!!
この紐が頼り…
ほんのり浮かび上がる私の手の甲に貼ったシール…
もう闇の世界…頭をぶつけちゃ大変…と思って…おじいちゃんのよーに腰を丸めて…進む!進む!!いかん!いかん!!腰痛が…でも、幸福を掴むために??ガマン!我慢!!!
おっと、紐が切れた!!この近くに錠前があるはず…どこだ??どこだ??手をベタベタベタ…
あ、みぃつけた!!
その錠前に触れながら、心の中でお願い事を唱えると一切の罪が消えて願いが叶うとか…
しまった…汗…みつけた喜びでいっぱいで…願いごとをしてなかったような…
願いごとが、錠前をみつけることになってたような…
その錠前に触れると一切の罪が消える…
家族4人で、五本入りのアズキバー、2本食べちゃってたことを何度も繰り返し行ってしまっていたけど、この罪は赦されるのか…???
錠前に触れることができて、気分最高の戒壇巡り…最後のカイダン(階段)をご機嫌で昇る!!
本堂にて、肝心の願い事をすることを忘れちゃってることに気づかないまま…御本尊様に「錠前に触れることができました…ありがとう!」と合掌した後…には
眺望する関の街並みの美しいことよ!!
善光寺堂(本堂)から大仏殿への渡り廊下にずらーっと並んで鎮座されてるのは閻魔大王さまをはじめとする十王像
その横には
「おびんずるさん(なで仏)」
お釈迦様の高弟の十六羅漢の一人で病気を治す超能力を持っている仏様
もう、お願いすることはタダ一つ…
ボケませんように!!
善光寺の本堂(如来堂)の奥には
龍頭稲荷
龍頭稲荷大明神は、京都伏見稲荷から勧請された、商売繁盛、福徳円満のご利益がある関善光寺の守護神さま
名前からして、中日ドラゴンズファンの方は参拝しておいた方がよいかも…(笑)
そこにあった「おもかるさま」…
ちょうど、戒壇巡りで、腰痛を感じていたので
腰痛が治るようにと願って「おもかるさま」を持ち上げようとしたら
「重っ!!」
「おもかるさま」を持とうとして、余計に腰に負担が…苦笑…
納骨堂「観音霊廟」…これは建立されたのが新しめの納骨堂です…
さてさて、私のこのブログの愛読者ならご存知かもしれないけど…
私、巨大仏好き…でありまして…
そう、ここには、大仏殿(摂取殿)がありまして…
もちろん、この中には広瀬新太郎忠利さんが、祖父母の供養のために1753年建立した大仏さまが鎮座されてまして…
阿弥陀如来大仏が両脇士像を従えて仏壇に座してて、その高さは2.43m
木像仏で約500年前に作られたらしい…
じゃじゃーん!!
おお、それなりに…デカい!デカい!!
めちゃめちゃデカい訳じゃないけど…それなりにデカい!!
その御腹中の胎内仏「宝冠阿弥陀如来」は行基の作といわれてるとか…
おお、いきなり目が合いましたな…
大腹籠大仏といって…あんざん(安産)にご利益があるらしいぞ…
私も計算間違いしないようにって…それ、あんざん(暗算)やないか!
右から…左から…
大仏様は壁にもたれかかってはいません!!
背筋がピンとしてらっしゃいます!!
仏様が濃厚接触…
仏様なのでキン(菌…もとい…金)であっても…
カンセンしません!!
おお、我ながら上手いこと言うた!!
そしてこの関善光寺を建立した
広瀬新太郎利忠の像…
ちょっと…ふてくされて、ぶつぶつ言ってそう…
あ、だいぶつのそばにいてるだけに「ぶつぶつぶつ(仏仏仏)」
おお、またまた上手いこと言うた!!
平安時代中期の天台宗の座主である比叡山、元三大師(がんさんだいし)像
開基である智堂和尚の像
瀧子観音菩薩さまと
大仏様の廻りには、観音様、仏様がいっぱい!
眼の仏さま…
どーか、老眼がすすみませんように…
いやあ、大仏マニアにはタマラナイ!!もう、満足!満足!大満足!!
大仏様をみていつも思うこと…おおらかな気持ちをもって、些細なことにぶつぶつ(仏仏)いいません!!って…
岩場にある如意輪観音
柵で囲まれていました…観音様の形がだいぶ、風化しています…
行者堂
役行者 別名、高祖神変大菩薩 役小角・役優婆塞を祀っています…
岩場を背景に、実にシュール
その横には
弘法堂
全国行脚している弘法さまに合掌!!
ちょいと小高い上に
梵鐘がありまして…
重さ三トンは県下最大の大梵鐘だそうな
さてさて、いつも私が思ってること…
それは、元気でぽっくり逝きたいなって
別に長寿でなくてもいいから…そこそこ平均寿命くらいに生きられて、元気でポックリあの世に逝きたいと常々思っていて…
こんな看板があれば…
お地蔵様に拝みたくなっちゃう!なっちゃう!!!
ミニ四国八十八カ所巡りみたいになってるのかな…
いやあ、ポックリ地蔵尊にお会いしたいと思って…進んでみれば…
想像以上に山道で登る!昇る!まるで、ちょっとしたハイキング
お地蔵様に手を合わせながら…進む!進む!!ポックリ逝きたいがために…
え??安桜山山頂???
別に山登りしようと思ってた訳じゃないのに…
うわー!!お地蔵様が並ぶ!並ぶ!!これじゃあ、日が暮れちゃうよ!!お地蔵様素通り…ごめん!ごめん!!
おお、不動明王さま…
そして、安桜山中央にあった
鎮座する山上弘法堂
もう…ほぼほぼ山を登り切った感じで…
ここに辿り着く途中で、春だというのに汗はだらだら…ぽっくり逝きそうでした…
ああ、ぽっくり逝かなくてよかった…笑
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