東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

確かに塾もしていますが…

2015-03-11 10:25:18 | 学習・塾に関する中身
 私の本業はそろばんの先生です。で、中学生をメインとした塾指導も行っています。そろばん指導のため、指導時間に制約があります。それでもありがたいことに、毎年数名のご希望をいただきます。教室が小さく、どんなに頑張っても1学年あたり8名が限界です。ところが、今年はその限界を超えて塾指導の希望がありました。

 ①授業料が安いわけではありません(私の教室よりもY塾さんが安いです)
 ②卒業旅行もありません(進学塾Wさんはディズニーランドに行くそうですね)
 ③大阪のトップ校への合格実績もありません(R塾さんやM教室さんはトップ目指してしのぎを削っています)
 ④授業中の私語が全くないわけではありません(私が時々ボケます。笑いのない授業は楽しくないんです。Sゼミナールさんは私語なしだそうです)
 ⑤宿題も少なめです(そろばんも部活も全部並行して頑張ってほしいので、決して多くはしていません。最低限の量を指示しています)

 ①に関しては、受け入れできる人数が限られているので、クラスに20人以上も受け入れる塾さんの授業料設定には及びません
 ②に関してはしないわけではないですが、私のお小遣いで行ける範囲には限界があります。
 ③に関しては、塾専業ではないので、5教科合計が430点を超えてくると、転塾をお勧めしたりします。でもうちの生徒たちは保護者のかたも含めてバランス型を希望されるので、なかなかトップ校の志望者が出ません。今までのトップで八尾高校です。(高津は私服なのであまり勧めていません)
 ④に関しては、私の持論が「お笑いの感覚がある者は頭の回転も速い」なもので、時々ボケてみんなのツッコミをもらうことに意味があると考えているからです。事実ツッコミのうまい生徒と学力には私の経験則では相関関係があります。
 ⑤に関しては、宿題はできるものまで出してしまうと効率が悪いからです。宿題は最低限にとどめ、本人からの希望に応じて補充課題を与えます。

 私の考える指導方針は

 予想問題に頼らない(入試問題の予想問題を作れたら、多分私は大金持ちです。)→普段からコツコツ積み重ねる勉強を大事にする
 わからないところを繰り返し解いて自分のものにする→赤ペンで答えを書くのは、赤インクと紙と時間の無駄遣い
 提出物は計画的に進める→試験範囲が発表されるときには提出物はほぼ完成し、自分の弱点補強に全力を注ぐ
 言葉の意味をあいまいにしない→わからなければ辞書をひく。その言葉は次回以降自分で使いこなせるようになる

 これだけです。

 週2回・2時間の指導と、宿題をきちんとこましてもらうだけで、例年私の生徒の5教科平均点は、指導を1年以上続けると、学年平均の+40~70くらいはクリアします。(ちなみに、指導スタートの時点で、学年平均-55点の学年もありましたが、1年後には+40まで来ました。この学年はしんどかったですね)。というわけで、大きな塾の看板やブランドではなく、こんな地域の個人の、しかもそろばんを本業としていいる先生に、大切なお子様を預けていただいているわけです。私は、預けていただいた保護者の皆様のお気持ちと、頑張ってくれる生徒のやる気にこれからも粛々と応えていくつもりです。

 定員オーバーはつらいことです。それでもなんとか皆さんのご希望に応えるべく、いろいろな方法を考えていこうと思っています。

 塾でお預かりする生徒の皆さんは、そろばんを最低でも小学校卒業まで頑張った生徒さんに限定しています。昔通っていただいた皆様からお問い合わせをいただくこともありますが、私の能力の限界もあり、また私の指導を離れたことにより、違うフォームが身についていることが多く、その学習姿勢を私のものに合わすことが、時間がかかりすぎる現実があります。だから、そのままそのフォームの元で指導を受けたほうが効率が良いことが圧倒的に多いので、一律にお断りしています。ご了承くださいませ。
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公立高校入試発表(前期日程)を聞いて~後期日程に臨む君たちに

2015-03-03 19:26:53 | 学習・塾に関する中身
 3月2日(月)、標記発表がありました。

 私の教室からは、普通科の前期日程を3名が、普通科以外を2名が受験しました。残念ながら前期日程普通科では合格者がでませんでしたが、普通科以外の2名はともに合格となりました。

 合格の二人は心からおめでとう!

 普通科の入試は、後期に戦いの場を移します。そのための中学での懇談が明日で終わります。もらってきた通知表とにらめっこしながら、後期は志望校を確定せねばなりません。ずっと君たちとともに頑張ってきましたね。3年生になった当初は「どこでもいい」なんて言ってみたり「これでほんまに3年生かいな?」と首をひねることもあったけれども、全員が通知表が悪くても、志望校を曲げる気はないと言い切りましたね。

 そう!。志望校を下げて合格し、「やっぱり最初に思った通り受けとけばよかった」と後悔することを全員が避けました。ただし、チャレンジする以上は最悪の結果があり得ることを覚悟せねばなりません。

 先生ももちろん腹は括りました。人生最初にして、非常に大きな選択と決断ではあるけれども、先生は全力で君たちを信じます。あと13日、全力で頑張りましょう!

 T:ゲーム禁止! もう今更手を抜かないように、君の本気を最後に見せてください。
 D:よく伸びました。あと一息、君の希望に手の届くところまで来ています。あと一歩、全力で戦い抜いてください。
 S:つめが甘いのが気になります。最後の瞬間まで「こんなもんで大丈夫」という根拠のない自信を出さないでください。
 そしてA:先生生活19年目にして、先生ですら初めてのトラブルをよく乗り越えたと思います。あのトラブルを乗り越えたあなたなら結果は必ず出ると心から信じています。最後まで「やる気で~へん」とかわけのわからないことを言わないよう!

 全員で、春休みに約束の場所で全力ではじけて遊べることを先生も信じています! あと少し、もう少し頑張りましょう!
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