最近ネットで「5.1+3.9=9.0」の答えに対して、.0の部分に赤ペンで斜線を引き「-1点」と書いてある答案を見ました。賛否両論巻き起こっていて、脳科学者の茂木健一郎氏は自身のブログで「子供たちへの虐待」とし、「このような奇習がまかりとおっていることが国の恥である」と述べています。また、元公立・私立の小学校教員である中沢 良平さんは「教員の説明どおり、求めたとおりに解答する過程に重きをおいた指導を重視した結果である」と述べておられます。
一方、小学生の間はまず計算のミスをなくすことに重きをおけば、手続きどおりに計算することの大切さを知ったほうがいい。とか、先生の指導どおりに出来ない生徒が、以降学力を伸ばせるわけがないなど、減点をした先生は当然の指導をしただけという意見も多数ありました。
私は、案外みなさんこのことに潜んでいる決定的な問題点はスルーしているなあと感じています。それはね、
.0をどうして斜線を引いて消さなくてはいけないのかについて、先生が盲目的にそうすることが正しいと信じて教えている現状がおかしいと思わないの?という視点から指摘している意見が皆無だということです。
最初は仕方がないですよ。でもね、必ず生徒・児童から質問がくるはずなんですよ。
・どうして2×3は正解で、3×2は間違いなんですか?
・どうして、watchは正解で、lookは間違いなんですか?
・どうして3.0は正解で、3は間違いなんですか?
このときに、きちんと調べていけば、学校での常識が一般社会での非常識であることに気づいていくはずなんですよね。中学校の定期試験なんかでは、教科書の通りなら先生の解答が(あるいは問題そのものが)間違い。先生の解答が正しければ教科書が間違いを掲載していることになる。なんて問題をたびたび目にします。生徒に指摘されて、ミスを認める先生もいらっしゃいますが、「そんなん入試には出てるの見たことないから、気にせんでもいいよ」なんてことを生徒に投げかける先生まで、いろいろな先生がいらっしゃいます。
私は、学校現場だけで通じる常識なんてないほうがいいと思っています。特にお勉強に関しては。ただし、学級運営上独自のルールを決めること(たとえば、水筒の保管場所とか、給食のおかわりの順番とか、授業中の手を挙げるときのきまりとか)は問題ないと思いますよ。
最悪なのは「教科書や問題集に書いてあっても、先生の教えたとおりに答えていないと間違い!」という先生ですよね。
もっといえば、あなたの指導どおりに答えて、入試で間違いとされたら、その生徒の人生に責任が取れるんですか?と聞きたいですね。小学校の間は特に私は「世間一般で正しいと考えられている解法」を中心に指導します。もちろん、子供たちが違うやり方をしても、学術的に正しいやり方であれば当然認めますし、より一般的なあるいは楽な方法があれば、そちらもあわせて指導します。
中学生には、「試験でバツにされたら勿体ないからそれでもいいけど、本来はこういうことやぞ」と、一般的な考え方を含めて説明をしなおします。
というわけで、学校の先生の根拠のない指導には辟易しているんですが、単位認定権を持つ学校教員は、たとえ知識に間違いがあってもペナルティがないというこの矛盾した状態に打つ手がないのが現状です。せめて自分の生徒には出来る限り正しい知識をきちんと伝えていきたいと考えています。
えっ! タイトルですか。基本的には信用してください。そしておかしいと感じたときには、けんかごしではなくて、連絡帳やお電話で「質問」してみてください。案外きちんと訂正して教えなおしたり、自身の知識を更新する先生も多いですし、そうした先生は大丈夫です。
でも、聞く耳を持たなかったり、逆ギレしたり、改善が診られない先生の場合は、自衛の手段を考えたほうがいいと思います。
先生は子供たちの味方であり続けなければならない。これは私の持論です。私は私の指導を正しいと信じてもらえる指導を心がけていきたいと考えています。
一方、小学生の間はまず計算のミスをなくすことに重きをおけば、手続きどおりに計算することの大切さを知ったほうがいい。とか、先生の指導どおりに出来ない生徒が、以降学力を伸ばせるわけがないなど、減点をした先生は当然の指導をしただけという意見も多数ありました。
私は、案外みなさんこのことに潜んでいる決定的な問題点はスルーしているなあと感じています。それはね、
.0をどうして斜線を引いて消さなくてはいけないのかについて、先生が盲目的にそうすることが正しいと信じて教えている現状がおかしいと思わないの?という視点から指摘している意見が皆無だということです。
最初は仕方がないですよ。でもね、必ず生徒・児童から質問がくるはずなんですよ。
・どうして2×3は正解で、3×2は間違いなんですか?
・どうして、watchは正解で、lookは間違いなんですか?
・どうして3.0は正解で、3は間違いなんですか?
このときに、きちんと調べていけば、学校での常識が一般社会での非常識であることに気づいていくはずなんですよね。中学校の定期試験なんかでは、教科書の通りなら先生の解答が(あるいは問題そのものが)間違い。先生の解答が正しければ教科書が間違いを掲載していることになる。なんて問題をたびたび目にします。生徒に指摘されて、ミスを認める先生もいらっしゃいますが、「そんなん入試には出てるの見たことないから、気にせんでもいいよ」なんてことを生徒に投げかける先生まで、いろいろな先生がいらっしゃいます。
私は、学校現場だけで通じる常識なんてないほうがいいと思っています。特にお勉強に関しては。ただし、学級運営上独自のルールを決めること(たとえば、水筒の保管場所とか、給食のおかわりの順番とか、授業中の手を挙げるときのきまりとか)は問題ないと思いますよ。
最悪なのは「教科書や問題集に書いてあっても、先生の教えたとおりに答えていないと間違い!」という先生ですよね。
お前は独裁者か!
もっといえば、あなたの指導どおりに答えて、入試で間違いとされたら、その生徒の人生に責任が取れるんですか?と聞きたいですね。小学校の間は特に私は「世間一般で正しいと考えられている解法」を中心に指導します。もちろん、子供たちが違うやり方をしても、学術的に正しいやり方であれば当然認めますし、より一般的なあるいは楽な方法があれば、そちらもあわせて指導します。
中学生には、「試験でバツにされたら勿体ないからそれでもいいけど、本来はこういうことやぞ」と、一般的な考え方を含めて説明をしなおします。
というわけで、学校の先生の根拠のない指導には辟易しているんですが、単位認定権を持つ学校教員は、たとえ知識に間違いがあってもペナルティがないというこの矛盾した状態に打つ手がないのが現状です。せめて自分の生徒には出来る限り正しい知識をきちんと伝えていきたいと考えています。
えっ! タイトルですか。基本的には信用してください。そしておかしいと感じたときには、けんかごしではなくて、連絡帳やお電話で「質問」してみてください。案外きちんと訂正して教えなおしたり、自身の知識を更新する先生も多いですし、そうした先生は大丈夫です。
でも、聞く耳を持たなかったり、逆ギレしたり、改善が診られない先生の場合は、自衛の手段を考えたほうがいいと思います。
先生は子供たちの味方であり続けなければならない。これは私の持論です。私は私の指導を正しいと信じてもらえる指導を心がけていきたいと考えています。