早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。
アモールダンス教室、齊藤なつをご愛顧・応援してくださった全ての皆さまに感謝します。
生徒さん、よみうりカルチャー(自由が丘ひとりサルサクラス)スタッフ御一同様、
アモールダンス教室スタッフ、ダンススタジオオーナー様、ブログやSNSを通して陰ながら応援くださったあなた、友人(いつも心の中で思っているよ)…
今年も本当にありがとうございました。
2008年よりインストラクターの道を歩み始め13年。
私も更年期に突入しました。
不眠、右手のしびれ、左手の腱鞘炎、
偏頭痛、めまい、
頭皮・顔~足の先まで全身カチカチ山のタヌキさんのような皮膚炎、
夕方になると襲ってくる米俵を背負わされたような強い倦怠感、
などなど…
私の場合、
良くなったり悪くなったりを繰り返しながらだんだん悪くなっていき、
こんな「更年期症状の総合カタログ」のような状態に発展。
一時期はレッスンの時以外は寝込んでいるような時期もありました。
が、ここ最近でようやく落ち着いてきている感じが見られるようになってきました。
またしてもホルモンの気まぐれで、
小康状態なだけなのかもわかりませんが
更年期は病気ではなく体が変化していく過程のひとつ。
体のほうも今、一生懸命変わろうとしているんですね。
こんな更年期な自分はダンスの先生でいてはいけないのではないか?
と、悩んだ時もありました。
でも、それでは教室の「40歳からの女性」を否定することになる気がして、
踏みとどまりました。
実際、更年期になってみてわかったこともいろいろありました。
たとえば以前ベリークラスでフィンガーシンバルの振付をした時、
腱鞘炎やバネ指の生徒さんより
「フィンガーシンバルのバンドが痛い」とのお声がありました。
フィンガーシンバルはダンス中取れると大変危険なので
強く指先を絞めるバンドで固定します。
その時30代の私は知識として腱鞘炎やバネ指のことは知っていても、
実際どういうものなのかはよくわからなかった。
でも実際に更年期になって腱鞘炎になってみて、
持ち道具が手に負担になることがよくわかるようになりました。
私も症状がピークな時はベールワークさえ不安なくらいでした。
めまいなんかもそうですね。
キョロキョロ頭を動かすと突発的にめまいが起こる場合もあるので、
サルサクラスレッスンのターン練習や振付では、
「練習できる人は一回転半、めまい等ある人は半回転で」というふうに
生徒さんが選択できるようにしたり、
ベリーでは手に負担をかけるフィンガーシンバルなどの持ち道具は避け、
ベールも複雑なベールワークは控える。
ベリーでは定番の
頭を激しく振るような振付は当教室では省くなどしています。
こんなふうに更年期でいろいろ模索するなか、
生徒さんより
「もう少しゆっくりペースで練習できる簡単な振付にしてもいいのでは」
というお声をいただいたのも良いきっかけになりました。
技巧的で見映えのするものではなくても
大人世代が取り組みやすい振付ならそのほうがいいのではないか、
シンプルでもいいのではないか、
そんな視点でもう1度自分の振付作りについて考え直して…
こんなふうに、
ひとつひとつではありますが、
40歳からの女性の実際によりマッチしたレッスン、ダンススタイルを工夫しながら作るようになりました。
来年も
無理をせず更年期の体をいたわりつつ、
アモールダンス教室をしていけたらと思います。
私のできることは本当に草の根的なことではありますが、
アモールダンス教室を通して生徒さんの体と心の美健康作りのお手伝い&
文化・芸術に親しむ時間をお届けできたらと思います。
大人世代の女性の美健康作りはシニア生活の美健康生活にもつながっていく大切なことだと思うので
こうして少しずつでもやっていきたい。
そして、文化・芸術を愛でる心は大人にも大切なことだと昨今とみに感じます。
痛ましい事件の報道を目にする度、
もし当事者に音楽や絵・工芸やダンスなどの何かしらを愛でるような習慣が生活の中にあったら、
何かが違っていたのではないか…
と思ってしまいます。
それほどお金のかかることばかりではないはず、毎日聴くラジオから聞こえてくる演歌や歌謡曲に癒される、気がつけば乗り越える気力をもらってた
そんな経験が誰にもあるはずです。
もう若くないから…こそ!
ダンスしましょ✨
来年も
どうぞよろしくお願いいたします。
amor…💖
アモールダンス教室
主宰・齊藤なつ
🎀お問い合わせはこちらからどうぞ🎀
お気軽にお問い合わせください。