端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

2009-08-18 | Weblog
自然相手の 農業は自分が社長で使用人の気楽さですが 仕事は探すほど限りなく出てきます。

日本一小さい米作りをしていますが 収穫が終わった と言っても仕事は限りなくあります。
脱穀の後の 藁も今は機械化で収穫と同時に 小さく切断して 田んぼに戻しますので 藁そのものを見ることは少なくなりました。

米の収穫と同時に 今年の藁は出来が良いとか 悪いとか 藁にも評価が 下ります。

昔 農家には必ず牛が 飼われていた時代は 藁は大切な飼料でしたし 藁を束ねる のも藁でした。
生活に必要な 縄 莚 カマゲ ぞうり 藁灰 などから 秋のお祭りのときは
鳥居に掛ける しめ縄 まで作っていました。

布のぞうりが流行り 神社の鳥居のしめ縄も ナイロンのロープになり 藁を利用
することも なくなりました。

それでも穴熊さんは 収穫の終わった田んぼに 出かけ 藁を集めて 庭に干してています。

家庭菜園に使うためですが 集落の神社の大祭で 神楽の蛇切りに使う 蛇作りのための 藁を 今年当番の方に頼まれたからです。

写真の藁を15束 綺麗に庭に並べて干しています。

そういえば 畳 土壁 藁屋根 納豆 などにも 藁が使ってあります。
使ってしまえば土に 返ります。 本物のエコです。

昔の人の智恵には 脱帽です。