故郷は 海の魚 川の魚とも 豊富に食べられる所でした。 今のように 冷凍技術や輸送手段の少なかった頃は 本当の地産地消でした。
朝 漁港にあがった魚はすぐに オバサンたちが リヤカーで回ってきていましたし 今頃は水の綺麗な一級河川でとれる 鮎は夕方 釣り帰りのおじさんたちが 台所に声を掛けていました。
そんな時代ですから 北国の魚は どれも塩辛く 焼いて食べるのが 主でした。 秋刀魚もそんな 塩ものばかりでしたが 生の秋刀魚に 出会えるようになって 筒切りにした 秋のあぶらの乗った秋刀魚を 圧力鍋で煮たものが 大好きになりました。
この秋 塩秋刀魚は 沢山見かけましたが 生の秋刀魚は まだでした。 心待ちしていた私昨日 スーパーで見つけました。 お値段も 私の財布と折り合いのつく値段でした。
早速 筒切りにして 針生姜を沢山入れて 圧力鍋で煮ました。 箸を使えばホロりと崩れて 骨か 身か分かりません。
美味しい 女房太る秋です。