寒い 毎日が続いていますが 動かねばなりません。
大体の予定は 考えているのですが 洗濯が主になったり 掃除が主になったり 来客とおしゃべりが弾んだりと 年寄の暮らしは 予定通りには進みません。
昨日は 買い置きの唐芋が目に留まりました。
石油ストーブを出したとき 焼き芋の為に買ってきた「紅はるか」 です。
早速 皮をむいて 乱切りにして 切り餅を3個をのせ 蒸し器で蒸しました。
竹串で確かめ ボールに取り上げ すりこ木で突き混ぜます。 少し砂糖を入れるのが私流。
食べごろにまとめてすくって黄粉をまぶします。
子供のころから なじんだ田舎の味です。
暮れの 正月の餅つき 数年前まではご近所数件で 共同でついていました。
暗いうちから かまどで何段もの蒸し器が 湯気を立て 蒸しあがると 石臼にひっくり返り 男衆の木ねの音が響いていました。
搗きあがると 一番年配の 婆ばあが 鼻の頭に餅とり粉をつけつつ ちぎっていました。
朝飯抜きのみんなが 搗きたてのお餅を 味見です。
最後には 唐芋の蒸したものと もち米の蒸したものを混ぜ 練くりにして 黄粉を敷いた室蓋に流しれ 終了でした。
洗いかたずけがすむと 皆で 焼き肉 すき焼きで 一年を〆ていました。
餅つき機が家庭に入り あまり餅も食べなくなり 田舎のこんな お付き合いも 消えてしまいました。
今は 練くりも 産直市場では 一年中 並んでいますが やっぱり自分で作って食べています。