端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

つわぶきの花

2019-11-16 | 思うこと

手入れの悪い 我が家の庭ですが今ツワブキの花が 満開です。

小さな冬の気配を感じながら 背中に朝日を浴びて 蛍光ペンを片手に 熱いお茶をすすりながら 新聞を広げて 読むのは私の楽しみの一つです。

こんな今朝 声の欄の投書に 胸を熱くしています。

私が 一年生の夏 日本は終戦を迎えました。

4月の入学式は祖父母の暮す県南の山村でした。

3人の 弟は手元に置き 私だけでも戦火を逃れさせようとの 父と母の思いだったのか 今は知るすべもありません。

敗戦を迎え 4人の子供を育てるのには それはそれは大変だっただろうと 想像できます。

今朝の 朝日新聞声の中の投稿者のお父様は 家族を故郷に残し ニューギニアで戦っていた 若き青年25歳でした。

8月に終戦を迎えましたが 混乱の中 ふるさとの土を踏んだのは 半年後でした。

故郷で 青年の帰りを待っていた家族は 情報不足の中 もう戦死したものと 奥さんは子供とともに 再婚をし新しい家族を作っていました。

25歳の復員兵の 青年の胸中を思うと 涙がこぼれます。

こんな話 あの頃はたくさんありました。 

その青年は のちに伴侶を見つけ 毎夜酒を手にし 病を発症し42歳で 人生を閉じられたのこと。

その時の 息子さんが72歳の投稿者です。

そして この度亡きお父様の戦っておられた ニューギニアを尋ねられるとのこと。

投稿者の思いと  ニューギニアの地で お国の爲と言われつつ戦っておられた御父上の気持ちが感じられればと かたっておられます.

敗戦のあの混乱を子供の目で見ていた私 戦時中だけの苦しみとは別に その後の庶民や子供の敗戦の後の 難儀なことを 伝えなければと近頃感じています。

コメント
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