端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

シナモン

2010-05-19 | Weblog
自宅に肉桂の木のある すみ子さんから 肉桂を頂きました。
子供の頃 かじっていた 懐かしい味です。

先日 日曜日の朝早くに 花火が打ち上げられていました。 何の花火だろうかと
聞いたら 中学校の運動会でした。
運動会は 秋のものと思っていた私は 気のない返事をしていました。
私が子供の頃の運動会は それはそれはにぎやかでした。
朝早くから 母は重箱にご馳走を詰め 家族皆で 行っていました。
おやつは 青い蜜柑 茹でた栗 大きなサトウキビ それに肉桂も ありました。
裏門のあたりには 沢山の 出店も出ていました。

足の遅い私は運動会は大嫌いでした。
母は 転ばないように 走ればいいと変な慰めを 言っていました。
肉桂を口に含むと 何十年も過ぎた昔なのに 昨日のことのように思い出します。

今時の子供 肉桂を見せても 知っている子供は 少ないでしょう。
お菓子を作るときの 皮だけ丸まったシナモンも ありますが 食指は動きません。

あのピリとした 辛さといい香りは大好きです。
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夏 椿

2010-05-18 | Weblog
我が家の 夏椿が咲き始めました。
いよいよ 夏の始まりです。

そんな気持ちの良い季節
私の住む県の県央の町 川南町で発生した口蹄疫は とうとう私の町の酪農農家にまで
発生しました。
次々と広がりを見せ とどまることを知りません。

集落の中にも 牛で生活の農家があります。
道の入り口や 集落の入り口にも 消毒薬が 撒かれ真っ白です。
知事はとうとう 非常事態宣言を出しました。

今日現在 飼育されていた牛や豚が 11万頭も 処分されたのです。
殺傷されるときのあの家畜の悲鳴が 耳に残っていると 農家の方のコメントを新聞は
伝えています。

読んでいて私まで 胸が詰まります。
何の罪もない 牛や豚 愛情を掛けて育てていた 農家の方々のこれからの生活など
思いやるとき 胸が痛くなります。

一日も早い 終息を願わずには居られません。
すべての 命を頂いて 人間が食べて 生きているのを感じます。
当分は なるべく外出は控えるようにとの ことです。


ポーチが出来上がりました。
深さ15cm 幅22cmです。
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枇 杷

2010-05-16 | Weblog
人生 先が見えたと 言うのに毎日あくせくしています。

畑は 夏の野菜の準備です。 
お爺さんは 4日連続のゴルフの後 今日は畑仕事です。
お婆さんは 町へ 命の洗濯に行きました。

田舎のいいところ 沢山ありますが 話題の映画が都会で 上映されて 半年くらい
しなければ田舎では見ることが出来ません。
見たいものだと 熱を上げても 半年後では 熱も冷めようというものです。
近頃 アジアの映画に私は 目をつけています。

映画大好きの私 今「千年の 祈り」が上映中で それが見たいのと 買い物ついでに
バス少一時間掛けて 出かけました。

テレビが 出始めの頃 ラジオは一人で 映画は二人で テレビは家族で と
宣伝していましたが ラジオもテレビも映画も 一人で楽しんでいる 私です。

ウェイン・ワン監督のこの映画 父親と娘の心通わせる物語です。
子供のときは なんでもない娘と父親の関係ですが 段々大人の女性になり 家庭を
作った娘に 戸惑うのでしょう。
まして娘が 離婚したとなると 励ましたい気持ちと 新しい伴侶を見つけるべく
心配する 父親が居ます。
心のひだの奥を見るような映画でした。

デパートに寄り 本屋さんに寄り 若いイヤリングのお兄さんのズボン 股下が30cm
位で よくも歩幅が取れるものだと感心しつつ 帰ってきました。

枇杷の実が熟れ始めました。 梅雨も近いようです。
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夫 婦

2010-05-13 | Weblog
注文していた本が届きました。 
囲碁の世界で鬼才といわれた 藤沢秀行氏夫妻をテレビのドキュメントで 拝見して
その奥様の 藤沢モトさんを知りました。

囲碁の天才といわれたご主人で 風変わりで破天荒な 勝負師のご主人をささえられた
奥様 藤沢モトさんが 書かれた本があるのを知り 探していたものです。

今は 結婚して こんなはずではなかったと思えば すぐ離婚し 又別の人生を生きていくことが なんら恥ずかしいことではなくなりました。
結婚の 相手によって大きく変わる女の人生ですが そこには沢山の辛抱と 諦めを
抱えながら 小さな楽しみや喜びを見つけながら 夫婦の日常を 過ごしているような気
がします。

それにしても 日本の昔の女性は偉い 其の一言です。
「辛抱」と言う 日本語 近頃は 余り聞かなくなりました。



大島紬の機織の試し織りの布を 頂いていたのを 整理中です。



これは男物の 大島紬です。
大きな病気で入院の方のお見舞いに 伺ったとき 売店に行くときに 使っていただくょうに プレゼントしています。

ただいま 小さなポシェットがマイ ブームです。 
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干し筍

2010-05-12 | Weblog
まだ 筍の旬だというのに 干し筍を頂きました。

山の 干ししいたけ農家は 乾燥のために大きな乾燥機が供えてあり 椎茸は勿論
この時期の 茹でた筍を干したり 畑の人参や大根まで乾燥して 保存します。
乾燥した 筍大好きな私 頂いてすぐ水にひたし 茹でて 早速 細切りにして
筍 こんにゃく 人参 えんどう豆など有り合わせで煮ました。
爺と婆の夕食のおかずの 一品です。



ポシェットが出来上がりました。
刺し子の布が 残っていたので それを利用して作ったポシェットです。

幅20cm 深さ25cm ファスナーは18cmです。
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雪の下

2010-05-10 | Weblog
初夏のような日が続いていたのに 今日は肌寒い雨です。

昨日は 母の日でしたが やっぱり 自分で台所に立ち 料理を作り 食べるのが
祝いだと 思っている私は 今日ささやかに混ぜ寿司と稲荷寿司をつくり
少しのご馳走で 夕食でした。

私も母が生きていれば 91歳です。
私は母が20歳の時の 子供ですから 私の歳に20歳を足せば すぐ分かるのです。
尋常小学校しか出ていませんでしたが 賢い母だったと思います。

教育勅語を最後まで 暗記していて敗戦の後新しい教育になっても 私の前で
教えていました。

私たち 子供の教育は もっぱら ことわざや四文字熟語 などの語録だった気がします。
戦争の 混乱期に青春を送り 戦後の食糧難の時期 子育てをし 苦労の連続だっただろう
今 思いめぐらしています。
もし 母が元気なら 昔の話を色々することが出来るのに と思っています。
貧乏暮らしの中 47歳で逝った母を 思うとき 今でも切なくなります。



大島紬の布が まだ少し残っていました。ポシェットにしました。



幅17cm 深さ20cm ファスナーは16cmです。
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2010-05-09 | Weblog
畑の えんどう豆今が旬です。
ご飯に入れたり 煮豆にしたり 楽しんでいます。

そして 作るのがこのおやつです。
子供の頃 母がフライパン一つで作っていた 懐かしいおやつです。

薄く 延ばして焼いた生地に エンドウ豆の餡子を乗せ 巻いただけです。
春巻き みたいに包んだり 八つ橋みたいに包んでも 良いかもしれないと おもっています。

辛党の穴熊さんも 美味しいと食べていました。
きっと子供の頃を 思い出しているのでしょう。


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お手玉

2010-05-08 | Weblog
連休の目標は 私の周りの整理整頓でした。
色々な布や 糸を 整理整頓しながら いくつかバックも出来ましたが まだまだ
かたずいていません。

本を読んだり 手紙を書いたり ミシンを掛けたり 布を切ったり 色あわせをしたり
一番落ち着く場所です。

和の柄で 巾着を作った残りの布で お手玉を作りました。
4cm×8cmの布 色違いで二枚づづ 4枚で作ります。
中には ペレットを フイルムケースで 二杯入れました。

手を動かすと 脳に良い刺激になるとか この歳になって脳も堅くなり 少々の
刺激では だめだと思うのですが 子供の頃のお手玉遊びを 復習しようと思います。



柿も花を付けています。



栗も花を付けています。

一度に 夏の到来です。
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聴 力

2010-05-07 | Weblog
自分達は まだまだ若いつもりで居ますが 現実は高齢者二人の生活です。
お互いに 耳の聴力も 怪しくなり 話し声がついつい大きくなり テレビの音声も
大きくなっています。
特に 相方の穴熊さんの聴力が落ちているのではないかと 私は気にしています。

私は人も知る 大声で 内緒の話等出来ないくらいの大声なのに…… とストレスを溜めています。


先日 穴熊さんが 同窓の方に電話していましてが 全然話が通じなくて とうとう
奥様に 交代して 連絡していました。
補聴器を装着しておられるらしいのですが この文明の機器も 人の耳ほどの性能は得られず 結局わずらわしくて はずしている時が多いのだとか。

二人の会話の中で 面白おかしい話も二回目となると しらけて 面白くも
なんともありません。



エステや筋トレ カルチャーと老いに抵抗しても 体は段々老いて年齢相応の 肉体
になっていることを知らされます。

人間らしく この地球に生まれたことを感謝し 日々の普通の暮らしを感謝し
自分らしく 感謝しつつ逝きたいものだと 思うのですが 老いることの難しさを
少しづつ 感じています。
今朝も 小雨の中 ゴルフに出掛けました。 来週は4日続くと 暦を見ていましたが
何日かは 雨が降ることを願っている私です。

ポーチが出来上がりました。
幅 22cm 深さ24cm ファスナー20cmです。
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冷 汁

2010-05-06 | 食べ物
不順な 春のお天気でしたが ようやくいつもの気候になり ここ二 三日は 初夏の
陽気です。

子供の頃 朝 目が覚めると 台所の色々な音が聞こえていました。
貧乏暮らしの 狭い家ですから 当然ですが 毎日弁当持参の父のために 母は早くから
台所に立っていました。

竈の火は燃え 大きな木の蓋の間からは 湯気と蟹のあぶくのように 蒸気が上がっていました。

頃合を見て 薪を引かなければ焦げるので 飯を炊くだけでも 気の抜けない 女の
仕事でした。

七輪では 卵焼きが いいにおいをさせていました。

そんな朝 リズムよくまな板と包丁の音が聞こえると すぐ起きて はだける寝巻きの
紐を結びなおし 台所へ行っていました。

其の音は 決まって冷汁の胡瓜を刻む音だったり すり鉢のごまやいりこを当たる
音だったりしたものです。

米の飯など 食べられる時代ではありませんでしたが この冷汁は麦飯にのほうが
相性がいいのです。

今は 白いご飯にかけて食べますが 穴熊さんは麦飯にして欲しいらしいのです。
これから暑くなる夏 我が家の朝食の定番です。

はるか昔の子供の頃を思い出しつつ 食べています。
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