綾町の 「酒泉の杜」で開催される 春の骨董市が今日と明日 開催と聞いて 朝早くから出かけました。
昨日まで 雨でしたが 今日は暖かく晴れ の骨董日和です。
まず 目に付いた 合羽 年代物です。 このお店のご主人 よほどお気に入りの様子でこのての合羽を三枚 展示中です。 売って欲しいといっても 首を立てには振らないだろうと 思えるくらいの 感じでした。
戦後まもなく 皆食べることに一生懸命で 娯楽は場末の映画館で見る 映画とラジオでした。
時折空き地に 丸太が組まれ 踊りが趣味の人が 集まって踊りや寸劇をして 皆で楽しんでいました。 そんな時 座布団を抱えて 一番前に陣取って 食い入るように見ていたのが私です。小学校低学年の頃です。
近所のお姉さんが 男装で この合羽を片手に 長どすを指して おどる また旅物が大好きで 見得を切ってにっこりしたとき 光る金歯は 今でも まぶたの裏に 浮かびます。
歳をとっても 軽い感じの私はあの頃の 影響だと確信しています。
柿渋染め挑戦したく 大漁旗は手に入れたのですが まだ実現していません。 骨董市にも柿渋で染めた こいのぼりが出ていました。
骨董市も楽しいですが お客さんを眺めるのも 又楽しいものです。 後ろ姿 撮ってもいいですか と聞いたら どうぞどうぞ といわれ 連れの方に 前でもいいですよと 冗談とも本気とも 分からない 言葉をかけていただきました。
運転手の穴熊さんは 家ご飯主義ですから 急いで 回って お昼前には 帰りました。