先日は友人と8時48分に豪徳寺で待ち合わせて、インド料理パティヤラパレスに行く。
友人、大いに語る。
五木寛之は好きだが織江の唄は受け付けない、
人のキャパシティは決まっていて、何がどれだけ辛いのか他人がとやかく言えることではないが、
言ってもらうことで何か気づくこともある、
ラジオで大田元沖縄知事からはよそでは聞けない沖縄の貴重な話が聞けた、
今日のシシカバブはボリュームがあるけど食べ切れるのか、
逃現郷という喫茶店が京都に有って、今の俺にはぴったりの名前だ、
苦しい時に鼻歌で気が紛れることもある、
対位法や十二音階ではなく鼻歌を語らせて欲しい、
藤村いろはカルタの絵が岡本太郎の父だと聞いてびっくりしたが、
言われてみると納得がゆく、
「鼻から提灯」の絵も圧巻だ、
「西瓜丸裸」は西瓜を食べて子どもが服を濡らしてしまうので
服を脱がせたことに由来する札だろう、
それを頭が西瓜で体が人間の絵にしたところが岡本太郎の父親らしい、
岡本太郎は東北の写真や沖縄文化論がおもしろい、絵は岡本一平のほうが好きだ
と喋っていた。
約1280円の二種のカレーとナンのセットと600円のシシカバブとビールで
二人で4600円。
帰ってボールト指揮の東芝EMIのエルガー二つの交響曲と管弦楽曲集を聞く。
交響曲も威風堂々調で悠然とした足取りで素晴らしい。
この友人と話すと全てを笑い飛ばせて気分が軽くなる。
提灯を鼻から出した凄い絵を酒の肴にシシカバブ食う
今日はグループ展を開いている画廊に行き、複数の旧友と歓談して珈琲を飲んだ。
エルガーの二曲の交響曲と管弦楽曲集ボールト指揮のCDを貸してくれたクラシック好きの友人と話す。
彼はエードリアン・ボールトは結構繊細な指揮もするのに日本では聞かれていない、
ボールトはヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集も素晴らしい、
死ぬ前にヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」を聞いて永遠の海に旅立っていったという逸話がある、ボールトは膨大な録音があるのに日本のレコード会社は余りCD化しない、
エルガーがEMIから出た時はすぐ売り切れたので、再販したときに買った、
イタリア四重奏団のベートーヴェン四重奏曲集は歌っている、あんなに歌っている録音も珍しい、
ヘルマン・ヘッセの人は成熟するにつれて若くなるみたいな本を読むと嬉しい、
ピアノ曲は聞くのか、そう言えばヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン・ピアノソナタ全集のステレオ盤が廉価盤で出た時に教えてくれたな、
クラウディオ・アラウのショパンのノクターンで号泣か、わかるな、自分もルービンシュタインのノクターン集が好きだ、
国語はどういうふうに判るのかを敢えて言語化する授業だ、
自分の絵本の写真のコラージュを作ってくれた友人はなぜ自分の詩にこういう写真やイラストをつけたのかをよく説明してくれた、
その説明も絵本に載せたかったが見る人見る人の想像力に委ねた方が良いと言われた、
と話していた。
別の友人たちは私の絵はかわいくて良い、Tシャツに絵をプリントするとよいのではと来場者に言われた、と話したので私は小躍りして喜んでしまった。
誉められて伸びるタイプだと言われた。
昔はドリームアカデミーとかを聞いていたがあれはあれでよかったが、クラシックに開眼するのも分かる、やはり今でも愛好家が多いのは普遍的な価値があるのだろう、と喋っていた。
お喋りが楽しくて飛ぶように時間が流れた。
飛ぶように時間が流れ気がつけば辺りは暗く暖かな風