眠る前に中公の日本の名著・道元を読んでいる。道元の石井恭二訳河出文庫第二巻は絶版。再版求む。
ヘルマン・ヘッセの音楽エッセイは奥深い。
最近シューベルトがお気に入りで、弦楽、交響曲、ピアノソナタと万遍なく聞いている。
メニューイン指揮のEМIの交響曲全集まで喜んで聞いている。
宇野功芳氏が酷評したものである。内田光子のシューベルトピアノソナタ全集入荷しない。
本当にメーカーにあるのか謎である。
この前は友人と豪徳寺で会ってもう一つの薩摩みたいな本を熱く語られた。
ヘルマン・ヘッセの描く水彩画は表現主義ふうだ。
原色に近い色で鮮やかに各部が塗り分けられている。
「アルプス南麓の村」に多くの水彩画が載っている。
ヘッセは詩も書く、小説も書く、水彩も書く、多才である。
英語の古代宗教の本、読むのが止まっている。
最近心を慰められたのはディーター・ツェヒリンのシューベルトソナタ全集、
メニューイン指揮のシューベルト交響曲、
コンツェルトハウスの弦楽曲、ヘッセのエッセイ(フォルカー・ミヒェルス編)。
後、時間が空くとフォルクマール・アンドレーエの世界初のブルックナー全集を聞いている。
チェリビダッケのブルックナーは勿体ないので未開封。年の瀬に好きなものに囲まれている。
来年のハイティンク・エディション早めに出ないものか。
アンドレーエのブルックナー全集は凛とした音で楽譜を厳格に再現する。
ヘッセが聞いた名指揮者の演奏が、かつての持ち味もそのままに全曲録音されている。
これは奇跡的な録音の記録である。十分鑑賞に耐える音質で、胸に迫ってくるものがある。
ディーター・ツェヒリンの緩急自在の強弱をつけた好ましいピアノソナタ聞いている。
彗星が夜空をよぎる年の瀬にピアノソナタに願いを込める