ヨーゼフ・カイルベルト・コレクションを聞いている。
ベートーヴェンの交響曲が第九以外全部入っている。
(ヨーゼフ・カイルベルトの第九はN響盤のみ売っているらしい。)
モーツァルト後期交響曲が入っている。
ブラームスの交響曲全部と序曲が入っている。
ブルックナーの6番と9番が含まれている。
ブルックナー9番のあとにティル・オイレンシュピーゲルが入っている。
ヨーゼフ・カイルベルトの響きは古き良きドイツの懐かしい響きである。
私はヨーゼフ・カイルベルトを一枚も持っていなかったので
このセットは嬉しい。
veniasというレーベルでこのコレクションは発売している。
この会社はブルーノ・ワルター、ルドルフ・ケンペ、クリュイタンス、
シュミット・イッセルシュテット、マルケヴィッチなど渋いラインナップのボックスを連発している。
その中でも私の目を惹いたのがヨーゼフ・カイルベルト・コレクションである。
ドイツ物好きには何とも言えない懐かしい響きである。
ほとんどがステレオ録音で、ヒストリカルと言うよりは現役盤である。
ピアノ物ではワルター・クリーンのシューベルトを引っ張り出して聞いている。
ワルター・クリーンは一見流暢すぎるのだがよく聞くとチャーミングである。
オーストリア出身だがアメリカ録音のせいか
音響にクリスタル感がある。
流暢ななかに伸び伸びした歌心がある。vox box 社からシューベルトとモーツァルト
が発売されている。
品薄だったモーツァルト・ピアノソナタ全集(第一集と第二集)を最近見つけた。
これも聞くのが楽しみである。
ヨーゼフ・カイルベルトとワルター・クリーンで憩っている。
懐かしい伸び伸びとした歌心胸を打たれていつまでも聞く