服色も焼けると困る小春の日
襟巻きを外して帰る冬ぬくし
図書館も人影消えて冬木冴ゆ
刷り立ての包みが届く春近し
行き帰り日も長くなる冬野かな
背も寒き引き初めには葛根湯
除雪車の吹き上げた雪 土混じる
メモ書きに空也のごとく文字を吐く
梟が町見下ろして春間近
月初には買わずに済まぬちぎり餅
もう少し寒さに耐える節分草
段ボール部屋高々と早春賦
人の世も心も移る年度末
消えそうで寒さ引き摺る残り雪
小包が福音告げて山笑う
散歩道思案に耽る雪間草
2眼レフ構えて笑う聖人日
2眼レフ構えて笑う聖人日写真のように一瞬を焼く
襟巻きを外して帰る冬ぬくし
図書館も人影消えて冬木冴ゆ
刷り立ての包みが届く春近し
行き帰り日も長くなる冬野かな
背も寒き引き初めには葛根湯
除雪車の吹き上げた雪 土混じる
メモ書きに空也のごとく文字を吐く
梟が町見下ろして春間近
月初には買わずに済まぬちぎり餅
もう少し寒さに耐える節分草
段ボール部屋高々と早春賦
人の世も心も移る年度末
消えそうで寒さ引き摺る残り雪
小包が福音告げて山笑う
散歩道思案に耽る雪間草
2眼レフ構えて笑う聖人日
2眼レフ構えて笑う聖人日写真のように一瞬を焼く