超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

キルケゴールのドライヴ感

2023-10-29 21:02:37 | 無題
今書いている作文が、半分近くまで行った。
量がすべてではないが、ある程度書くと、安心。
キルケゴールの「哲学的断片」という本、
何だ、この突然の止まらない信仰告白は!と
戸惑いもしたが、哲学的な議論の流れが
面白く、どう着地するのか楽しみになって来た。
それまで、自伝的恋愛小説を、長々と、
手を変え品を変え、書いてきたのに、
ここに来て、哲学的な詩のかたちで、
キリスト教の信仰告白に大きく舵を切った。
たぶん、この哲学者は、失恋と、
信仰の意味を自分に問いかける、
二本柱で話を進めるのだろう。
話の大きな哲学体系を嫌い、
個人的な人生の岐路の自分の決断や選択
を語ったということで、のちの
実存主義の先駆者とされる。まぁ、多作で
破天荒な、運命と戦う哲学者である。

信仰を話し出したら止まらない吾が道を行く無垢な哲学
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歳時記日記・擬宝珠の花

2023-10-29 00:03:42 | 自作俳句
庭先の秋明菊は真綿色
秋蔭に息をひそめる杜鵑
人生の門出に似合う水引草

縞のある擬宝珠の花ホルンかな
晩秋に蕾摘まれし白き薔薇
秋の暮れ泰山木の雌蕊落つ

秋の町狸や猫も居る車道
十月尽郵便局に長い列
はぜ蘭と泡立草がフェンス越し

十三夜下界を照らす明月や
蜜蜂が夢見て憩う草の花
丸太窓秋のデニムに陽が差せり
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