鯛焼きの頭を残す冬の猫
年の瀬に開き終えたる寒菊や
公園で袋と遊ぶ寒鴉
平仮名に難語を直す年の暮
浮き足で歳末市に転倒し
年末におにぎりパンが湯気を立て
窓辺から蠟燭立ての冬灯り
年の瀬の郵便局は人の波
花柄の端切れの旗が冬に揺れ
待ち人の便りを願い絵馬に書く
禁断のケーキの甘さ年忘れ
毛糸帽よく似合う顔息白し
年の瀬に開き終えたる寒菊や
公園で袋と遊ぶ寒鴉
平仮名に難語を直す年の暮
浮き足で歳末市に転倒し
年末におにぎりパンが湯気を立て
窓辺から蠟燭立ての冬灯り
年の瀬の郵便局は人の波
花柄の端切れの旗が冬に揺れ
待ち人の便りを願い絵馬に書く
禁断のケーキの甘さ年忘れ
毛糸帽よく似合う顔息白し