薄紅の寒菊が咲く通学路
冬帽子集団登校みな黄色
バス停で手が悴んで細雪
前書きと後書きも書くこの師走
折り紙を暦に貼りて待つ聖夜
旧友の百面相で年忘れ
白黒の土方巽かまいたち
一葉が最後に落ちて冬木果つ
雲間から冬日の見ゆる歩道橋
木枯らしに耳赤くなる毛糸帽
福音を啄んでいる寒雀
指先に薫る真冬のラベンダー
冬帽子集団登校みな黄色
バス停で手が悴んで細雪
前書きと後書きも書くこの師走
折り紙を暦に貼りて待つ聖夜
旧友の百面相で年忘れ
白黒の土方巽かまいたち
一葉が最後に落ちて冬木果つ
雲間から冬日の見ゆる歩道橋
木枯らしに耳赤くなる毛糸帽
福音を啄んでいる寒雀
指先に薫る真冬のラベンダー