超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・牧開き

2024-04-23 00:03:20 | 自作俳句
片笑窪君影草の芽に思う
昔日や見るものすべて朧ろなり
春曙から日が昇るまで肌寒し

春光に樹々の命の輝きて
風光る通学生の溌溂や
土降りて遠き異郷となりにけり

水温む鏡に映る寝起き顔
牧開き牝馬の声が聞こえけり
天竺画サッシに貼りて花まつり

雲雀啼く野を歩きたし黙々と
若草の匂いを帯びて髪なびく
図書室の窓の木洩れ陽春深し
コメント
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