先日実家に見舞いに行きネットスーパーで買い物した。
本を2階へ運んだり、布団を移動させたりした。
あんぽ柿とドンレミーのしあわせスフレロールケーキを差し入れる。
移動中はフリードリヒ・グルダの50年代のベートーヴェンピアノソナタ全集
(オルフェオ盤)のうち8枚目の30番台を聞いて行く。
冬の見舞いにはフリードリヒ・グルダだ。
頼まれた「毎日フランス語」12月号を手渡すのを忘れていた。
帰ってスマートレターというゆうびんの料金込みの封筒を買って180円で送る。
メール便が廃止されてこの店ではスマートレター180円を始めた。
なかなか便利なシステムだ。CDは送れるのか判らない。
CDは一枚なら定形外郵便で140円で送れる。
母はお見舞いのお返しを送ると言って通販でいろいろ注文していた。
私が今年買ったCDはベートーヴェンのピアノソナタ集が多い。
クラウディオ・アラウ・ヘリテージ。
エミール・ギレリスの選集。
グレン・グールドの選集。
フリードリヒ・グルダの50年代の
オルフェオ盤の全集。
ヴィルヘルム・バックハウスの旧盤。
どれもそれぞれに味があり甲乙つけがたい逸品である。
風邪気味なのでグルダのオルフェオ盤聞いて
憩っている。
母があんぽ柿としあわせスフレロールを喜んで食べていた。
印象的な、冬の一コマである。オルフェオ盤のグルダいいな。
何気ないお菓子で冬の一コマが刻まれてゆくクリスマス前
今日は実家に行って本の片づけとかいろいろ手伝った。
ワルター・ベンヤミンのパサージュ論5冊貰って来る。
オクタビオ・パスの重たい伝記はやめた。
帰宅してS&Bのスパイスリゾートほうれん草のカレー食べる。
デルソーレの手のばしナンといっしょに食べる。
クラウディオ・アラウのディスク1のトラック12の音飛び、ダメかと思ったが
CD研磨サービスに出して4日間で戻って来た。
ダメ元で再生したら、何と音飛びしないで最後まで聞き終えた。
完全修復である。信じられない。
HMVでも初期不良で音飛びするとレビューに書いてあった傷なのに直った。
今日は移動中グレン・グールドのベートーヴェンの30番台聞いて行く。
30番台は歌声とか少し聞こえるが奇矯なところがなく
安心して聞ける。
冬の見舞いにはグレン・グールドだ。
今度見舞いに行ったら好物のあんぽ柿でも買って行こう。
最近人と思想や世界の名著読んでいる。
クラウディオ・アラウのCD安心して聞きながら
オイルヒーターで暖まって世界の名著耽読である。
クリスマスの足音が近づいている。
ベツレヘムの星が私たちを照らしてくれることを願う。
またウルガータ聖書でも読んで静かに過ごしたい。
ラジオでカフカを読めと話していた。
カフカを読まずにウルガータ聖書を読む。
水木しげる氏が引用していたがゲーテは「好機を待て」と言ったという。
家々に冬の明かりが灯るとき好機を待てば照らす陽もある
グレン・グールドのベートーヴェン・ピアノソナタ録音を聞く。
その自在なテンポ感、間の取り方、速弾きや遅弾きの妙を味わう。
グールドはバッハ弾きの手法をベートーヴェンにも応用している。
独自のアーティキュレーションで小刻みに奏でられる面白い演奏。
グールドのベートーヴェンは誰とも似ていない。
二人といない独自の演奏である。
ときどきひどく真っ当に弾くときがあって却ってドキドキする。
奇天烈なグールドからベートーヴェンらしい可憐な響きが聞こえるとき
貴重な音楽に触れた思いがするのである。
速いときは猛烈に弾き飛ばす。
遅いときは本人が満足するまで十二分に遅い。
これほど恣意的にテンポを動かすピアニストも少ない。
グールドの10代の頃のアイドルはアルチュール・シュナーベルだったという。
グールドはいわゆるベートーヴェン弾きではなかったが、
シュナーベルに私淑する一面もこの奇才にはあったのである。
モーツァルトのピアノソナタ全集を残しているグールドであるが
ベートーヴェンを全曲遺すには至らなかった。
グールドの異形のモーツァルトも議論を呼ぶ奇天烈演奏だが
ベートーヴェンも賛否の分かれる自由すぎる演奏である。
こんな人がクラシック界に居たこと自体一種の謎である。
言わばクラシックの真ん中でアウトサイダー芸術を開花させたようなものだ。
グールドの唸り声が時折聞こえるのも愉しいが
グールドの奇天烈さの裂け目から貌をのぞかせる
可憐なベートーヴェンの旋律が
聞き手の心に深く響いて来るのである。
好き好きに気ままに咲いた花たちの可憐な顔が時折見える
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先日見舞いに行ったら母はシャキシャキしてしゃんしゃん歩いて陽気に笑っていた。
今日はクラウディオ・アラウのベートーヴェンを聞く。
1枚目のトラック12の5分前後が音飛びをするので磨いたら傷が広がった。
音飛びのことはあきらめよう。
カール・シューリヒトとハーグ・フィルのブルックナー7番をデンオン盤で聞く。
シューリヒトのブルックナーはデンオンの7番、EMIの8番9番が素晴らしい。
8番9番は静謐だが、ハーグ・フィルとの7番も鄙びていて泣ける。
ヘンスラー社からSWRのブルックナー・ライブが出ている。
4番5番7番8番9番を持っている。
4番5番はスタジオ録音がないのでこれは貴重である。
ハーグ・フィルとの7番が泣けるくらいいいので
SWRのライブもまた聞いてみよう。
Eテレでパーヴォ・ヤルヴィとN響のマーラー復活見る。
丁度ほぼ丸々見れた。
これはラジオで聞いて結構よかったので映像で見れて嬉しい。
歌詞も字幕付きで親切である。
この世では皆悩んでいる、この世では皆苦しんでいる、
それならいっそ天国へ行こう、神から生まれて神に帰るのだ、
私たちはよみがえる、私たちはよみがえる、神の光に飛び込んでゆこう
ああ、そんなふうに歌っていたのか。
パーヴォ・ヤルヴィはフィナーレのあとブラボーと自分に言い聞かせるように
自分で言っていた。なかなかいいもの見た。
今ハイティンクとベルリンフィルで復活の復習をしている。
いろいろ好転するようにと願う。
お見舞いで陽気に笑う母を見て傷も忘れてヒーターで憩う
仕事前にオイルヒーターが着いた。
早速取り出してみた。
7キロのわりに嵩張らない。
キャスターを取り付ける。
机に寝かせてユー字型のワイヤーと金具を固定する。
最初やり方が判らなかったが
説明書を見て10分ぐらいで取り付けられた。
肝心のオイルヒーター、スウィッチを入れる。
500w、700w、1200wと切り替えられる。
電気代が心配なので700wで試してみる。
たこ足配線は禁止。
つけて15分ぐらいで少しほかほかしてきて、
一安心。ほんのり暖かいかも。
40分ぐらい経ったが、ほんのり暖かい。
じんわりというほどではない。ほんのり暖かい。
カーボンヒーターは局所的にやけどするほど熱いけど
オイルヒーターにはそういう即暖性はない。
触ってもそんなに熱くない。
でも、傍にいるとほんのり暖かい。ずっと居るとじんわり暖かい。
そういうものなのですね。
電気代がちょっと怖いけど
火の元安心の、気長なほんのり暖房生活が始まりそうです。
気の長いほんのり暖房傍に置きこれから先は小春日和で