超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・栗あんぱん

2024-10-26 00:03:16 | 自作俳句
逆光の暗い顔でもマロンシュー
栗型の栗あんぱんが目の前に
靴流通秋はいつでも感謝祭

ピーユピと秋の野鳥が啼いて居り
秋被る帽子忘れて物寂し
今頃は蓬莱仙の区民祭

秋曇り思ったよりも暖かく
突然の呼び鈴を押す秋の人
秋山が町を見守る安堵感

映像がモデルと歩く秋舞台
秋祭り終わりて疎ら町薬師
MAワンまだ着ているや通学路
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徒然俳句・庭の菊

2024-10-25 00:03:22 | 自作俳句
月の夜の兎の箱のチョコレート
カーテンに秋の陽光うららかに
秋の旅窓から外がよく見える

秋土産食べたゴディヴァの甘い罠
半月の暗い部分が奥ゆかし
ベーコンの絵を人が舞う乱調美

長年の謎がこの秋明かされる
聖人も心迷わす秋の宵
難しい話は抜きに庭の菊

白い線秋空色の青のシャツ
秋の川煉瓦造りの仮倉庫
秋起きた些事は今後の伏線か



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徒然俳句・今とあの頃

2024-10-24 00:03:13 | 自作俳句
町の庭コキアいつしか赤くなり
秋めくる超現実のアリスの絵
大学の前衛映画で育つ秋

冬隣り接骨院で立ち直り
幼少のピアノレッスン秋生かす
秋の宵ミクロマンユメ型を決め

お握りの彩りセット秋の宵
悪い夢夜長に消して早く寝る
秋の日の地獄図鑑が役に立つ

裁縫で一から作る秋のネコ
セーヌ川遊覧船を描いた紙
月明り振付帖やバレリーナ




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徒然俳句・いつか見た影

2024-10-23 00:03:43 | 自作俳句
特大の朧月夜も夢うつつ
彗星の流れた夜に息凍る
秋風に葛根湯を飲む夜半

秋晴れに身も引き締まるそぞろ寒
BBCライブに浸る夜長かな
人がみなやがては帰る天の川

記念日に付箋を貼って秋思する
あの時の秋の夕焼けただ黙し
黒髪を軽く垂らして秋野かな

留守番に秘密の秋の蓋を開け
風となり恋人となる花野かな
お化けらの列に並びて南瓜祭





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徒然俳句・巻き戻し

2024-10-22 00:03:19 | 自作俳句
学校を出たての助手の多い歯科
ハロウィンの南瓜拾いて笠地蔵
青シャツの秋に再び戻りたし

ケルパーを観て創作に秋目覚め
秋に言う生まれ育ちも此処の町
学祭の部活で知りし新世界

舞台前スイーツだけで動く秋
市民祭花いっぱいの初舞台
あの日から幾歳月や今朝の秋

雪の秋やや遅れると知らせあり
お気に入りリストに星をつける秋
過去の秋永遠の輪で巡り来る


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