明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

いつか街で会ったなら 中村雅俊

2018-08-21 12:52:20 | 僕の音楽日記
拓郎さんの提供曲の中で一番、二番に位置する好きな曲。

「俺たちの勲章」の挿入歌。

当時 別れの場面に流れるこの曲に
妙にハマった感じを覚え
実生活の中でも
親友との別れもあったり

僕の中で流れていた歌だった。

引っ越しで何も告げずに行ってしまった
K林くん
長年僕たちは
将来漫画家になることを夢見ていた。
そんな仲間だったし、
親友だった。


彼とまた、もう一人O崎くん
と僕の三人は
学年でも
絵や漫画を描かせたら
トップ3の位置にいたのだった。

だから自信があったし
絶対漫画家になるんだと
夢見てた。

家の近くにいて
お互い行き来できた距離が
K林くんの家が新築されることで
遠くに引っ越す事になった

それまでそのことは
僕は知らなかったし
知らされてなかった。

そんなところで
へんな優しさなんていらなかったのに…
K林くんは
最後まで
いつ引っ越すなんて
僕に言わなかった。

時間はかかるものの
そう遠くない隣町なのだけど

今まで近くにいただけに
その距離に
寂しさを覚え
離れてしまうのは
実際の距離だけでなく
心の距離も離れてしまったようで

ちょうど中学に上がるその前に

それまでの小学生での
思い出に終止符を打つかのように…

彼は隣町で中学生
新一年生となった。

いつか街で会ったなら…


それでもいつかどこかの街で
会ったなら肩を叩いて
微笑んでおくれ…

引っ越し先の住所の書いた貼り紙の
ドアの前で
僕は立ち尽くして
その歌を口ずさんでいた。