12月の初めっていやだね

１２月に入るとどのショップもジングルべルを流
す。テレビｃｍはさらにベートーベンの第９・歓
喜の歌が加わる。

喪中欠礼のはがきも年々増える。これまでは母が、
弟が、であったが次第に本人が亡くなりつつある。

いやだね。いまごろの季節。

銀杏の黄色もどんどん落ちて、坊主になっていくし。

先輩の中には、年賀状打ち切り宣言をした人がいる。
私もそうしたいが、年賀状までやめてしまったら、
ずんべらぼうの年になりはしないか。

ただ、親戚関係は、年に一回のつながりだから、や
めるわけにいかない。義理で続いている人にはどう
しよう。

こんなことは、７４歳の時も７８歳の時もそう考え
ていたに違いない。

人が真剣に人生を考えるとき、必ず成長するものと
思っている。

だったら、一ミリでも成長したか、優柔不断なおじ
いさん。

１０億円当たるって 宝くじ

３階から落とす目薬を目に入れる確率といわれる宝くじ。
分かってはいるが年末になるとなぜか宝くじ売り場を素
通りできない。

今年は最高１０億円の賞金が当たる。人々の夢を引き上
げている。

当たったらどうしよう。夢はふくらむ。

瀬戸内海の島を買って別荘を建てる。電気や水道をどう
する。それよりも、だれも不便なところへこないよ。

世界一周の豪華客船に乗る。
残り少ない人生、船に缶詰状態で過ごすのって、時間の
計算が合わない。

５億円くらいの豪邸を買う。
そんなところに一人で住んで楽しいわけがない。

見たことも、使ったこともないお金をもらってもせいぜい
１億円くらいの夢で済む。

金額上げすぎだよ、所さん。