人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

「物忘れなど憂うなかれ」

2016-12-08 21:57:35 | 80はミステリーゾーン
渡部昇一さんの図書「敬老生活」のある見出しに表
題の「物忘れ」について書いてあった。

渡部さん、若い頃も人の名前など「えーと、ほら」
と出てこないことはしょっちゅうだったらしい。

でも、80歳を超えて「ギリシア・ラテン引用語辞
典」を暗記しているといううちに暗記力そのものが
高まっているとか。

渡部先生とはまるっきり話は違うが、私にも思い当
たる出来事が最近あった。フルートの曲で、シュー
マンの「3つロマンス」の第2楽章を繰り返し練習
するうち、90小節くらいを暗記してしまった。

私は物覚えが好い方ではない。さっきあったことを
忘れることはしょっちゅう。日程などダイアリーが
なければ一歩も前に進まない。

また、若いころのこと。お寺の仕事をしていた時、
「阿弥陀経」というお経を覚えた。何回も何回も読
むうちに覚えてしまった。

なにしろ、大学受験を通り過ぎて間もなくだったの
で、丸暗記は苦ではなかった。
新聞記者になって、8年後、琵琶湖で死体が上がった。
そのとき、阿弥陀経をあげたが、何の狂いもなくすら
すらl経文が出て来た時は自分がびっくりした。

記憶という頭にある棚をつくると、記憶したことがら
はそこに仕舞っておけるものだ。

阿弥陀経は一日10回以上読んだ。5年以上だとしても
2万回読んだことになる。
阿弥陀経は脳細胞に刻み付けられていたから、思い出し
すのではなく、口から経文が現れた。

結論。

どんな音楽、歌も100回練習すると覚えられることか
ら、10000回も歌えば脳に刻み付けられてしっかり
と覚えてしまう。

それだけのことかも知れん。
あくまで、個人の意見であります。


胃袋も心も温まるかす汁

2016-12-08 20:18:29 | 80はミステリーゾーン
私には、胃袋がないから腸袋か。ぴんとこないけど。
けど、粕汁は寒い時期にぴったりの食べ物。

かす汁の主役は鮭、ブリ、豚、脇役は大根、人参、白
ネギ、コンニャク、ごぼうなど。

何を持ってきても合うし、料理に自信のない人も、う
まいかす汁が作れる。久しぶりに食卓にあがれば、ほ
っとするような、昔大勢で囲んだ食卓を思い出す。

なぜ、かす汁は人の心をあたためるか。

私の場合は酒の味かなあ。もともと、液体は日本酒に
なるのだから。

よっぽどアルコールに弱い人は酒粕で酔うらしい。
酒粕を食べて飲酒運転で捕まった人があるらしい。

こんな人は酒屋の前を通っただけで、顔が赤くなるか
も。

酒粕も種類があって、名酒からの分身からはおいしい
酒汁ができると思っている。

酒はいま飲んでいない。酒汁を食べて、飲んで飲酒を
復活することはない。

酒汁の湯けむりと、匂いで十分。
炬燵に入って味わいましょう。