ルナです。

2013年3月に最高速度300キロで運転する「スーパーこまち」が登場したが、
発表前には、その命名は公募結果上位の「なまはげ」になるだろうと県民の間でうわさされていたそうだ。
先日、ママさんは、その「スーパーこまち」に乗ってみたものの・・・・
大宮から、仙台、盛岡とその走りは、確かにえっ??と思うほど今までにないほどの速さだったとか。
ところが、盛岡から秋田へ向かいだすと・・・・


田沢湖線の急行列車かと思うほどの速度ダウン

今思えば、「なまはげ」の域に入ったことで、
「こまち」もおしとやかな娘に変身したのだろうか?
なんと、大曲からは驚きのスイッチバック

新幹線が逆走しはじめるのだそうだ。
なまはげ・・・って聞くと、多くの人は「秋田」を思い浮かべると思うくらい、
なまはげ=秋田のイメージが強いよね。
でも、秋田の人は「なまはげ顔」ではないよ~(笑)
まれに、秋田で育ったルナが大好きなおじさんに一人だけ、
ちょっと似ている人は知ってるけどね



この前、ルナ達は、男鹿半島の入道崎から、
男鹿市北浦真山・・・というところにある「なまはげ館」と「男鹿真山伝承館」というところへ寄ってみた。
パパさんが交渉してみたけれど、即答で「ルナはお断りされた~


そんなわけで、ルナは、残念ながらなまはげさんには会うことはできなかった。
代わりにちゃんと見てきて報告してね~って、ママさんに頼んでおいた。


入口手前にあった「なまはげの玉」となまはげ柄のポスト

お手紙出したら、なまはげさんが届けてくれるのかなぁ~(笑)
なまはげ館の中は、写真は撮ってもいいけれど、インターネット上に掲載はNGだそうで、
中の様子は、こんな感じだったそうだよ。
各地域でなまはげの顔や形・大きさ・色使いに特徴があって、
特に、この真山地区のなまはげには、唯一、角が無かったとか。
そして、多くのなまはげの顔の部分は「ざる」で出来ているそうだよ。
また、大みそかのなまはげ行事を15分ほどの映画で見せてくれる。
そこで、ようやく、なまはげの歴史と、秋田の歴史ミステリーへと誘われるそうだ。

そこから奥の建物へ行くと、そちらが、「男鹿真山伝承館」
およそ、20分ほどで、大みそかに行われるなまはげ行事を間近で体感できるそうだ。
パパさんは、これをルナに体感させようとしたんだとか・・・

ママさんに、「ルナがびっくりしててんかん起こしたらどうするの?

また、叱られていた。
そんなときには、ママさん・・・変身~~~

怖いよ~~~


ルナのお家中には、なまはげが大みそかだけじゃなく出没するよ!!

伝承館の方は写真もネットもOKだそうで、
詳しく知りたい方は、リンク先からどうぞ。
簡単に説明すると、家の主の所へ最初に使者が来て、「今からなまはげが入っても良いですか?」と伺いにくる。
「どうぞ」ということで、なまはげが「泣く子はいねが~」とやってくる訳らしい。


わが家にはそんな者はいません・・・と主がなまはげをなだめて、お酒やご馳走でもてなして、
お土産を持たせて帰っていただくというもので、
子供たちも、「ちゃんと勉強しています。頑張ります。」
そう約束して、1年の計を締めくくるのだろう。
今回の、問答では、嫁が親が寝た後、遅くまでカラオケでお酒を飲んだり歌ったり、
それが原因で、朝寝坊。
そういう報告が来ているけれど、どうなっているのじゃ



そんな嫁はいませんって言っていたけど・・・・・

もしや、この家の嫁ってお前かぁ~って、ママさんの腕をつかんで言ったそうで、
「嫁と言われるほども若くはありませんし、
カラオケなんか行ったこともないですよ~



パパさんには、「お前、毎晩、大酒飲んでるだろう?」って、なぜ知ってる~~


実は、この日、たまたま、ママさん達が体験した時間、
東京から来たという3歳&0歳ぐらいの小さな男の子の4人家族と一緒。
これって、その小さな子供たちには悪かったけれど期待通りの「大泣き」が見られて、
ママさんにとっては大感動。
でも、流石に今どきの子供、最後にはなまはげと「タッチ

この風習は、秋田でもこの男鹿地区特有で、
「なまはげは節分の鬼」と勘違いされているけれど、
家々を回るのは大みそかの行事で、2人一組で独身の若者がなまはげ役になるのだそうだ。
最後に、この家の語りべさんが言うには、
なまはげが落としていった藁を持っていると、1年間、無病息災が叶うと言われているので、
各家ではしばらく掃除もせずに落ちたままにしているそうで、
よろしかったら、どうぞ、お持ち帰りくださいませ~ ・・・・とのこと。
もちろん、パパさんもママさんも、そのご利益をしっかり頂戴して、
ママさんは、それを少し高い所に保管しているんだよ。
ここは、遠くからお客様が来てくれたら、ちょっとご案内したいスポット。
小さなお子様向け~(笑)
鬼・・・・って、誰の中にもあるよね。
そんな鬼から、
親は子供を守ってやる、子供は守ってくれた親を有難く思う・・・・
そんな秋田の温かな家族愛を深く感じるような気がした。
