此処にツレの介護日記をアップするために
250日余りの日々、つけていた日記を紐解く作業中
4年前の辛さが甦ってきてしまい苦しくなることもありました
倒れてしまった当日から数日間の日記は
特に苦しくて、紐解かずに置いて
その部分は飛ばして書き出しました
しかし
苦しいことも、一度はお日様に当ててしまった方が
昇華されやすいとおもいます
2007年3月20日の日記から
剛が我が家を独立して、その二日目
引っ越しの片付けを手伝って埼玉にいる私に
ツレから携帯に電話が入る
「大変なことしちゃった
倒れて左の手も足も痺れている」と軽く言う
普段冗談ばっかり言うツレだから
そんなに元気に話しをしてるのに?
ふざけているの?と思い
「あっそ!今、忙しいから」と電話を切って片付けを再開しようと思った
それぐらい、こんな事態を想像もしてなかった
ツレ「救急車を呼ぼうと思うんだけど」と言う
それを聞いた途端に帰る仕度をする
医者嫌いで
滅多なことじゃかからないツレだ
真剣な電話なのだと思った
夢中で歩く仏子駅までの道
携帯でツレと連絡をとる
しかし、何度話しをしてもまだ
ツレが、何処かとぼけているような軽さがある話し方をするので
深刻さを信じてない私がいた
それでも、電車に飛び乗り
ツレにメールを打つがそれには返信がない
乗り換えの所沢で慌ただしく電話をするが
その電話には出ない
徐々に、鼓動が早まる
花小金井駅を降りて直ぐに
再度電話をするけど、やっぱり出ない
頑丈に塀にも裏木戸にも施鍵してある我が家
救急車を呼ぶ必要があった場合でも
二階に寝ていると言っているツレを搬出するなら
私が帰宅してからの方が簡単に搬出できるだろうと
判断したのは正解だったのか
玄関を開けて
「パパ!」と呼びながら二階に駆け上がる
畳に横たわるツレ
左の手の甲と顔を抓る
全く痛がらない
念のために右を抓る
「痛いよ~!」と言う
あぁ・・・本当だったんだ・・・
119を呼ぶ
ツレが何度も自分でかけたと言うが
繋がらなかったと言う
「側にいて」と言うが、家の外で救急車を待つ
サイレンを鳴らして到着
血圧や熱を測りその間に受け入れ先を問い合わせてくれる
吐き気を訴えていたツレがもどしてしまう・・・
田無の佐々病院に搬送され
入院と決まる
その後、担当の医師から説明を聞くまで
心の何処かで
大丈夫さ!
あれだけ元気なパパだものと言う気持ちがあった
ツレの処置を終えて出て来たM医師が
「脳溢血です
今は状態は落ち着いていますが
まだ危ない状態です
万が一、
今夜にでも再度出血して脳圧があがるようなことがあれば
命の危険があるので脳のふたをあけて手術となります
損傷したところが脳幹部ですから
ご主人のアイデンティは失われていませんが
運動能力は失ってしまいました
今後はリハビリをどう頑張っていくかと言うことですが
車椅子生活になると思います」との説明に
目の前が暗くなる
「お子さんが居るなら連絡しておかれた方がいいですよ」
との言葉に初めて事の重大さを突きつけられる
どうやって帰宅したのか覚えていない
ツレの息子さんや弟さんに連絡して
ツレと私の仕事のキャンセル等も慌ただしく済ませ
荷物を持って再度病院にいく
病院のベッドに酸素マスクをして苦しそうなツレが横たわっている
薄目を開けて私をみる
「ごめんね・・・心配かけて・・・」と言う
動かなくなった足と手が固まってしまわないように
マッサージする
まだ信じ切れてなくて
左手を抓ってみるけどやっぱり痛がらない・・・
念のために左手のツボを指圧してみる
「痛いよ~」と全身で身もだえする!!
神経残っているジャン!!!
すこ~しだけ安心して
帰路、病院の指示のあった寝間着など必要な物を買い物
私の食欲全くなし
倒れるようにベッドに潜り込むが
3時間で目が覚めてしまう
お客様に2通の手紙を書く
夜が白々と明けてくる・・・
250日余りの日々、つけていた日記を紐解く作業中
4年前の辛さが甦ってきてしまい苦しくなることもありました
倒れてしまった当日から数日間の日記は
特に苦しくて、紐解かずに置いて
その部分は飛ばして書き出しました
しかし
苦しいことも、一度はお日様に当ててしまった方が
昇華されやすいとおもいます
2007年3月20日の日記から
剛が我が家を独立して、その二日目
引っ越しの片付けを手伝って埼玉にいる私に
ツレから携帯に電話が入る
「大変なことしちゃった
倒れて左の手も足も痺れている」と軽く言う
普段冗談ばっかり言うツレだから
そんなに元気に話しをしてるのに?
ふざけているの?と思い
「あっそ!今、忙しいから」と電話を切って片付けを再開しようと思った
それぐらい、こんな事態を想像もしてなかった
ツレ「救急車を呼ぼうと思うんだけど」と言う
それを聞いた途端に帰る仕度をする
医者嫌いで
滅多なことじゃかからないツレだ
真剣な電話なのだと思った
夢中で歩く仏子駅までの道
携帯でツレと連絡をとる
しかし、何度話しをしてもまだ
ツレが、何処かとぼけているような軽さがある話し方をするので
深刻さを信じてない私がいた
それでも、電車に飛び乗り
ツレにメールを打つがそれには返信がない
乗り換えの所沢で慌ただしく電話をするが
その電話には出ない
徐々に、鼓動が早まる
花小金井駅を降りて直ぐに
再度電話をするけど、やっぱり出ない
頑丈に塀にも裏木戸にも施鍵してある我が家
救急車を呼ぶ必要があった場合でも
二階に寝ていると言っているツレを搬出するなら
私が帰宅してからの方が簡単に搬出できるだろうと
判断したのは正解だったのか
玄関を開けて
「パパ!」と呼びながら二階に駆け上がる
畳に横たわるツレ
左の手の甲と顔を抓る
全く痛がらない
念のために右を抓る
「痛いよ~!」と言う
あぁ・・・本当だったんだ・・・
119を呼ぶ
ツレが何度も自分でかけたと言うが
繋がらなかったと言う
「側にいて」と言うが、家の外で救急車を待つ
サイレンを鳴らして到着
血圧や熱を測りその間に受け入れ先を問い合わせてくれる
吐き気を訴えていたツレがもどしてしまう・・・
田無の佐々病院に搬送され
入院と決まる
その後、担当の医師から説明を聞くまで
心の何処かで
大丈夫さ!
あれだけ元気なパパだものと言う気持ちがあった
ツレの処置を終えて出て来たM医師が
「脳溢血です
今は状態は落ち着いていますが
まだ危ない状態です
万が一、
今夜にでも再度出血して脳圧があがるようなことがあれば
命の危険があるので脳のふたをあけて手術となります
損傷したところが脳幹部ですから
ご主人のアイデンティは失われていませんが
運動能力は失ってしまいました
今後はリハビリをどう頑張っていくかと言うことですが
車椅子生活になると思います」との説明に
目の前が暗くなる
「お子さんが居るなら連絡しておかれた方がいいですよ」
との言葉に初めて事の重大さを突きつけられる
どうやって帰宅したのか覚えていない
ツレの息子さんや弟さんに連絡して
ツレと私の仕事のキャンセル等も慌ただしく済ませ
荷物を持って再度病院にいく
病院のベッドに酸素マスクをして苦しそうなツレが横たわっている
薄目を開けて私をみる
「ごめんね・・・心配かけて・・・」と言う
動かなくなった足と手が固まってしまわないように
マッサージする
まだ信じ切れてなくて
左手を抓ってみるけどやっぱり痛がらない・・・
念のために左手のツボを指圧してみる
「痛いよ~」と全身で身もだえする!!
神経残っているジャン!!!
すこ~しだけ安心して
帰路、病院の指示のあった寝間着など必要な物を買い物
私の食欲全くなし
倒れるようにベッドに潜り込むが
3時間で目が覚めてしまう
お客様に2通の手紙を書く
夜が白々と明けてくる・・・
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