古天神から移動して「新」綱敷天満宮の拝殿の正面に来ると、「継ぎ獅子」の奉納中でした。
繋ぎ獅子を見るのは初めてです。
今治地方の各地に「繋ぎ獅子」の文化がありますが、元々この地にはありませんでした。
17~18年前に今治市で始まった祭り「おんまく」にこの地区は伝統芸能「三番叟」(後で登場します)で参加しましたが、「継ぎ獅子」の迫力に負けてしまいました。
獅子を被らない、三番叟の伝統をそのまま負けん気で「繋ぎ」に発展させた独特の「繋ぎ獅子」です。
従って獅子は登場しません。
繋ぎ獅子の奉納が終わった後、その獅子が舞って、
箱を引いた猿が現れました。
箱は長持ちの代わりでしょうか?
箱からお菓子を取り出して子供に配ります。
さて、お菓子を配り終えたと思ったら赤い絨毯が敷かれて、1頭が上着を着て、お供に花束を持たせて現れました。
仮面を取って彼女を呼びます。
プロポーズしました。
彼女が了解します。
拍手の嵐です。
「おばさん泣いとらい」の声に振り返ると、彼だか彼女だかの母親らしき人がボロボロ涙を流しいています。
私もウルッとしてしまいました。
仲間からの祝福を受けて、
彼に肩車されて退場していきます。
繋ぎ獅子の技がここでも生きているのですかね。
それはそうと、こんなことする祭りだったの?
そんなエセ郷土人の疑問に関係なく、祭りは続きます。