荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

村の鎮守の神様のー1

2017年05月12日 | 散文
今日はめでたいお祭り日です。
綱敷天満宮と同じ日に行う祭りです。

ふるさとは今、一言では表現できない多様な緑に包まれます。


朝から笛太鼓なんて聞こえません。
普段と変わらない静けさの中で、神社幕が風に揺れています。


太平記の舞台である世田山の麓での祭りです。


宮出し前の、神輿の担ぎ手の記念撮影に遭遇しました。
大人神輿と子供神輿を合わせて、たったこれだけの人数しか居ません。
綱敷天満宮の祭りと随分違います。


実は、40数年振りにこの祭りを見ます。
それでも知り合いが2、3人居ました。
近況を報告し合ったりして懐かしいです。


前回は神輿を担ぎました。
拝殿の前でご祈祷が始まるのを待ちます。


部落役員は正装して待機しています。


神職が到着しました。
どこかの神社から出張します。


拝殿前でお祓いを受けます。
最後尾に立っているのは老幼なじみです。


去年宮総代を務め終えた彼は、今年は「だいば」を務めます。
「だいば」は鬼の面を被って、子供神輿の先頭に立って、邪気を払いながら進みます。

「だいば」の漢字は「代番」かも知れません。
「神の代わりに子供を見守る(番をする)」との意味かも知れません。
とにかく祭礼の要職です。
小父さんにはしんどいけど・・・。

部落役員会で祭りの催行と継続を協議した結果、今年は大人神輿の運搬車を作ったそうです。
なんせ、記念撮影の人数(総勢14人)しか担ぎ手が居ません。
交代要員なんて居ません。
やむなしです。


私の時代は、男子の同級生だけで6人も居るくらい、人手が一杯ありました。
その昔は各家の長男しか神輿を担がせて貰えませんでした。
当時担ぎ手は37歳で引退させられましたが、今は希望すればいつまででも担げるそうです。
それでも、14人しか居ません。
現在子供神輿は女子でも担ぐ事ができます。
貴重な戦力です。


永遠に続くかと思うくらい長い時間手を叩きながら、同時に「おお~~~~~」と言って呼びながら、神が降りるのを待ちます。


ようやく子供神輿が降りて来ました。
背の高さがバラバラです。


石段を降りて村を練り歩き(殆ど軽トラで移動)ます。


老幼なじみが先頭を行っている筈です。


この話、続きます。
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綱敷天満宮の祭り2017年(新天神)ー5

2017年05月12日 | 散文
獅子が用意されます。




大人達が獅子に入ります。


獅子の上に稚児が乗りました。
三番叟の形態です。


稚児の餅撒きが始まりました。
場内が騒然とします。


大人も近寄って餅を拾います。


縁起物です。


餅が飛びます。


やがて餅撒きが終わると獅子が整列します。


拝殿に向かって菅原道真公に感謝と奉納の挨拶をします。


地元に生まれながら、こんな立派な祭りを催している事に感動しました。
昨日は誰も見掛けなかったのに、こんなに沢山の人が居る事にも驚きました。

我がふるさとは結構素敵です。
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