時々ジョイフル三ノ輪商店街を走ります。都電の始発駅「三ノ輪橋」から次の駅「荒川一中前」まで続く、最近は珍しくなった長いアーケードの商店街です。いつもはこの辺りに来るとプ~ンと漬け物の匂いがします。
東京砂場の総本山の隣です。
私は蕎麦好きですが、漬け物の匂いが苦手です。ですからここ砂場には行かなくなりました。嫌いな匂いはよく感じます。ところが、いつもは感じていた匂いが今日はしません。店が閉まって、ビラが貼られています。
「解体前ねずみ・害虫駆除」と書いています! 解体するんだ!? 解体して新店舗を建てることは無いと思います。老夫婦の経営だったので・・・ つまり、廃業です。
隣のビラには工事の詳細が記されています。3月16日から工事が始まります。つまり、これを見た日です・・・
シャッターの隣には廃材が積まれています。
良く見ると、漬け物樽だった板です。嗚呼!
店の玄関には工事業者のものかなと思わせるヘルメットがあります。
真正面から見ました。シャッターを押した後気が付きました。そこに腰を屈めて作業をしている店主が居ました。このヘルメットを被って作業していたのでしょうか? 見てはいけないものを見てしまった気分になりました。
斜め前はこの商店街唯一の銭湯です。ここもいつまでも在るとは思えません。
ニーズの変化や後継者が継がない等で商店街が無くなっていきます。ここも沢山の店が住宅に建て替わっています。
(元気な頃の店を偲びます)
砂場の向こうの漬物屋です。
夏の漬け物屋です。良く見ると、店名は「藤野青果」だったんですね。初めは青果店だったのが、やがて漬け物屋になったようです。
少ない写真にはいつも店主が写っています。働き者の店主でしたが、遂に店終いです。
お疲れ様でした。ゆっくりと人生を楽しんでくださいね。
私には懐かしい所ばかりで貴重な写真集です。
コメントも良いですね!
ジョイフルの砂場と共に名物店!
とうとう閉店してしまったのですね。。。
最後に通ったのは2月でしたが、そのときは開いてたと思うのですが。。。。
数年前に一年と数ヶ月、自転車でジョイフルを通ってました(介護)
夜9時頃、殆どの店は閉店している中ご主人は腰を曲げて
いつも黙々と店終い作業している姿が印象的でした。
跡地が住宅というのも仕方のない事なのでしょうね。
寂しいものです。
昔は新開地といって亡き母と買い物に行くのが楽しみでした。
年中休みなく働いていた主人でしたね。跡地の新築でゆっくりと過ごして貰いたいです。
そうですか!? ジョイフル三ノ輪商店街は、新開地って言っていたのですか。お教え頂きましてありがとうございます。