市川橋を潜ったら、サイクリングロードは土手上に出ます。見上げる、勝手に呼んでいる「下町ロケットのマンション」です。
対岸からよく眺めています。
正面の石段が、「下町ロケットの石段」です。主人公が座って河川敷やこのマンションを眺めていた場所です。
江戸川大橋まで2,1kmの看板です。・・・ここで気付くべきでした。というか、ちょっと不安感が起きてはいたのです。前回と同じ過ちを起こさない最後のチャンスを、行き先の景色が払拭させました。さあ、サイクリングロードを行きます。
可愛い共同住宅と厳つい工場のコントラストが楽しいです。
サイクリングが楽しいです。
この景色はドラマのシーンで見たことがあります。
橋が見えて来ました。あそこで右岸(東京都)に渡りましょう。
・・・渋々橋を潜ります。
振り仰ぐ江戸川と江戸川大橋です。橋を潜る前に不安が的中しそうな違和感を感じて、土手上を散策していたオジサンに聞きました。
「あの橋に行くにはどうしたら良いのでしょうか?」「あの江戸川大橋はずっと前に京葉道路(高速道路)ができてから渡れないよ。東京都へ行くには、行徳橋まで行くか、市川橋まで戻るかだねえ。江戸川には歩いて渡れる橋が少ないからねえ」
再び土手上のサイクリングロードです。失敗した苦い思い出が鮮やかに蘇りました。前回もここで絶望したのです。
市川橋まで戻るのは遠いです。あれが行徳橋です。
気落ちして踏むペダルは重いです。