荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

高村光太郎縁の第一日暮里小学校

2023年02月20日 | 散文

諏訪台通りの北端です。正面は道灌山です。江戸時代は涼を求める「虫聞き」の場所でした。情緒豊かな歴史的山です。通りは右折して、西日暮里駅横、道灌山通りに出ます。

そんな場所に横断歩道が有ります。狭い一本道です。横断歩道を左に行きます。

車止めが有るちょっとした広場です。入って行きます。

 

「荒川区立第一日暮里小学校」の表札が有りました。なるほど横断歩道の意味が分かりました。ここは通学路で、校門です。「正直親切」のフラッグが張られています?

 

門から覗きました。長そうな石段が有って、白い建物が在ります。校舎でしょうか?

 

広場を見渡すと、ここにも「正直親切」が、石碑として有ります。そしてフクロウの石碑も有ります。何だろう?

 

「創立百周年記念」の説明板が有りました。えっ⁉「正直親切」は高村光太郎の直筆ですか!そして、彼の母校ですか!更に、フクロウは、校歌に謳われている「一日小(突然の略称です。長いものね)」のシンボルですか!?石彫家の名は知りませんが、高村光太郎は私でも良く知っています。先月墓所を訪ねたばかりです。

 

これは凄いぞ!ともう一度覗き込もうとしたら、こんな地図が有ります。なるほど、用は無いけど、ここからじゃ良く見えないので、「ひぐらし門」へ行ってみます。ちなみにこの界隈は、風光明媚な情景を眺めていると日が暮れるのを忘れてしまう、「日暮らしの里」と呼ばれています。

 

諏訪台通りを戻ります。

 

富士見坂です。

 

さっきの地図に従ってこの坂を下ります。ここから富士山が良く見えたそうです。

 

街頭が富士山です。

 

富士見坂を下って振り返りました。

 

降りた所は谷中の底の路地です。

 

ピンクの壁は、枝垂れ桜を見に来る「南泉寺」です。

 

振り返ります。楽しい塀です。

 

あの丁字路でしょうか?

 

路地の突き当りに在りました。第一日暮里小学校です。

 

 

ここにも「正直親切」です。

ちょっと得した気分がする散策でした。


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2 コメント

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Unknown (tomo69163)
2023-02-20 14:22:25
いつもお写真散歩、楽しませて頂いております。
高村光太郎と言うと私は智恵子抄が浮かんできます。
こちら大井町には智恵子の入院したゼームス病院の跡地があり、ゼームス坂と名前だけが残っております。そしてその余韻を求めて十和田湖へも足を伸ばします。
そうでしたか、今回の荒川三歩さんの記事のおかげで、新たな気持ちでそちらへと遊びに行きたくなりました。ありがとうございます。
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tomo69163さん (荒川三歩)
2023-02-20 18:27:07
大井町に智恵子の入院先があるんですか?!
知りませんでした。
てっきり東北とばかり思っていました。
お教え下さってありがとうございました。

千駄木には光太郎の住居跡と、光雲の旧住居が在ります。近い位置に住んでいたようです。是非お出掛けください。
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