今年というか今週2度目の訪問です。先日暑い中を自転車でやって来たら臨時休業でした。
今日は営業中です。
民家の庭に屋台を建てて、テーブルを置いて、週5日やっています。「先日休んだな!」って言ったら、「すみません田植えの準備で・・・」と答えます。年に1度の訪問です。それでも覚えていてくれます。地元の人間と違って、ちょっと標準語っぽいので、覚えやすかったのだと思います。こうして7〜8年の付き合いになります。
いつものとおり「冷やしうどん『中』」を注文して、おでんを取ります。昨年より20円と30円(すじ肉)の値上げをしていました。しょうがないです。何でも上がっているもの。
夫婦二人でやっている店です。「孫兵衞作」に在ります。何とか孫兵衞さんが開拓した村です。
ちょっと時間が早いので客はまだ私だけです。いつも流行っています。火野正平さんも自転車でやって来た店です。田植えの話や終わったばかりの祭りの話や東京の話をしながら、うどんを待ちます。
うどんが来ました。今日は食レポを忘れませんでした。
いつもこのおでん3種です。
うどんは1玉半です。
ネギにおろし生姜に天かすをたっぷり入れた汁です。最後に胡麻をすり掛けていつものメニューです。うどんもおでんも、素朴に旨いです!
満足して、挨拶して帰ります。「また来年来ますね。お二人ともお元気で」こんな店です。
孫兵衛さんの話はこちら。
農家しながらというか、屋台村しながらの農家さんでしょうか。
土地って国に返上するにも、持ち出しなんですね。
あそこ拝見して、もう東京にお帰ったのかと思っていましたら、まだおい出たんですね。
その中で唯一の家内制うどん屋です。
多くのチェーン店や専業店の中で、ホントに頑張っています。他にこのような自家製小規模のうどん屋を知りません。大資本の波に淘汰されてなお、生きています。
「味がようしゅんどるけん旨いぞい」
相続土地の国家帰属の制度が始まって喜んだのですが、難しいです。昨年から1年越しでまだ解決しません。今回やるべきことは全てやりました。
それでもそう、お金を払わなければ認められないのです。
あまり一般に普及しそうにない制度のように思います。