1976年のお正月映画です。マドンナは樫山文枝さんです。
現在も変わっていないように見えますが、本堂に向かって右の石灯篭が無くなりました。
江戸川は、土手も河川敷の道路も数度の改修で姿が変っていますが、三角屋根の取水塔と、水戸街道及びJR常磐線の鉄橋の風景は変わっていません。
河川敷の景色が変っています。何より、当時平屋根の給水塔が、現在は丸屋根に変っています。そして、背後の三角屋根の給水塔を渥美清さんと枯れ草で隠れています。これは、わざとそうしたら演出でしょうか?
現在よりはるかに何にも無くて殺風景な渡し場でした。
何か名残りが無いかと探しました。そうしたら、画面右下の石が現場に残っていました。それによって、桟橋はもっと内陸に在ったと判断できます。護岸整備で拡張したものと思います。
サブ・ストーリーです。女学生(ゲストは桜田淳子さん)が、もしや自分の父親では?と寅次郎を訪ねて来ます。
「高木屋老舗」が健在な帝釈天表参道です。
江戸川の土手まで見送ります。背後の建物に注目しました。よく見ると時計が有ります。
土手の様子はすっかり変わりましたが、映画の時計は学校だと判断しました。映像の現在の風景です。
土手上から見る金町小学校の現在の姿です。
朝日印刷の工員達と、東京大学考古学研究所の学生達とがソフトボールに興じます。バッターはタコ社長です。当時は福利厚生の一環で、会社にチームがありましたね。ユニフォームを作ったりして。
現在も複数のグラウンドが在る広い河川敷です。
マドンナは東京大学で考古学研究所の助手を勤めています。
煉瓦塀は変わっていません。
約50年前の東京大学農学部の正門です。
正門周辺は殆ど変わっていません。守衛室や門扉がそのままです。
映画は晩秋の景色ですが、訪ねて行ったのは冬の盛りです。
この像は、当時無かったと思います。
学内から見た正門周辺です。
こんな探索になりました。