2001年の日本ダービーおよびジャパンカップを勝った、ジャングルポケットが亡くなりました。23歳でした。
この世代のエースは、何と言ってもアグネスタキオンでしたが、アグネスタキオンが皐月賞後に屈腱炎で突然の引退となったあと、先日亡くなったクロフネと、このジャングルポケットが、エースの座をめぐって対決したのが、2001年の日本ダービー。結果は、ジャングルポケットが府中の直線を跳ぶように走り抜けて1着。この勢いのまま、同じ年のジャパンカップも制して、年度代表馬に選ばれました。
5着に負けたクロフネは、秋にはダート路線に変更して、ジャパンカップダートを大差で勝利。その年の3歳世界ランキング1位に輝きました。この世代は、他にも、菊花賞・有馬記念・天皇賞春を連勝したマンハッタンカフェもいます。そして、この4頭ともに種牡馬としても好成績を残したので、『史上最強世代』などと呼ばれることもありました。
若くして亡くなったアグネスタキオン、それを追うように亡くなったのがマンハッタンカフェ。そしてこの1月にはクロフネが亡くなり、またそれを追いようにジャングルポケットが亡くなりました。
今想うと、アグネスタキオンとクロフネとジャングルポケットの3頭が揃って走ったのが、2歳時のラジオNIKKEI杯。この時の3頭は、それぞれ凄みがあって、振り返れば、歴史的な闘いだったと語る人が多いレースでした。これで、みんな、逝ってしまいましたね。
ジャングルポケット、お疲れ様でした。ゆっくりお休み下さい。 合掌